「川蝉」の意味と読み方とは?ヒントは「鳥」
川蝉って、なんと読むのかな??
「川蝉」はね、「かわせみ」と読むんだよ。
川蝉の意味
1 ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。全長17センチくらい。頭から背にかけて光沢のある青緑色、腹は栗色。くちばしは大きく、黒色で、雌は下くちばしが赤。水に飛び込んで魚を捕って食べる。ユーラシアに分布。日本では水辺にみられ、留鳥。翡翠 (ひすい) 。しょうびん。そにどり。《季 夏》「—や露の青空映りそむ/波郷」
2 カワセミ科の鳥の総称。ヤマセミ・アカショウビン・ワライカワセミなど、世界に約90種が分布。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
川蝉はここに注意
読めれば問題ありませんが、漢字だけを見るとセミと勘違いしてしまう可能性がほんの少しあります。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きが、そこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「川蝉」の意味は、カワセミ科の鳥のことなんだね。
あの、青緑っぽい色をしている鳥のことだよね。
そうなんだ。漢字からだと、色まではイメージできないかも知れないね。
「川蝉」の「川」は他に「せん」とも読みますよね。意味は、
- かわ。「河川」など
となっています。この漢字が変化してカタカナの「ツ」に、草書体がひらがなの「つ」になったそうです。
「蝉」は他に「せん・ぜん・蟬しい・蟬く」とも読みます。意味は、
- セミ。「蝉蛻」など
- 美しい。「蝉鬢」
- つづく。
となっています。昆虫のセミの他に、美しいという意味も持っていることが分かりました。
川に棲むセミの意味のようですが、このセミは古名の「ソニドリ」の「ソニ」が転じたものだそうです。
つまり、蝉のことでは無いんですね。
単純に、カワセミの音を当てはめた漢字となっています。
「ソニ」の「ニ」は土の意味で、ソニ(青土)からきたと言われています。カワセミの背中の色は青緑なので、漢字の色だけで見ると近いものがありますね。
カワセミは川や池などの水辺に生息しているため、川に棲むソニ(セミ)ドリをイメージして「川蝉」と覚えておきましょう!😄
「川」は、流れる水からこの漢字が成り立ちました。
「蝉」は部首である「虫」に、「単」となっています。
「単」はただ一つという意味もありますが、この漢字は先端が両またになっている弾き弓の象形から成り立っているとのこと。
異体字である「蟬」を見ると、こちらの「單」は確かに上の先が両またになっているように見えますよね。
この「弾く」から、羽を振るわせて鳴く虫として「蝉」が成り立ったそうですよ。🎵
虫のセミが関係しているのかと思ってしまうよね!
この言葉、どう使う?
- まるで宝石のような見た目をした、川蝉を発見した。
- 水中の獲物に狙いを定めている川蝉がいた。
- チリリリ!と鳴く、川蝉の声が聞こえる。
「川蝉」の類語
カワセミの別名を並べます。
- 魚狗
- 翡翠
- 翡翆
蝉が入っているのに関係無いんだね、びっくり!勘違いしていたよ・・・!
この驚きのおかげで、逆に覚えやすくなっていそうだね!
まとめ
「川蝉」は、カワセミ科の鳥のことなんですね。
川に棲むセミの意味ですが、このセミは古名の「ソニ」が転じたものという話があります。
蝉のことでは無いようですね・・・!
ただ、カワセミの音を当てた漢字となっています。
カワセミは川などの水辺にいるため、川に棲むソニ(セミ)ドリをイメージして覚えておきましょう!😄
「川」は、流れる水から成り立ったそうですね。
「蝉」は部首の「虫」に、「単」です。
「単」はただ一つという意味も持ちますが、この漢字は先端が両またになっている弾き弓の象形から成り立っているそうで・・・。
異体字である「蟬」の「單」は、確かに上の先が両またになっているようにも見えます。
この「弾く」ことから、羽を振るわせて鳴く虫として成り立ったそうですよ。🎵
こちらはいかがでしょうか?
空飛ぶ宝石と言われる、カワセミ。
ホバリングのようなめずらしい飛び方、特徴的な求愛行動などなど、生態等が分かる雑学も載っています!
魅力が詰め込まれた、カワセミの世界を知れる一冊となっていますよ。
宝石とも言われる、だから翡翠とも書くんだね。