「芝蘭」の意味と読み方とは?ヒントは「いい香り」
芝蘭って、なんと読むのかな??
「芝蘭」はね、「しらん」と読むんだよ。
芝蘭の意味
1 レイシとフジバカマ。転じて、香りがよい草。
2 性質・才能・人徳のすぐれた人のたとえ。「—の友」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
芝蘭はここに注意
「芝」を「しば」と読まないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「芝蘭」の意味は、香りが良い草であり、才能や人徳の優れた人のたとえのことなんだね。
レイシとフジバカマって、何のことなんだっけ・・・?
レイシは漢字で「霊芝」と書くマンネンタケの別名で、タマチョレイタケ科のキノコ。
フジバカマは、キク科の多年草みたいだよ。
「芝蘭」の「芝」は他に「しば」とも読みますよね。意味は、
- しば。イネ科の多年草。「芝居」など
- ひじりだけ。さいわいだけ。キノコの一種。「桂芝」など
となっています。草の他に、キノコの一種の意味もあることが分かりました。
「蘭」は他に「ふじばかま・あららぎ」とも読みます。意味は、
- キク科の多年草。ふじばかま。秋の七草のひとつ。「蘭草」
- ラン科の多年草の総称。「鈴蘭」など
- あららぎ。植物で、イチイの別称。
- 芳しく美しいものの美称。「芝蘭」
- 文書をあつかう役所。「蘭台」
- オランダの略。「蘭学」など
となっています。色んな植物の意味もあるようですね。
芳しいとは、匂いが良いということです。
他に、好ましく立派なものと認められるさまの意味も持ち合わせているとのこと。
また、霊芝は中国や日本で幅広い薬能があると信じられていたそうです。
そこから、良い効能を持ち、いい匂いのする草をイメージして「芝蘭」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
良いことが多いので、優れた人の例えに使われるのも頷けますね。
「芝」は部首である「くさかんむり」の下に、「之」となっています。
「くさかんむり」は草花の種類や、これで作られたものなどに関する字に使われていますね。
「之」は、これ。この。のように人や物事を指し示す意味や、赴く意味を持っています。
赴くということは、どこかに行くということ。
地面などから足先を突き出しているように生える、タケをイメージして「芝」を覚えておきましょう!
「蘭」は部首である「くさかんむり」に、「門」と「東」になっています。
「門」は出入り口や一族などの意味、「東」は方位の東や主人の意味などがありますね。
「くさかんむり」の下は、どうやら門で閉じ込めることを意味しているそうで、上に草があることから良い香りや美しさを閉じ込めた草の意味で「蘭」が成り立ったと言われています。
「芝」の読み方には注意しておきたいね。
この言葉、どう使う?
- 芝蘭の友に会いに行く。
- 芝蘭の良いかおりがする。
同じ読み方の熟語👀
- 紫蘭・・・ラン科の多年草で、しめった崖などに生えている。
- 雌卵・・・夏卵という、ミジンコなどで雌が春から夏にかけて単為生殖によって産むタマゴのこと。
「芝蘭」の熟語・ことわざ・慣用句
- 芝蘭の化・・・良い友と交わることにより受ける、良い感化。
- 芝蘭玉樹・・・優れた人材であり、他人の才能ある子弟を褒めて言う語。
- 芝蘭之交・・・徳の高い人との交際。また、高潔な人同士の社交。
- 芝蘭結契・・・いい影響を受ける、賢者との交友のこと。
- 芝蘭の室に入るが如し・・・立派な人と交際すると、自然とそのいい影響を受けることのたとえ。
いい香りの草が、優れた人のたとえにもなるんだね。
香りが良い草にも、優れた人にも、人が集まりそう!
まとめ
「芝蘭」は香りが良い草でもあり、才能や人徳の優れた人のたとえのことなんですね。
芳しいとは、匂いが良いことですよね。
また、好ましかったり立派なものと認められるさまの意味もあるみたいです。
霊芝は、中国や日本で幅広い薬能があると信じられていた話もあるとのこと。
なので、良い効能を持っており、いい匂いのする草をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
良さそうな草です、優れた人の例えに使われるのも納得できますね。
「芝」は部首の「くさかんむり」と、「之」です。
「くさかんむり」は、草花の種類などに関する字に使われていますね。
「之」は、人や物事を指し示す意味の他に、赴く意味もあります。
赴く、つまりどこかに行くんですよね。
地面などから足を突き出すように生える、タケをイメージして覚えておきましょう!
「蘭」は部首の「くさかんむり」に、「門」と「東」です。
「門」は出入り口や一族などの意味、「東」は方位の東や主人の意味などを持ちます。
「くさかんむり」の下は門で閉じ込めることを意味しているそうで、良い香りや美しさを閉じ込めた草の意味で成り立ったと言われていますよ。