「忽然」の意味と読み方とは?ヒントは「急に」
忽然って、なんと読むのかな??
「忽然」はね、「こつぜん」とも読むんだよ。
忽然の意味
[ト・タル][文][形動タリ]物事の出現・消失が急なさま。忽如 (こつじょ) 。こつねん。「—として消えうせる」
[副]にわかに。突然。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
忽然はここに注意
「忽」の書き方に、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「忽」の読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「忽然」の意味は、物事の出現や消失が急なことなんだね。
突然と似ているなぁ・・・。
そうだね、でも使い方はちょっと違っているから気をつけよう。
「忽然」の「忽」は他に「忽ち・忽せ」とも読みます。意味は、
- たちまち。にわかに。「忽焉」など
- ゆるがせ。おろそか。「粗忽」など
となっています。急だと、準備もおろそかになってしまうのかも知れませんね。
「然」は他に「ねん・然り・然える」とも読みます。意味は、
- そのとおり。「当然」など
- 他の語のうしろにつけて、その状態をあらわす時に使う。「蒼然」など
- 燃える。
となっています。様子をあらわす時にも使えるそうですね!
集中力が無くなり確認が疎かになってしまっていたためか、何かが急に出現したり消失してしまった様子をイメージして「忽然」と覚えてはいかがでしょうか?
消える時にだけ使うわけではないため、この点に関しては念のため注意しておきましょう!
「忽」は部首である「心」に、「勿」となっています。
部首の「心」は、意志や感情などの心の作用に関する字に主に使われていますね。
「勿」には、否定の意味や禁止をあらわす意味があるそうです。
否定や禁止ということは、~してはいけないということ。
そこから、心に何も無いことを意味して「忽」が成り立ったという話があります。
心に何も無いので、いろいろと疎かになってしまったのかも知れませんね。🧐
「然」は成り立ちが少し残酷なのですが、カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。
確かに、下が「ひへん」ですね。
上に乗っているのはただの「タ」ではなく、犬も「大」では無いことに注意しておきましょう。
集中していなかったら、急に起こったように感じるかも知れないよね。
この言葉、どう使う?
- 男は、忽然として目の前にあらわれた。
- 先ほどまでいたはずなのに、忽然として消え失せてしまっていた。
- 彼が忽然として姿を消してから、行方が分かっていない。
「忽然」の類語
急に、という意味の言葉が似ていますね。
- 唐突・・・だしぬけであること。不意。
- 忽如・・・たちまち。突然。
「忽然」の対義語
「忽然」は急なことなのに対して、こちらは急ではないことになります。
- 緩慢・・・動きがのろいこと。物事の処理の仕方が手ぬるいこと。
- 緩徐・・・ゆるやかで静かなさま。動きなどがゆっくりしているさま。
同じ読み方の熟語👀
- 兀然・・・高く突き出ているさま。また、じっとして動かないさま。
「忽然」かぁ、そんなに急に出てきたり消えたりしたらちょっと怖いなぁ・・・。
ちなみに、「こつねん」とも読めるみたいだよ。
まとめ
「忽然」は、物事の出現や消失が急なことなんですね。
確認が疎かになっていたためか、物事が急に出現したり消失した様子をイメージして覚えてはいかがでしょうか?
消える時だけに使うわけではないので、注意しておきましょう!
「忽」は部首の「心」に、「勿」です。
部首の「心」は、意志や感情などの心の作用に関する字に主に使われるとのこと。
「勿」は、否定や禁止をあらわす意味を持つそうです。
否定や禁止、つまり~してはいけないということですよね。
そこから、心に何も無いことを意味して成り立ったと言われています。
心に何も無いので、いろいろと疎かになってしまったのかも・・・。🧐
「然」はカンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。
下が「ひへん」、上に乗っているのはただの「タ」ではなく、犬も「大」では無い点に注意が必要ですね。