「荒蕪」の意味と読み方とは?ヒントは「荒地」
荒蕪って、なんと読むのかな??
「荒蕪」はね、「こうぶ」と読むんだよ。
荒蕪の意味
[名](スル)土地が荒れて、雑草の茂るがままになっていること。「—地」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
荒蕪はここに注意
「蕪」は草が無くなったような漢字にも見えるため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きはそこまで難しく無いため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「荒蕪」の意味は、土地が荒れてしまい雑草が茂っていることなんだね。
「蕪」が「くさかんむり」の下に「無」だから、草が無くなったのかと思ったよ。
草以外に無い、とも取れそうだよね。
「荒蕪」の「荒」は他に「荒い・荒ぶ・荒れる」とも読みます。意味は、
- あらい。あれはてる。「荒野」など
- すさむ。みだれる。「荒廃」など
- 道理に合わない。でたらめ。「荒唐」
- 国のはて。「八荒」
となっています。肌荒れなどにも使われているように、荒くなっているのですね。
「蕪」は他に「む・蕪れる・蕪る・蕪れる・かぶら」とも読みます。意味は、
- 雑草が茂って荒れる。「平蕪」など
- 野菜のかぶ。かぶら。「蕪菁」
- みだれる。「蕪辞」など
となっています。どうやら、カブにも使われているようですね。
誰もいなくなり、後に残った草でおおい隠されてしまい、荒れ地となってしまったイメージで「荒蕪」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「荒」は「くさかんむり」と「亡」、「川」になっていますね。
「亡」には死、という意味もあります。
そのため、死体が川の上を流れており、他には草しか無いというように、荒れ果てた結果草しか残らないような状況をイメージして「荒」と覚えましょう。
「蕪」は部首である「くさかんむり」に、「無」となっています。
「くさかんむり」は、草花の種類や状態などに関する字に主に使われていますよね。
「無」は、存在しないという意味の他に否定や禁止、ないがしろにする意味もあります。
ここでは、草がおおい隠してしまうほど荒れてしまう意味で「蕪」が成り立ったと言われていますよ。
綺麗だった土地が、草のせいで見る影も無いのかも知れません。😞
放置された土地は、雑草が生え放題だったりするからね。
この言葉、どう使う?
- 目の前に広がる荒蕪地をなんとかしなければ・・・。
- 荒蕪地を完全に開墾することが、私の目標だ。
- 荒蕪地が少しずつでも減らせるように、努力はしています。
「荒蕪」の類語
土地が荒れている、という意味の言葉が似ていますね。
- 不毛・・・土地がやせており、作物などが育たないこと。また、何の成果も得られないこと。
「荒蕪」の対義語
「荒蕪」は土地が荒れていることなのに対して、こちらは土地が荒れていないことになります。
- 肥沃・・・土地が肥えており、農作物がよくできること。
- 豊饒・・・土地が肥えていて、作物がよく実ること。
- 豊沃・・・土地が肥沃で、作物がよく実ること。
同じ読み方の熟語👀
- 工部・・・中国で六部のひとつ。
- 公武・・・朝廷と幕府。
- 後部・・・後ろの方。
- 洪武・・・中国、明の太祖時代の年号。
- 講武・・・武道を習うこと。
- 項部・・・首の後ろの部分。うなじ。
なるほど、草でおおわれてしまって荒れているんだね。
家が取り壊された後の空き地とかも、イメージしやすそうだね。
まとめ
「荒蕪」は、土地が荒れてしまい雑草が茂っていることなんですね。
誰もいなくなった後、残った草でおおい隠されて荒れ地となってしまったイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「荒」の「亡」には死、という意味もあるため、死体が川の上を流れており、他には草しか無い。
つまり、荒れ果てた結果草しか残らないような状況になったイメージで覚えましょう。
「蕪」は部首の「くさかんむり」に、「無」です。
「くさかんむり」は、草花の種類などに関する字に主に使われていますよね。
「無」は、存在しないという意味や否定や禁止、ないがしろにする意味も持っています。
今回は、草がおおい隠してしまうほど荒れてしまう意味で成り立ったとのこと。
元々は整っていた土地が、荒れた草のせいで見る影も無いのかも・・・。😞