「練貫」の意味と読み方とは?ヒントは「織る」
練貫って、なんと読むのかな??
「練貫」はね、「ねりぬき」と読むんだよ。
練貫の意味
1 縦糸に生糸、横糸に練り糸を用いた平織りの絹織物。練り。
2 「練貫酒」の略。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
練貫はここに注意
よく見る、練習や練乳に使われているので「れん」と読んでしまいたくなりますが、それだと間違うので注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み方が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「練貫」の意味は、平織りの絹織物のことなんだね。
そうなんだ~。ゴメン、実はあまり織物に詳しくなくて・・・。
ここでは意味と読み方を説明しているだけだから、大丈夫だよ。
「練貫」の「練」は他に「れん・練る・ねりぎぬ」とも読みます。意味は、
- 練る。絹をねる。練り絹。「練糸」など
- 心身や技を鍛える。「練習」など
- こねる。練りかためる。「練乳」など
- なれてうまくなる。「練達」など
となっています。絹を練る、という意味がこちらにありますね!
「貫」は他に「かん・わん・貫く・貫く・貫く」とも読みます。意味は、
- やりぬく。「貫徹」など
- ならわし。「旧貫」
- つらぬく。「貫通」など
- 重さの単位。「尺貫法」
となっています。
織物は、縦と横の2本の糸を使用して交差させて作られています。これは、お互いの間を貫きあって作られているようにも見えますよね。
そのため「貫きあって練る」イメージで「練貫」と覚えてはいかがでしょうか?😆
「練」は「糸」と「東」となっています。「東」はたばねた袋の中に、選別して入れられたものの象形となっています。そのため、袋の中に選別された糸が入っているイメージで、良いものを選び取るとして「練」が成り立ったと覚えてみましょう!
「貫」は上の部分が物に穴をあけて貫いている、そして下は貝の象形のようです。貝は貨幣として使用されていた子安貝の象形のため、その貨幣を貫き通したイメージで覚えてみてはいかがでしょう🤔
何をしているか、をイメージしてみよう!
「練貫」の類語
織物、布などが似ていますね。
- テキスタイル・・・織物。
- 織布・・・織った布のこと。
- 機物・・・布を織るためのもの。機で織ったもの。
同じ読み方の漢字👀
- 練緯・・・練貫と同じ。
「練貫」の熟語・ことわざ・慣用句
- 練貫酒・・・練り酒のことで、白酒に似ていて濃く、粘り気のある酒。
言葉の勉強をしていたのに、織物についても少し知識が増えた・・・!(ほんの少しだけど・・・)
これでまた、知識の幅が広がったね。
まとめ
「練貫」は、平織りの絹織物のことなんですね。
少し読むのが難しかったかも知れませんね。
自分では知らない分野の言葉だと、今回のように知らない言葉もものすごくたくさんありますよね。言葉を覚えつつ、あなたの知らなかった分野の知識も増やしていきませんか?
こちらはいかがでしょうか?
「練貫」なので、今回は織物の技法書の紹介です。
おしゃれな織物の手順写真と解説で、初心者の方でも安心して始めることができる本です。
ポーランドのヤノフ村、聞いたことありますか?この本は、このヤノフ村の織物に関する初の本となっており、文化資料としても活用できます😆
ちょっと高くも感じますが、
- 現地取材で織り手や工房の様子を、写真などでも紹介している。
- 文化資料としても活用できる。
- 技法書としても使え、文化にまつわる文章もあるのでどちらの勉強にもなる。
といった点を考えると仕方ないことかも知れませんね・・・🤔
織物をつくったことがあるって人、どのくらいいるかな?