サンプル

「羂索」の意味と読み方とは?ヒントは「5色の糸」

2024年10月18日

ナヤミィ

羂索って、なんと読むのかな??

フクロウ

「羂索」はね、「けんさく」と読むんだよ。

羂索けんさくの意味

《「羂」はわなの意で、もと、鳥獣をとらえるわなのこと》5色の糸をより合わせ、一端に環、他端に独鈷杵 (とっこしょ) の半形をつけた縄状のもの。衆生救済の象徴とされ、不動明王・千手観音・不空羂索観音などがこれを持つ。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

羂索けんさくはここに注意

けん」は1級のため少し難しいです、注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★★★☆

けん」の読み書きが、少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「羂索けんさく」の意味は、5色の糸をより合わせて、環と独鈷杵とっこしょの半形をつけた縄状のものなんだね。

ナヤミィ

独鈷杵とっこしょが何なのかも、よく知らないや・・・。

フクロウ

法具の1種で、両端がとがった棒状の宗教用具なんだよ。


羂索けんさく」の「けん」は他に「わな・くくる」とも読みます。意味は、

  • わな。「羂索けんさく
  • くくる。つなぐ。

となっています。わなの意味で、もとは鳥獣をとらえる罠のことだったようですよ。

さく」は他に「なわ・つな・もとめる・さがす」とも読みます。意味は、

  • 太いなわ。つな。縄索じょうさく」など
  • 手づるにより探し求める。「詮索せんさく」など
  • ちる。離れる。ものさびしい。「索然さくぜん」など

となっています。どうやら、太いなわのことも言っているようです。

どちらにも「糸」があり、「さく」は太いなわの意味もあるので、この糸をより合わせて一端に環、他端に独鈷杵とっこしょの半形をつけた縄状のものを作ったイメージで「羂索けんさくと覚えてみてはいかがでしょうか?

これは不動明王などが持ち、衆生済度しゅじょうさいどの象徴とされているようです。なんだかすごい法具ですね・・・!🧐

けん」は部首である「あみがしら(上にある、目を横にしたような形のものです)」に、「けん」となっています。

「あみがしら」はあみの種類や、あみわなにかけてらえることなどに関する字に主に使われるとのこと。

けん」はきぬ糸や、この糸でった織物おりものの意味がありますね。

この糸を使い網を作り、罠にかけて捕まえるイメージで「けんを覚えてみてはいかがでしょうか?🧶

さく」は部首である「糸」の上に、「十」と「べき」になっています。

部首の「糸」は糸の形状や、糸を加工して作られたものなどに関する字に主に使われるとのこと。

「十」は数であり、数が多いことや満ち足りている意味もありますよね。

べき」は、布などを上からかぶせ、おおう意味を持ちます。

さく」は上部が屋根の象形で、下部により糸と両手の象形があるそう。

そこから、なわをたぐり寄せるように求める意味で成り立ったと言われています。

フクロウ

この糸は、青・黃・赤・白・黒の5色みたいだよ!

羂索の覚え方イメージ
左手に持っている物ですね。

この言葉、どう使う?

  • 左手に羂索けんさくを持っている。
  • 羂索けんさくが破損してしまっている。
  • 千手観音が羂索けんさくを持ち、鎮座ちんざしている。

同じ読み方の熟語👀

  • 建策けんさく・・・計画を立てること。
  • 研削けんさく・・・物の表面を、砥石といしなどでけずりなめらかにすること。
  • 検索けんさく・・・必要な情報を調べ、探し出すこと。
  • 献策けんさく・・・上の者や公の機関に対し、計画などをべること。
ナヤミィ

大事な物だっていうのは分かったよ・・・!

フクロウ

法具だから少し覚えにくいところもあるだろうけど、どういった物なのかだけでも覚えておきたいね!

まとめ

羂索けんさく」は5色の糸をより合わせて、環と独鈷杵とっこしょの半形をつけた縄状のものなんですね。

どちらも「糸」が入っていますし、「さく」は太いなわの意味もあるため、この糸をより合わせて一端に環、他端に独鈷杵とっこしょの半形をつけて作られた縄状のものをイメージして覚えておきましょう。

不動明王などが持ち、衆生済度しゅじょうさいどの象徴とされているそうです。すごい法具ですよね!🧐

けん」は部首の「あみがしら(上の、目を横にした形のもの)」に、「けん」です。

「あみがしら」はあみの種類や、あみにかけてらえることなどに関する字に使われるそうですね。

けん」はきぬ糸や、この糸でった織物おりものの意味を持ちます。

この糸を使って網を作り、罠にかけて捕まえるイメージで覚えておきましょう。🧶

さく」は部首の「糸」の上に、「十」と「べき」です。

部首の「糸」は糸の形状や、糸を加工して作られたものなどに関する字に使われるそうですね。

「十」は数でもあり、数が多いこと、満ち足りている意味もあります。

べき」は、布などを上からかぶせておおう意味を持つとのこと。

さく」は上が屋根の象形、下がより糸と両手の象形となっているそうで、なわをたぐり寄せるように求める意味で成り立ったそうですよ。

二文字

Posted by 管理人