「徒手」の意味と読み方とは?ヒントは「何も持たない」
徒手って、なんと読むのかな??
「徒手」はね、「としゅ」と読むんだよ。
徒手の意味
1 手に何も持たないこと。素手 (すで) 。空手 (くうしゅ・からて) 。てぶら。
自分の力以外にいっさい頼るもののないこと。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
徒手はここに注意
「徒」はいろんな意味を持つため、使われている意味に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「徒手」の意味は、手に何も持たないことや、自分の力しか頼るものが無いことなんだね。
「徒」は歩くから、手足のことかと思っちゃったよ。
「徒」にはいろんな意味があるから、注意しておこう!
「徒手」の「徒」は他に「ず・かち・徒に・むだ・あだ・ともがら・ただ」とも読みます。意味は、
- 乗り物には乗らないで、歩いていく。「徒歩」など
- 手に何ももたない。「徒手」など
- むだ。何もしない。「徒花」など
- なかま。ともがら。「徒党」など
- 弟子。「生徒」など
- 刑罰。「徒刑」
となっています。歩く以外に、何も持たないなどの意味もあるみたいですね。
「手」は他に「ず・て・た」とも読みますよね。意味は、
- 手のこと。「徒手」など
- 腕前。「手腕」など
- 自分の手で。「手芸」など
- 特定の仕事をする人。「歌手」など
となっています。手のことだけでなく、腕前の意味もありますね。
例えば徒歩などは、車を使わずに自分の力で歩いて進んでいます。
そこから、手に何の道具も持たず、自分の力で何とかするイメージで「徒手」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「徒」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わり、土を踏んで歩きながら行くことを意味する「徒」になったそうです。
歩いていく、という意味に関してはこちらの覚え方で問題無いですね。😀
「手」はそのまま、5本の指が開かれているところからきているそうです。
何も持っていないからこそ、頼れるのは自分の力のみだよね。
この言葉、どう使う?
- 徒手で商売を始めるなんて、無茶だ。
- 徒手格闘術を習い始めた。
- 徒手での戦闘を重視している。
「徒手」の類語
手に何も持っていない、という意味の言葉が似ていますね。
- 素手・・・手に何も持っていないこと。手ぶらなこと。
- 赤手・・・手に何も持っていないこと。何の武器も持っていないこと。
- 空手・・・手に何も持っていないこと。武器などを持たないこと。
同じ読み方の熟語👀
- 斗酒・・・多量の酒のたとえ。
「徒手」の熟語・ことわざ・慣用句
- 徒手空拳・・・手に何も持たないこと。何かを始める時に、頼れるものがなく身一つであること。
- 徒手体操・・・器械などを用いないでおこなう体操のこと。
道具になりそうなものが何も無いのは、確かに頼りないなぁ。
自分の力に自信がある人は、良いのかも知れないね。
まとめ
「徒手」は手に何も持たないことや、自分の力しか頼るものが無いことなんですね。
徒歩などは車を使わずに自分の力で歩いて進みますので、手に何の道具も持たず、自分の力で何とかするイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「徒」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わっています。
そこから、土を踏んで歩きながら行くことを意味する「徒」になったとのこと。
歩いていくので、土を踏んでいるのはぴったりですね。😆
「手」は、5本の指が開かれているところからきているそうですよ。