「悪辣」の意味と読み方とは？ヒントは「たちが悪い」

2024年5月9日2024年7月12日

悪辣あくらつの意味

［名・形動］情け容赦もなく、たちが悪いこと。あくどいこと。また、そのさま。「—な手段」

出典　デジタル大辞泉（小学館）

悪辣あくらつはここに注意

「辣らつ」の部首の書き方に、注意しておきましょう！

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きがそこまで難しくため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「悪辣あくらつ」の「悪あく」は他に「お・悪わるい・悪あし・悪にくむ・悪いずくんぞ」とも読みます。意味は、

• 悪い。正しくない。「悪事あくじ」など
• 品質がよくない。「粗悪そあく」など
• にくむ。嫌いやがる。「憎悪ぞうお」など
• 美しくない。「醜悪しゅうあく」など
• いずくんぞ。疑問や反語の助字として。

となっています。みなさん、負のイメージを持っていますよね。

「辣らつ」は他に「辣からい・辣きびしい・辣むごい」とも読みます。意味は、

• ピリッとからい。「辛辣しんらつ」
• きびしい。すごい。むごい。「辣腕らつわん」など

となっています。部首が「辛しん」のため、辛からい意味が入っているのですね。🌶️

この漢字は、「辣韮らっきょう」にも使われています。

好きで食べている方もおおいですよね。このらっきょうの「らつ」の部分として、読み方を覚えておきましょう！

あまりにもしつこく、容赦ようしゃがない。正しいとは言えないやり方を押し付けてきて、たちが悪いイメージで「悪辣あくらつ」と覚えてみてはいかがでしょうか？🧐

「悪あく」は部首の「心」である「りっしんべん」と、「亜あ」になっています。

「心」は、感情などの心に関する字に多く使われるとのこと。

「亜あ」は２番目や同類、化合物中で酸化の程度の低いものを表す語の意味を持っています。また、アジアの略でもありますよね。

「亜あ」は、古代のお墓を上から見た象形文字と言われています。

旧字は「亞あ」なので、中が部屋になっているようにも見えますよね。

このお墓は大きめの物をイメージしましょう。例えば、良く知らない人の物であれば中に入るのに良い気はしないのではないでしょうか。

そこから、悪い気がするイメージで「悪あく」と覚えておくのも良さそうです。

「辣らつ」は部首である「辛しん」と、「束そく」になっています。「辛しん」の書き方には、少し注意が必要ですね。🧐

「辛しん」は味がからかったり、罪つみに関する字におもに使われています。

そして「束そく」には、１つに纏まとめる意味がありますよね。

「辛しん」は、罪人に入れ墨ずみをする針はりの形からできていると言われています。

罰ばっするために、束たばねられた数本の針はりで刺す。そうなれば、厳きびしい痛いたみがおそいかかってきますよね。

そこから、針はりで刺すような辛からさをイメージして「辣らつ」を覚えてみてはいかがでしょうか？🪡

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この言葉、どう使う？

• このままでは埒らちがあかないと考えたのか、奴はとうとう悪辣あくらつな手段に出た。
• 思い通りにならないからと道の途中で放り出すのは、あまりにも悪辣あくらつである。
• それほどまでに嫌きらいなのか、彼は悪辣あくらつな返答をしてきた。

「悪辣あくらつ」の類語

たちが悪いこと、という意味の言葉が似ていますね。

• 邪悪じゃあく・・・心がねじ曲がっていて悪いこと、またそのもの。
• 奸佞かんねい・・・心が曲がり悪賢く、人にこびへつらうこと。
• 奸悪かんあく・・・心がねじれていて悪いこと。また、そういった人。

「悪辣あくらつ」の対義語

「悪辣あくらつ」はたちが悪いことなのに対して、こちらは悪くないことになります。

• 善良ぜんりょう・・・性質の良いこと。おだやかで素直すなおなこと。
• 誠実せいじつ・・・まごころを持ち、人や物事に対応すること。

「悪辣あくらつ」の熟語・ことわざ・慣用句

• 悪辣非道あくらつひどう・・・悪いことを平気でおこなうこと。
• 悪辣無比あくらつむひ・・・他と比べられない位、たちが悪いこと。
• 悪辣百般あくらつひゃっぱん・・・１つでは無く、ありとあらゆるあくどいこと。

まとめ

「悪辣あくらつ」は容赦ようしゃが無くむごい、たちが悪いことなんですね。

とってもしつこく、容赦ようしゃ無し。

あくどい方法で押し付けてきて、たちが悪いイメージで覚えておきましょう。🧐

「悪あく」は部首の「心」と、「亜あ」です。

「心」は、感情などの心に関する字に主に使われていますね。

「亜あ」は２番目、同類、化合物中で酸化の程度の低いものを表す語の意味を持ち、他にアジアの略にもなるとのこと。

「亜あ」は、古代のお墓を上から見た象形文字と言われているようです。

旧字は「亞あ」で、中が部屋にも見えますよね。

大きめなお墓で、あまり知らない人の物だと中に入るのに良い気はしないと思います。

なので、悪い気がするイメージで覚えておくのもアリですよね。

「辣らつ」は部首の「辛しん」と「束そく」ですが、「辛しん」の書き方には注意しておきましょう。🧐

「辛しん」は味がからい他に、罪つみに関する字に主に使われています。

「辛しん」は、罪人に入れ墨ずみをする針はりの形からできているとのこと。

そして「束そく」は、１つに纏まとめる意味を持ちますよね。

罰ばっするために、束たばねた数本の針はりで刺されたとなれば、厳きびしい痛いたみがおそいます。

そこから、針はりで刺すような辛からさをイメージして覚えてみましょう。🪡