「幾望」の意味と読み方とは?ヒントは「満月に近い」
幾望って、なんと読むのかな??
「幾望」はね、「きぼう」と読むんだよ。
幾望の意味
《幾 (ほとん) ど満月に近い意》陰暦14日の夜。また、その夜の月。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
幾望はここに注意
「幾」の持つ意味に、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きはそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「幾望」の意味は、ほとんど満月に近い意味で、陰暦14日の夜のことなんだね。
「幾」って、「幾重」とかに使われているあれだよね?
そうだね。実は、「幾ど」とも読むんだ!
「幾望」の「幾」は他に「いく・幾ど・幾し・幾う」とも読みます。意味は、
- いくつ。「幾何」など
- ほとんど。ちかい。「幾望」
- 少しずつ。それとなく。「幾諫」
- きざし。「幾微」
- こいねがう。希望する。「庶幾」
となっています。「幾」の草書体の省略形が、カタカナの「キ」に。
草書体が、ひらがなの「き」になったそうです。
「望」は他に「もう・望む・もち・望む」とも読みます。意味は、
となっています。望むということは、手がすぐには届かない、遠くにある気がしませんか?✋
陰暦の15日は、満月の夜を意味しています。
その日にとても近い日、もう幾ど満月と言ってもいい14日の夜をイメージして「幾望」と覚えておきましょう!
「幾」の部首は、「幺」の「いとがしら」になっています。
「いとがしら」は、小さいことや細かいことなどをあらわす字に主に使われているとのこと。
その他に、「戈」と「人」でできていますね。
「戈」は戦いであり、武器であるほこの意味があります。
守るための兵士が抱く、細かな気づかいを意味して、かすかを意味する「幾」が成り立ったと言われていますよ。
「望」は部首が「月」で、他に「亡」と「王」になっています。
目を大きく見開き、背伸びをしている人が遠くをのぞむところから成り立ったと言われていますよ。
大きく見開く目は、満月にも見えそうではありませんか?
見ている人は、王さまかも知れませんね。
背伸びをすれば、今より少しだけでも遠くを見れる・・・気もしますし、人気のある人の周りには人だかりができるので、背伸びをしないと見ることが難しいですよね。
「月」があるので、遠くの満月を見ているのかも知れません・・・!👀
前日なら、確かにほぼ満月かも・・・!
この言葉、どう使う?
- 昨夜の幾望も、十分に美しかった。
「幾望」の類語
陰暦14日の夜、またはその夜の月という意味の言葉が似ていますね。
- 小望月・・・望月の前夜の月のこと。
- 待宵・・・次の日の十五夜の月を待つ宵の意味で、陰暦8月14日の夜のこと。また、来るはずの人を待つ宵のこと。
同じ読み方の熟語👀
多いので、ここでは5つだけ並べます。
- 匱乏・・・物が足りないこと。
- 既望・・・すでに満月を過ぎたという意味で、陰暦16日の夜。
- 企望・・・企てて、その達成を望むこと。
- 希望・・・お願い。将来に対する期待。
- 鬼謀・・・人では思いつかないような、優れたはかりごと。
前日のことを言っているんだね、中々面白い・・・!
上にも書いたように、他にも前夜の月のことを言っている熟語があるから、一緒に覚えておきたいね!
まとめ
「幾望」は、ほとんど満月に近い意味で、陰暦14日の夜のことなんですね。
陰暦15日の満月の夜にとても近い日、幾ど満月と言ってもいい14日の夜をイメージして覚えておきましょう!
「幾」の部首は、「幺」の「いとがしら」です。
「いとがしら」は、小さいことや細かいことなどをあらわす字に使われているそうですね。
他に、「戈」と「人」があります。
「戈」は戦いであり、武器であるほこの意味を持っているとのこと。
守備兵が抱く細かな気づかいを意味し、かすかを意味して成り立ったと言われています。
「望」は部首が「月」で、他に「亡」と「王」です。
目を見開き、背伸びをしている人が遠くをのぞむところから成り立ったとのこと。
大きく見開く目は、満月にも見えそうですね。
見ている人は、王さまかも。
背伸びで今より少しだけ遠くを見れる気もしますし、人気者の周りには人だかりができるので、背伸びをしないと見ることが難しいですからね。
「月」があるので、遠くの満月を見ているイメージもできます。👀