「顕著」の意味と読み方とは?ヒントは「目立つ」
顕著って、なんと読むのかな??
「顕著」はね、「けんちょ」と読むんだよ。
顕著の意味
[形動][文][ナリ]際立って目につくさま。だれの目にも明らかなほどはっきりあらわれているさま。「—な業績」「徴候が—に現れる」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
顕著はここに注意
「顕」の部首を間違えないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「顕」が、少しだけ難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「顕著」の意味は、誰が見ても分かるほど、ハッキリとあらわれている様子のことなんだね。
そんなに目立っているのかな?
それはもう、著しいね。
「顕著」の「顕」は他に「顕らか・顕れる」とも読みます。意味は、
- ハッキリと目立っている。あきらか。「顕現」など
- 隠れたものを明らかにする。「露顕」など
- 地位や身分が高い。「顕要」など
- 顕教の略。「顕密」
となっています。身分が高い人も、目立ちますよね。
「著」は他に「ちゃく・じゃく・著す・著しい・著る・著く」とも読みます。意味は、
- 書きあらわす。「著書」など
- いちじるしい。目立つ。「著名」など
となっています。「着」の本字であり、「きる」「つく」として使われることがあります。
どちらにも目立つという意味があるため、特に際立って目立ち、誰が見ても分かるほど、著しくハッキリとあらわれている様子をイメージして「顕著」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「顕」の部首は「頁」の「おおがい」となっており、頭や顔の状態などに関する字に主に使われるそうです。
旧字は「顯」となっており、左側の「㬎」に、明らかやハッキリと見えるさまの意味があるとのこと。
顔を明るい所に出して、ハッキリと見せることを示しているそうですよ。
「著」は部首である「くさかんむり」に、「者」となっています。
「くさかんむり」は草花の種類や、草花で作られたものに関する字に主に使われるとのこと。
「者」は特定の人や物などを指し、強調や仮定の条件をあらわす助字でもあります。また、時をあらわす語に添える助字でもあるそうです。
下の方は、どうやら多くの物を集める意味のようで、草で作られた衣服から「きる」ことを、多くの物を集めてハッキリとした形にあらわすことから「著」が成り立ったそうですよ。
誰が見ても分かりやすいのは、助かるね!
この言葉、どう使う?
- 顕著な業績をあげている。
- 住むところによっては、生活に顕著な差がある。
- 経済の発展が顕著に見られる。
「顕著」の類語
ハッキリとあらわれている、という意味の言葉が似ていますね。
- 明瞭・・・ハッキリとしていること。
- 明白・・・明らかであり、疑う余地のないこと。
- 瞭然・・・ハッキリとしていて疑いのないさま。
「顕著」の対義語
「顕著」はハッキリとしていて目立つことなのに対して、こちらは分かりにくく目立たないことになります。
- 隠微・・・外にあらわれず、分かりにくいこと。微かで目立たないこと。
- 漠然・・・ぼんやりとして、ハッキリしないさま。広くはてしないさま。
- 曖昧模糊・・・内容や状態がハッキリせず、あやふやでぼんやりしているさま。
「顕著」の熟語・ことわざ・慣用句
- 顕著な普遍的価値・・・OUVという、世界遺産に登録されるための必要条件のこと。
目立ちにくいと気づくことができないかも知れないから、分かりやすくなってくれているのは良いことかも・・・。
どちらにも目立つ意味があるから、分かりやすくなっているね!
まとめ
「顕著」は誰が見ても分かるほど、ハッキリとあらわれている様子のことなんですね。
どちらも目立つ意味があるので、特に目立っており、誰が見ても分かるくらい著しくハッキリとあらわれている様子をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
「顕」の部首は「頁」の「おおがい」で、頭や顔の状態などに関する字に使われるそうですね。
旧字は「顯」で、左側の「㬎」に明らかやハッキリと見えるさまの意味があるようです!
顔を明るい所に出し、ハッキリと見せることを示しているとのこと。
「著」は部首の「くさかんむり」に、「者」です。
「くさかんむり」は草花の種類や、草花で作られたものに関する字に使われるそうですね。
「者」は特定の人や物などを指し、強調や仮定の条件をあらわす助字でもあり、時をあらわす語に添える助字でもあります。
下の方は多くの物を集める意味で、草で作られた衣服から「きる」ことを、多くの物を集めてハッキリとした形にあらわすことから「著」が成り立ったと言われていますよ。