「竜胆」の意味と読み方とは?ヒントは「苦い」
竜胆って、なんと読むのかな??
「竜胆」はね、「りんどう」と読むんだよ。
竜胆の意味
1 リンドウ科の多年草。山野に生え、高さ20〜60センチ。葉は先のとがった楕円形で3本の脈が目立ち、対生する。秋、青紫色の鐘状の花を数個上向きに開く。根・根茎に苦味成分を含み、漢方では干したものを竜胆 (りゅうたん) といい薬用。同科にはハルリンドウ・ミヤマリンドウやセンブリなども含まれる。えやみぐさ。にがな。ささりんどう。りゅうたん。りゅうどう。《季 秋》「—の日を失ひし濃紫/[下接句]誓子」
2 襲 (かさね) の色目の名。表は蘇芳 (すおう) 、裏は青。秋に用いる。
3 紋所の名。1の花や葉を図案化したもの。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
竜胆はここに注意
どちらの漢字も、読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み方が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「竜胆」の意味は、リンドウ科の多年草のことなんだね。
何だかカッコ良さそう、薬とかに使えるのかなぁ。
なるけど、苦いみたい。
「竜胆」の「竜」は他に「りゅう・りょう・たつ」とも読みます。意味は、
となっています。「竜」はみんな大好き、ドラゴンのことですね。😊
「胆」は他に「たん・とう・きも」と読みます。意味は、
- きも。内臓のひとつ。「胆汁」など
- きもったま。落ち着いた精神力。「剛胆」など
- 心。本当の気持ち。「魂胆」など
となっています。体の内にあるものですよね。
中国では代表的な苦みで古くから知られている熊胆よりも苦い、という意味で名づけられたという話があります。
特に、根が苦いみたいですよ。
熊の胆よりもさらに苦みが強いので、熊よりも強い竜の胆をイメージして「竜胆」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
他に、葉の形が竜葵に似ており、肝のように苦いことからこの名前が付けられたとも言われているみたいです。
「竜」は「立」に「甲」・・・とは少し違いますね。伸びている部分が、竜のしっぽのように見えます。🧐
「胆」の部首は「にくづき」で、右に「旦」となっています。
「にくづき」は、肉や人体などに関する字に主に使われるとのこと。
「旦」は、明け方などの意味を持っていますよね。
肝臓をひさしのようにして位置する「きも」として、「胆」が成り立ったという話があります。
明け方ならまだ少し暗いので、ひさしの下にあってもおかしくは無さそうですよね。
本当の竜の胆だったらどのくらい苦いのか、想像もつかないね。
この言葉、どう使う?
- 竜胆の花期は秋ごろとなっています。
「竜胆」の類語
類語というより、地方による別名を並べます。
- イヤミグサ
- ケロリグサ
同じ読み方の熟語👀
- 林道・・・林の中の道で、特に林産物を運ぶために山林中に通した道のこと。
- 倫道・・・人の踏み行うべき道のこと。
「竜胆」の熟語・ことわざ・慣用句
- 竜胆色・・・竜胆の花の色で、薄い青紫色。
なるほど、秋を感じられる花なんだね。
ちなみに、花言葉は「正義」や「悲しんでいるあなたを愛する」となっているよ。
まとめ
「竜胆」は、リンドウ科の多年草のことなんですね。
苦みで古くから知られている熊胆よりも苦い意味で名づけられたという話があり、特に根が苦いそうです。
熊の胆よりもさらに苦みが強いので、熊よりも強い竜の胆をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
他に、葉の形が竜葵に似ていて肝のように苦いことからこの名になった、という話もありますよ。
「竜」は「立」に「甲」に見えますが、下に伸びている部分が、竜のしっぽのようにも見えます!🐉
「胆」の部首は「にくづき」で、右に「旦」です。
「にくづき」は、肉や人体などに関する字に主に使われますね。
「旦」は、明け方などの意味を持ちます。
肝臓をひさしのようにして位置する「きも」として成り立ったという話があるようですが、明け方はまだ少し暗いため、ひさしの下にあるイメージでも問題なさそうですね。