「隧道」の意味と読み方とは?ヒントは「穴」
隧道って、なんと読むのかな??
「隧道」はね、「すいどう」と読むんだよ。
隧道の意味
1 《「ずいどう」とも》トンネル。
2 棺を埋めるために、地中を掘り下げて墓穴へ通じる道。はかみち。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
隧道はここに注意
「隧」は1級のため少し難しいです、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「隧道」の意味は、トンネルや墓穴へ通じる道のことなんだね。
トンネルって、漢字でもあらわせたんだ・・・!
そうみたい、普段使うことは無いけどね。
「隧道」の「隧」は他に「ずい・みち」とも読みます。意味は、
- 墓の奥へと通じる道。「隧道」など
- 地中の道。トンネル。「隧路」など
となっています。トンネルは地面を掘り進めて作られますから、地中の道と言っても不思議ではありませんよね。
「道」は他に「とう・みち・道う」とも読みます。意味は、
- みち。「道路」など
- モラルや信仰上の教え。「道徳」など
- 老子の教え。「道教」など
- 方法。技芸。「武道」など
- 言う。「道破」など
- 仏教で、衆生が輪廻転生する世界のこと。「六道」など
- 北海道の略。「道庁」など
となっています。歩くための道以外にも、いろいろ意味を持っていることが分かりました。
僕たちが毎日使う水道水も、地下に張り巡らされた配水管を通って運ばれてきますよね。
それと同じように、地面の中にある道をイメージして水道と同じ読み方の「隧道」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「隧」は部首である「こざとへん」に、「遂」となっています。
「こざとへん」は丘に関する字に主に使われ、「遂」には成し遂げる、ついに、かなうなどの意味があるとのこと。
今回の「隧」は「しんにょう」の点が2つとなっている点、他に「遂」にある「豕」の上部分がさかさまになり「八」となっている点に注意が必要です!
「豕」はブタやイノシシの意味があるので、イノシシが丘を掘り進め、みごと開通させてトンネル造りを遂行したイメージで「隧」を覚えてみてはいかがでしょうか?🐗
もしかしたら、掘るのに「八」年かかったのかも知れません・・・!
「道」は部首である「しんにょう」に、「首」となっています。
「しんにょう」は進むことに使われ、「首」は頭であったり、先頭などの意味を持ちますよね。
実は、他人の頭部を持ちながら歩く人の姿をあらわしている、とされています。どうやら、異民族のようですが・・・、誰の首にしても怖い話ですよね。😨
新たに道を造る際に、お祓いのために首を持って土地の霊に挨拶をして鎮めるイメージで覚えておくのも良いですが・・・。ここまで深く覚えなくても、問題はありません。
誰が掘っているのか、漢字からイメージしてみると覚えやすいね!
この言葉、どう使う?
- 隧道を掘る仕事を任せられた。
- 隧道の中は薄暗く、奥の方はよく見えない。
- 長い隧道を抜けた先に、とんでもない景色が広がっていた。
「隧道」の類語
トンネルのように地中に掘られた道、という意味の言葉が似ていますね。
- 横坑・・・ほぼ水平に掘られた地下道。
- 坑道・・・地下に作られた道。
同じ読み方の熟語👀
- 水道・・・上水道のこと。川などの水を飲み水などにするための施設のこと。船が通る道のこと。
「隧」にはイノシシも隠れていたんだ・・・!
猪突猛進で、ひたすら掘っているイメージもできるね!
まとめ
「隧道」は、トンネルや墓穴へ通じる道のことなんですね。
水道水も、地下に張り巡らされた配水管を通り運ばれてきます。
同じように、地中にある道をイメージして水道と同じ読み方で覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「隧」は部首の「こざとへん」に、「遂」です。
「こざとへん」は丘に関する字に使われ、「遂」は成し遂げる、ついになどの意味を持ちますよね。
今回の「隧」は「しんにょう」の点が2つ。また、「遂」にある「豕」の上部分がさかさまで「八」になっている点に注意しましょう!
「豕」はブタやイノシシの意味を持つため、イノシシが丘を掘り進め、みごとトンネル造りを完遂したイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🐗
掘るのに「八」年かかったのかも知れませんね、大変です。
「道」は部首の「しんにょう」に、「首」です。
「しんにょう」は進むことに使われており、「首」は頭や先頭などの意味を持ちますよね。
他人の頭部を持ちながら歩く人の姿をあらわしている、と言われています。異民族とのことですが、誰の首にしても怖い話です・・・。
こちらはいかがでしょうか?
スイス・アルプス山脈の世界最長の鉄道トンネルであるゴッタルド・ベース・トンネル。
こちらの本は、このトンネルを現地記者が取材をして書きあげた一冊で、第9回子どものための感動ノンフィクション大賞最優秀作品となっています。
長いトンネルを造るには、当然とてつもない労力がかかりますよね。
それでも、この長いトンネルを造った意味。
それは利便性のためだけではなく、地球環境のためでもありました。
危険かつ多くのお金がかかりますが、それでも将来のための持続可能な輸送を目指すのか・・・、その道のりを知りたい方は、1度手に取ってみてください。
お子さんに買ってあげるのもいいですね。😊
トンネルは、何も考えずに掘ってできるわけでは無いからね。