「晦朔」の意味と読み方とは?ヒントは「終わりと始まり」
晦朔って、なんと読むのかな??
「晦朔」はね、「かいさく」と読むんだよ。
晦朔の意味
みそかと、ついたち。また、1か月間。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
晦朔はここに注意
「晦」の書き方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少しだけ難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「晦朔」の意味は、晦日とついたちのことであり、1か月間のことなんだね。
晦日っていつなんだっけ・・・。大晦日じゃないよね?
毎月の最終日のことを言っているんだね。
「晦朔」の「晦」は他に「みそか・つごもり・晦い・晦ます」とも読みます。意味は、
- 月が出ず、暗い。「晦冥」
- 人に知られない。くらます。「韜晦」
- よく分からない。「晦渋」
- みそか。つごもり。陰暦の月の末日。「晦朔」など
となっています。暗いという意味もあるので、人に知られず行方をくらますイメージもしやすそうですね。
「朔」は他に「ついたち・きた」とも読みます。意味は、
となっています。1日、それに北のことを意味している漢字なのですね。🧐
その月の終わりとなる月の末日と、月の最初の日。
この始まりと終わりから、1か月間のこともイメージして「晦朔」と覚えておきましょう!
「晦」は部首である「日」に、「每」となっています。
「每」は、「毎」の旧字のようですよ。
「每」は、常にという他にむさぼる意味を持つようです。
ずっと貪っていたら、日がなくなってしまい暗くなったイメージもできそうですよね。
「朔」は部首が「月」で、となりに「屰」となっています。
「屰」には逆らうという意味があるのですが、逆ということは元に戻るということでもありますよね。🔙
「月」は欠けた月となっているため、欠けた月が元に戻る、ということから1日を意味するようになったそうです。
「晦」に、月の末日の意味があるんだね。
同じ読み方の熟語👀
- 快作・・・みた者が感動するような、優れた作品。
- 改作・・・特に、文学作品を修正して作りかえること。
- 改削・・・語句などをあらためたりして、文章を直すこと。
- 開作・・・土地を開墾し、作物を植えつけること。
- 開削・・・土地を切り開き、道路などを通すこと。
- 怪作・・・常識にとらわれない、怪しく不思議な作品。
「晦朔」の熟語・ことわざ・慣用句
- 朝菌は晦朔を知らず・・・限られた境遇にある者は、広い世界を理解できないことのたとえ。また、寿命の短いこと。
「晦」って、暗いっていう意味もあるんだね。
大晦日でしか知らなかったなぁ・・・!
今回は、月の末日の方で使われているみたいだけどね!
まとめ
「晦朔」は晦日と一日のことであり、1か月間のことなんですね。
月の末日と、月の最初の日。
この始まりと終わりの日から、1か月間のこともイメージして覚えておきましょう!
「晦」は部首の「日」に、「每」です。
「每」は、「毎」の旧字のようです。確かにほぼ同じですが、中の書き方に注意が必要ですね。
「每」は、常にの他にむさぼるという意味もあるようです。
つねに貪っていたら、日がなくなり暗くなってしまったイメージもできそうですよね。
「朔」は部首の「月」と、「屰」です。
「屰」には逆らうという意味がありますが、逆ということは元に戻るということでもあります。🔙
「月」は欠けた月なので、欠けた月が元に戻ることから1日を意味するようになったそうですよ。