「丘陵」の意味と読み方とは?ヒントは「地形」
丘陵って、なんと読むのかな??
「丘陵」はね、「きゅうりょう」と読むんだよ。
丘陵の意味
1 小さな山。おか。
2 ゆるやかな起伏の低い山が続く地形。「—地帯」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
丘陵はここに注意
「陵」の部首に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「丘陵」の意味は、小さな山や、緩やかな起伏の低い山が続くところのことなんだね。
「丘」って、他に何があったっけ・・・。
砂丘などがあるね。
「丘陵」の「丘」は他に「おか」とも読みますよね。意味は、
- 小高い丘。「砂丘」など
- 土を盛った墓。「墳丘」
となっています。そこまでの高さは無さそうに見えますね。
「陵」は他に「みささぎ・おか・陵ぐ」とも読みます。意味は、
- 大きな丘。「丘陵」
- 丘の形の大きな墓。みささぎ。「陵墓」など
- しのぐ。踏みにじる。「陵駕」など
となっています。みささぎとは、天皇などの墓所の意味がありますよ。
小さな丘と大きな丘が合わさり、大きいとは言えない小さめの山が続いているイメージで「丘陵」と覚えてはいかがでしょうか?
「丘」の部首は、「一」となっています。
部首としての「一」は、字形から文字を整理するためにもうけられたもので、特定の意味は持たないとされているそうですよ。
そのまま、丘の象形から「丘」が成り立ったそうです。
「陵」は部首である「こざとへん」と、「夌」になっています。
「こざとへん」は、丘に関する字に主に使われていますね。
「夌」には、しのぐことや乗り越える他に、高い地の意味があるとのこと。
足を上げて高い丘を乗り越えることから、越えるための丘を意味して「陵」が成り立ったと言われています。🦵
山にしては、小さいのかも知れない。
この言葉、どう使う?
- 動物が、丘陵の向こうからこちらの様子をうかがっているようだ。
- 丘陵を進んで行っても、代り映えのしない景色が広がっているだけだった。
- 緩やかに起伏する丘陵地帯を歩く。
「丘陵」の類語
周囲よりも少し高いところ、という意味の言葉が似ていますね。
- 台地・・・表面が比較的たいらで、周囲より一段と高い地形のこと。ほとんど水平な地層からなる。
- 高地・・・周囲より高い土地のこと。
- 高台・・・周囲よりも高く、たいらになっている土地のこと。また 取引所の立会場で、指定銘柄の取引を行う係員がいる一段高いところのこと。
「丘陵」の対義語
「丘陵」は周囲より少しだけ高いところのことなのに対して、こちらはとても高いところやたいらなところのことになります。
- 山岳・・・陸地の表面がとても盛り上がったところ。高く険しい山がつらなったり集まったりしているところ。
- 平原・・・広々とした、たいらな土地のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 旧領・・・昔から領有している土地。また、かつて領有していた土地。
- 休漁・・・漁を休むこと。
- 救療・・・特に貧困者を治療すること。
- 給料・・・労働者に対して、雇い主が支払う報酬のこと。
- 給領・・・給地と同じ。
- 虬竜・・・想像上の動物で、みずちのこと。
- 虯竜・・・上に同じ。
「丘陵」の熟語・ことわざ・慣用句
- 丘陵帯・・・低地帯と同じ。
せっかく、大きな丘の意味を持つ漢字が使われているのに・・・。
丘はあくまで丘だから、山だとすると少し小さく見えるのかも知れないね。
まとめ
「丘陵」は小さな山や、緩やかな起伏の低い山が続くところのことなんですね。
小さな丘と大きな丘が合体し、大きくない小さめの山が続いてくイメージで覚えてはいかがでしょうか?
「丘」の部首は、「一」です。
部首としての「一」は、字形から文字を整理するためのもので、特定の意味は持たないそうですね。
そのまま、丘の象形から成り立ったとのこと。
「陵」は部首の「こざとへん」と、「夌」です。
「こざとへん」は、丘に関する字に主に使われますね。
「夌」は、しのぐことや乗り越える他に、高い地の意味も持つとのこと。
足を上げて高い丘を乗り越えることから、越えるための丘を意味して成り立ったと言われていますよ。🦵