「肥沃」の意味と読み方とは?ヒントは「豊か」
肥沃って、なんと読むのかな??
「肥沃」はね、「ひよく」と読むんだよ。
肥沃の意味
[名・形動]土地が肥えていて、農作物がよくできること。また、そのさま。「—な地」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
肥沃はここに注意
「沃」の右側は「夭」のため少し読みにくいので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことはカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「肥沃」の意味は、肥えている土地があり農作物がよくできることなんだね。
たくさんできるなら、良い土地なんだろうなぁ・・・!
養分が多くあるんだろうね。
「肥沃」の「肥」は他に「肥える・こえ・肥やし・肥る」とも読みます。意味は、
- こえる。太る。「肥満」など
- 土地に養分が多い。「肥土」など
- こやし。作物を育てるために土地に加える物。「堆肥」など
- 肥後の国。「肥前」など
となっています。養分が多いように、肥満の方も食べ物の摂取量が多いですよね。
「沃」は他に「おく・沃ぐ・沃える」とも読みます。意味は、
- 水をそそぐ。「沃灌」
- 地味が肥えている。「沃野」など
- 外国語の音訳に。「沃素」など
となっています。水の豊富な、良い土地なのでしょうね。
栄養を取りすぎて肥満ぎみになった土地で、この養分を使いたくさんの農作物が良く育っているイメージで「肥沃」と覚えてはいかがでしょうか?🌱
「肥」は部首の「月」である「にくづき」と、「巴」になっています。
「にくづき」は肉や人体に関する字に使われ、「巴」はうずまきや大蛇などの意味を持つとのこと。
「巴」はここでは太った人を意味していて、そこに「にくづき」を足して太ることを意味して「肥」が成り立ったそうです。
それに、大蛇ならたくさん食べそうですよね。🐍
「沃」は部首である「さんずい」に、「夭」となっています。
合体する前は違う読み方なので、注意が必要ですね!
「夭」は若く美しい他に、不幸や若くして亡くなる意味があります。
流れる水と、若くみずみずしいところから肥えていることを意味する「沃」が成り立ったそうですよ。💧
たくさん養分があるなら、それを作物に分けてあげても良いよね。
この言葉、どう使う?
- いつの日か、この土地が肥沃の地に変わることを心から願っているよ。
- 肥沃な土地を見つけたので、農作物の生産量を上げていくことができそうだ。
- この辺りには肥沃な地が多く、そのため農業が盛んとなっている。
「肥沃」の類語
肥えた土地で作物が良く育つ、という意味の言葉が似ていますね。
- 豊沃・・・土地が豊かで作物がよく実ること。
- 豊饒・・・土地が肥沃で作物がよく実ること。
「肥沃」の対義語
「肥沃」は土地が肥えていて良く育つことなのに対して、こちらは土地に栄養がなく作物などが育たないことになります。
- 不毛・・・土地がやせていて、作物などが育たないこと。何の成果も得られないこと。
- 荒蕪・・・土地が荒れていて、雑草が茂っていること。
同じ読み方の熟語👀
- 比翼・・・比翼の鳥、比翼仕立て、比翼紋の略。
「肥沃」の熟語・ことわざ・慣用句
- 肥沃土・・・農作物がよくできる、肥えた土のこと。
土地が痩せていたら、逆に育たなくなるんだよね。
そうだね、人で考えて見ても脂肪が多い人の方が栄養がありそうに見えるから、人でイメージしてみても良さそう。
まとめ
「肥沃」は肥えている土地があって、農作物がよくできることなんですね。
栄養を取り肥満になった土地の養分を使い、多くの農作物が良く育つイメージで覚えてはいかがでしょうか?🌱
肥満の土でよく育つ、として読み方を覚えておきましょう!
「肥」は部首の「月」である「にくづき」と、「巴」です。
「にくづき」は肉や人体に関する字に使われており、「巴」にはうずまきや大蛇などの意味があるようですね。
「巴」はここでは太った人を意味し、「にくづき」を足して太ることを意味して成り立ったそうですよ。
大蛇なら、たくさん食べそうですからね。🐍
「沃」は部首の「さんずい」に、「夭」です。
部首と合体する前は、違う読み方のようですね。
「夭」は若く美しい、若くして亡くなるなどの意味を持っているとのこと。
そこから流れる水と、若くみずみずしいところから肥えていることを意味して成り立ったそうです。💧