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「苦汁」の意味と読み方とは?ヒントは「なめる」

2023年12月26日

ナヤミィ

苦汁って、なんと読むのかな??

フクロウ

「苦汁」はね、「くじゅう」と読むんだよ。

苦汁くじゅうの意味

1 にがい汁。

2 つらい経験。「―を飲まされる」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

苦汁くじゅうはここに注意

「にがじる」では無いので注意しましょう。(苦い汁で、青汁を連想してしまう方もいらっしゃるかも・・・なのでそう読んでしまう気持ちもわかります)

言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆

読み方を勘違いさえしなければ、カンタンなため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「苦汁くじゅう」の意味は、にがい汁であり、つらい経験のことなんだね。

ナヤミィ

もちろん、言葉は聞いたことがあるよ!

フクロウ

苦汁くじゅうを飲まされる」などで聞いたことがあるのかな?


苦汁くじゅう」の「」は他に「くるしい・にがい・にがな・はなはだ」とも読みます。意味は、

  • くるしい。くるしむ。「苦痛」など
  • 味がにがい。「苦汁くじゅうなど
  • にがにがしい。「苦笑」など
  • 程度がひどい。「苦寒くかん」など
  • にがな。にがみが多い、キク科の多年草。

となっています。あまりうれしくない意味が多いです・・・😂

じゅう」は他に「しゅう・しる・つゆ」とも読みます。意味は、

  • モノからしみ出てくる液体。「果汁かじゅう」など
  • つゆ。お吸い物。

となっています。「肉汁」などでも使われていますよ!

にがい液体」なので「苦汁くじゅうとなりますが、あまりめてみたいとは思いませんよね?

そのため、誰にでもあるであろう、いやな経験やつらい経験を飲む、またはなめるのをイメージして「苦汁くじゅうを飲まされる」といったふうに覚えてみてはいかがでしょうか?🧐

」は「くさかんむり」に「古」となっていますね。「古」は硬い頭部、かぶとの象形です。それで、口がこわばりつばが出ないようなニガイ植物ということで「苦」が成り立ったそうです。

少し覚えにくいようであれば、古い草はニガイ!🤢といったまっすぐなイメージで覚えてみた方がカンタンではありますね!

じゅう」は「さんずい」に「十」となっていますね。「十」には「十分じゅうぶん」にも使われているとおり、満ち足りているといった意味も持っています。ここでは良く見る果汁かじゅうと絡めて、果実の中にある液体(さんずいは水系に関係しているため)を十分にしぼり取ったことをイメージしてみてはいかがでしょうか。😁

また、同じ読み方で「苦渋くじゅう」もありますが、こちらは「にがくてしぶい」「くるしみ、そして悩むこと」という意味のため、「苦汁くじゅう」と似てはいますが使いどころが違うので注意しましょう。😀

覚え方としては、「飲まされる」「なめる」は「苦汁くじゅう」、「味わう」「色」「決断」は「苦渋くじゅう」としておきましょう!

フクロウ

覚えるのはカンタンだけど、同じ読み方の言葉との違いは少し難しいよね。

苦汁の覚え方イメージ
イやな目にあったことがあるのでしょうか。

この言葉、どう使う?

  • この前は苦汁くじゅうを飲まされたからな・・・、倍で返してやる!
  • ミスをしてから更迭こうてつされて、苦汁くじゅうの日々を過ごしていた・・・。
  • 去年の試合では苦汁くじゅうをなめさせられた。

苦汁くじゅう」の類語

嫌な経験、という意味の言葉が似ていますね。

  • 辛酸しんさん・・・つらい目、苦しい目。
  • 嫌な経験・・・嫌な気持ちになった過去のできごと。
  • つらい記憶・・・振り返るとつらかった過去のできごと。

同じ読み方の漢字👀

  • 久住くじゅう・・・長くそこに定住すること。
  • 旧住くじゅう・・・仏語。古くから住んでいること。
  • 苦渋くじゅう・・・苦く、そして渋いこと。または、悩み苦しむこと。

苦汁くじゅう」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 苦汁くじゅうめる・・・つらく嫌な思いをすること。または苦い経験をすること。
ナヤミィ

そういえば、僕も苦汁くじゅうを飲まされたことがあったなぁ・・・!

フクロウ

誰にでも経験があると思うよ。だからこそ、覚えやすい気がするね。

まとめ

苦汁くじゅう」はにがい汁であり、つらい経験のことなんですね。

いやな経験やつらい経験を飲むイメージで、覚えてみてはいかがでしょうか?🧐

」は「くさかんむり」に「古」となっています。「古」は硬い頭部、かぶとの象形とのこと。そこから、口が硬くこわばり、つばが出ないようなニガイ植物ということで「苦」が。古い草はにがそうですからね。

じゅう」の「十」には満ち足りているといった意味もあります。果汁かじゅうと絡めて、果実の中にある液体(さんずいは水に関係しているため)を十分にしぼり取ったことをイメージしてみましょう。

同じ読み方で「苦渋くじゅう」もありますが、こちらは「にがくてしぶい」「くるしみ、そして悩むこと」という意味のため、「苦汁くじゅう」とは違いますので注意しましょう。

「飲まされる」「なめる」は「苦汁くじゅう」、「味わう」「色」「決断」は「苦渋くじゅう」と覚えておきましょう!

多くの人は苦汁くじゅうを飲まされた経験があると思います。

自分が経験したことは、覚えやすいですね。😄

・・・にがいものが好きな方もいらっしゃると思いますが、説明しやすいように「苦汁くじゅう」はあまりめたくない、と書いてあります。😔

二文字

Posted by 管理人