「既望」の意味と読み方とは?ヒントは「十六夜」
既望って、なんと読むのかな??
「既望」はね、「きぼう」と読むんだよ。
既望の意味
《既 (すで) に満月を過ぎた意》陰暦16日の夜。また、その夜の月。いざよい。《季 秋》
出典 デジタル大辞泉(小学館)
既望はここに注意
何かを望んでいるわけでは無いため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「既望」の意味は、陰暦の16日の夜のことなんだね。
なんで、特定の日になるんだろう?
実は、満月が関係しているんだ!
「既望」の「既」は他に「既に」とも読みますよね。意味は、
- すでに。済んでしまったこと。「既存」など
- 尽きる。「皆既食」など
となっています。もう済んだあと、という意味がありますよね。
「望」は他に「もう・望む・もち・望む」とも読みます。意味は、
となっています。望むということは、手がすぐには届かない、遠くにある気がしませんか?✋
満月の夜を、陰暦15日の夜でもある「十五夜」とも言うように、「望」は満月、つまり15日も意味しているようです。
この満月である15日の夜が、既に過ぎたところから来ているので、次の日の夜。
つまり16日の夜をイメージして「既望」と覚えておきましょう!
「既」の部首は右側となっており、「旡」はむせるように、食べ物がノドに詰まる意味があります。
調べて見ると、食器に盛られた食べ物から、人が顔をそむけている象形から成り立っているとのこと。
ノドが詰まるほどたくさん食べて、食べ物か食欲が尽きてしまったのかも知れませんね。
それに、尽きたということは食事が既に終わったということでもあります。
そこから「既」を覚えてみてはいかがでしょうか?
「望」は部首が「月」で、他に「亡」と「王」になっています。
目を大きく見開き、背伸びをしている人が遠くをのぞむところから成り立ったと言われていますよ。
大きく見開く目は、満月にも見えそうではありませんか?👀
見ている人は、王さまかも知れません。
背伸びをすれば、今より少しだけでも遠くを見れる・・・気もしますし、人気のある人の周りには人だかりができるので、背伸びをしないと見ることが難しいですよね。
「月」があるので、遠くの満月を見ているのかも知れません・・・!👀
陰暦の満月の次の日なんだね!
この言葉、どう使う?
- 既望の月が辺りを照らしている。
- 既望の夜に、晴れた空を見上げる人は一体どれほどいるのだろう。
- 満月で満足してしまったので、今夜が既望ということを失念していた。
「既望」の類語
陰暦16日の夜、という意味の言葉が似ていますね。
- 十六夜・・・陰暦の8月16日の夜のこと。
同じ読み方の熟語👀
多いので、ここでは5つのみ並べます。
そっか、「望」はなにも望んでいるだけでは無いもんなぁ。
満月の次の日のことを表す熟語があるなんて、面白いよね。
まとめ
「既望」は、陰暦の16日の夜ということなんですね。
「望」は満月、15日も意味しています。
この満月である15日の夜が、既に過ぎた16日の夜をイメージして覚えておきましょう!
「既」の部首は右側のため、勘違いしないようにしたいところです。
「旡」はむせる、食べ物がノドに詰まる意味があるとのこと。
調べると、食器に盛った食べ物から、人が顔をそむけている象形から成り立っているそうです。
ノドが詰まるほどたくさん食べて、食べ物などが尽きてしまったのかも知れません。
尽きたなら、食事は既に終わっていますよね。
この、既に尽きたところから覚えてみてはいかがでしょうか?
「望」は部首が「月」で、他に「亡」と「王」です。
目を大きく見開き、背伸びをしている人が遠くをのぞむところから成り立ったとのこと。
丸く大きく見開く目は、満月にも見えそうですよね。👀
それに、見ている人は王さまかも知れません・・・!
背伸びをすれば、今より少しだけでも遠くを見れます。
人気者の周りには人だかりができるので、背伸びをしないと見ることが難しいですからね。
こちらはいかがでしょうか?
十六夜バラという、バラはご存じでしょうか?
花弁が多いのですが、完全な円形にはならずに花の一部が欠けたようになるところから、十六夜バラと呼ばれているそうです。
満月が過ぎた次の日である既望、十六夜の名にピッタリですね。😊
やはり、バラにも色んな種類があるんだね。