「懇親」の意味と読み方とは?ヒントは「親しい」
懇親って、なんと読むのかな??
「懇親」はね、「こんしん」と読むんだよ。
懇親の意味
[名・形動]
1 ねんごろで親しいこと。また、そのさま。親切。じっこん。
2 親しく交際すること。親しみ合うこと。親睦 (しんぼく) 。「メンバーの—を深める」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
懇親はここに注意
「懇」の書き方が難しいため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「懇」の読み書きが、少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「懇親」の意味は、親しみ合うことなんだね。
そういえば、懇親会ってのを聞いたことがあるなぁ。
参加した人たちが、親しみを深めるための会のことだね。
「懇親」の「懇」は他に「懇ろ」とも読みます。意味は、
- 真心をこめる。「懇願」など
- うちとける。親しくする。「昵懇」など
となっています。心を込めて接すれば、いつか仲良くなれる時が来るはず・・・ですよね。
「親」は他に「おや・親しい・親ら」とも読みます。意味は、
- おや。「両親」など
- 身内。「親族」など
- 親しい。「親睦」など
- みずから。「親書」など
となっています。親は身内ですから、親しくてもおかしくはないですよね。
親しくなりたいのであれば、真心をこめて接するはず。
本気で仲良くなりたいから、打ち解けられるようにみずから親しくなりに行っているイメージで「懇親」と覚えてはいかがでしょうか?
「懇」は部首である「心」の上に、「貇」となっています。
「貇」には「むじなへん」、つまりケモノが入っていますね。そこから、かじるといった意味も持っているとのこと。
そして、そのとなりには「艮」があります。「艮」にはさからう、止まるといった意味もあるんです。
ケモノがかじるためにその場にとどまるように、心もその場にとどめておく。その場に居続ければ、きっと何かがそこにこもる。そんな気がしませんか?
そこから、心がこもる「懇」を覚えてみてはいかがでしょうか。
「親」は部首である「見」に、「亲」となっています。
部首の「見」は、目で見る行為に関する字に主に使われますね。
「亲」は読み方が難しいですが、これは「しん」と言います。これも、「親」と似たような意味があるのですが・・・。
木の上に立って見守っているのが親、というわけではなく、身近に接することができるような間柄を意味している、という話もあるんです。
ただ、他にも説があって難しいので、書くことだけを考えた場合はやはり「木の上に立つ親が見ている」イメージのままが良いのかも知れませんね。👨👩👧👦
親しくなりたいなら、心を込めないといけないよね。
この言葉、どう使う?
- 今日は懇親会がある。
- せっかくの休日なのに、懇親会なんて行きたくないなぁ。
- これからの旅を通して、懇親を深めたいと思っている。
「懇親」の類語
親しい、という意味の言葉が似ていますね。
- 親密・・・とても仲のいいこと。
- 別懇・・・特に懇意なこと。
- 慇懃・・・心がこもっていて、礼儀正しいこと。また、とても親しく交わること。
「懇親」の対義語
「懇親」は親しいことなのに対して、こちらは親しくないことになります。
- 反目・・・互いに睨みあう状態で、仲が悪いこと。
同じ読み方の熟語👀
- 今身・・・現世でのからだ。
- 混信・・・無線電話やラジオなどの無線通信で、異なった発信源からの送信がまじって受信されること。
- 渾身・・全身のこと。
「懇親」の熟語・ことわざ・慣用句
- 懇親会・・・参加した人たちが互いに知り合い、親しみを深めるための会のこと。
僕も、新しい友達ともっと懇親を深めたいとは思っているんだけど・・・。
本当に親しくなりたいなら、受け身ではなく自分から行こう!
まとめ
「懇親」は、親しみ合うことなんですね。
親しくなりたいのであれば、真心をこめて接するはずですよね。
本気で仲良くなりたいから、打ち解けられるようにみずから親しくなりに行っているイメージで覚えてはいかがでしょうか?
「懇」の部首の「心」の上の「貇」は「むじなへん」、つまりケモノが入っています。
だからか、かじるといった意味も持っていますよ。
そのとなりにある「艮」にはさからう、止まるといった意味もあるんですね。
ケモノがかじるためにその場にとどまるように、心もその場にとどめる。同じ所に居続ければ、何かがそこにこもる気がしませんか?
そこから、心がこもるとして「懇」を覚えてみても良いですよね。
「親」は部首の「見」に、「亲」です。
部首の「見」は、目で見る行為に関する字に主に使われますよ。
「亲」は「しん」と言い、「親」と似たような意味があるのですが・・・。
身近に接することができるような間柄を意味している、という説もあるとのこと。
ただ、他にも説があるため、書くことだけを考えてやはり「木の上に立つ親が見ている」イメージのままが良いのかも知れません。👨👩👧👦