「天網」の意味と読み方とは?ヒントは「天から」
天網って、なんと読むのかな??
「天網」はね、「てんもう」と読むんだよ。
天網の意味
1 悪人や悪事をのがさないように、天が張りめぐらした網。「—逃 (のが) れがたし」
2 中国本土で展開される監視カメラのネットワーク。人工知能による顔認識システムを採用し、短時間で個人の特定が可能。2000年代から試験的に導入され、全国の街頭に設置された2億個以上の監視カメラを同ネットワークに取り入れる計画が進んでいる。スカイネット。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
天網はここに注意
「網」の部首に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「天網」の意味は、悪人をのがさないように、天が張りめぐらした網のことなんだね。
天が張りめぐらしているなら、とても広範囲な気がする・・・!
逃げ場は無いかもね。
「天網」の「天」は他に「あめ・あま・そら」とも読みますよね。意味は、
- そら。「天空」など
- 空模様。「天気」など
- 自然。「天災」など
- 生まれつき。「天才」など
- 高いところ。「天井」など
- 信仰の対象。神。「天佑」など
- 神の住むところ。「天国」など
- 天皇のこと。「天顔」など
となっています。たくさんありますね。🤔
「網」は他に「ぼう・あみ」とも読みます。意味は、
- あみ。「天網」など
- あみで捕らえる。「一網打尽」など
- あみのように張りめぐらした組織。「通信網」など
となっています。逃がさないようにしたいですね。
天にいる神が、悪人を逃さないように捕まえるために空高い天から張りめぐらしている網をイメージして「天網」と覚えておきましょう!
「天」は、人を正面から見て、頭を大きく強調したものから成り立ちました。
人の頭、それよりもさらに高いところにあるところ、つまり天ですよね。
「網」は部首である「糸」に、「罔」となっています。
部首の「糸」は、糸の種類や糸を加工して作られたものなどに関する字に主に使われますね。
「罔」は網の他に、だます、道理に暗い、ないという意味もあるそうです。
網目状の象形も入っているそうなので、糸でできた網目状の物で捕らえるイメージで「網」を覚えておきましょう!🧶
「天網恢恢疎にして漏らさず」というものがありますが、これとは逆で「網呑舟の魚を漏らす」というものもあります。
これは網目が粗いために、舟をのむほどの大きな魚まで逃してしまう。
つまり、法律が大まかであるために罪人を逃してしまうことのたとえとなっているそうですよ。
悪人は逃がさないようにしないとね!
この言葉、どう使う?
- 天網逃れたし。
- 天網恢恢とは言うが、うまく網目をすり抜けるずる賢いやつもいる。
同じ読み方の熟語👀
- 展毛・・・紡績で、絡み合った羊毛を解いて開毛し、夾雑物を除いたのち、種々の羊毛をまぜ、油を添加する工程のこと。
「天網」の熟語・ことわざ・慣用句
- 天網恢恢疎にして漏らさず・・・天の張る網は広くて粗いように見えるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を働いたら必ず捕まり、天罰をこうむるということ。
天が見てくれているなら、少しは安心できそう。
ちょっとしたスキマから逃さないようにしたいね。
まとめ
「天網」は悪人をのがさないように、天が張りめぐらした網のことなんですね。
天にいる神が、悪人を逃さず捕まえるために天から張りめぐらしている網をイメージして覚えておきましょう!
「天」は人を正面から見て、頭を大きく強調したものから成り立ったそうです。
人の頭よりもさらに高いところにあるところ、つまり天がイメージできますね。
「網」は部首の「糸」に、「罔」です。
部首の「糸」は、糸の種類などに関する字に主に使われますね。
「罔」は網、だます、道理に暗い、ないという意味も持ちます。
網目状の象形もあるそうなので、糸でできた網目状の物で捕らえるイメージで覚えておきましょう!🧶
「天網恢恢疎にして漏らさず」とは逆で、「網呑舟の魚を漏らす」というものがあるそうです。
これは網目が粗いので、舟をのむほどの大きな魚まで逃してしまうことから、法律が大まかであるために罪人を逃してしまうことのたとえとなっているそうですよ。