「灌漑」の意味と読み方とは?ヒントは「うるおす」
灌漑って、なんと読むのかな??
「灌漑」はね、「かんがい」と読むんだよ。
灌漑の意味
[名](スル)農作物の生育に必要な水を、水路を引くなどして供給し、耕作地をうるおすこと。「—用水」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
灌漑はここに注意
どちらも読み書きが難しい漢字となっていますので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「灌漑」の意味は、農作物を育てるための水を、水路などで供給してうるおすことなんだね。
なるほど、それは確かに必要だ。
でも、難しいなぁ・・・。
難しいからこそ、覚えて語彙を潤したいね!
「灌漑」の「灌」は他に「灌ぐ」とも読みます。意味は、
- 水をそそぐ。「灌水」など
- 群がり生える。「灌木」など
となっています。水をそそぐ、という意味もあることが分かりました!
「漑」は他に「かい・漑ぐ・漑ぐ」とも読みます。意味は、
- そそぎこむ。「灌漑」
- すすぐ。
となっています。どちらの使い方も、液体が関係しているような意味を持っていますね。
「灌」には群がり生えるといった意味もあるので、必要な水を注ぎこんで耕作地をうるおし、多くの農作物を生育しているイメージで「灌漑」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「灌」は部首である「さんずい」に、「雚」となっています。
「さんずい」は、水の状態などの水に関する字に主に使われますね。
「雚」は、こうのとりという鳥の名の他に、がんらん、ががいもという草の名の意味があるそうですよ。
水や液体をたっぷりと注ぎ込むことを意味して、「灌」が成り立ったという話があります。🧐
水をたっぷりと与えたので、草が群がっているのかも知れませんね。
「漑」は部首である「さんずい」に、「既」となっています。
「既」はとっくに、尽きるといった意味を持つそうですよ。
似た意味の漢字がありますね、「既」です。こちらの旧字のようです。
「既」の成り立ちで、食器に盛られたご馳走を食べつくし、そっぽをむいた人のさまをあらわして、尽きることを意味し成り立ったという物があるとのこと。
「漑」には「さんずい」があるので、この水で一気にごちそうを流し込んだイメージで「漑」を覚えてみてはいかがでしょうか?🚰
足らなくならないように、必要な分をそそぎこもう!
この言葉、どう使う?
- この地域では、灌漑なしで農業をおこなうことはできない。
- 灌漑設備が設置されている。
- 広範囲で灌漑をおこなっている。
「灌漑」の類語
田畑などのために水を利用する、という意味の言葉が似ていますね。
- 水利・・・田畑の灌漑などに、水を利用すること。また、水上運送の便利。
- 治水・・・洪水などの水害をふせぎ、また水運や農業用水の便のために河川の改良などを行うこと。
同じ読み方の熟語👀
- 管外・・・管轄区域の外のこと。
- 感慨・・・心に深く感じ、しみじみとした気持ちになること。
- 寒害・・・季節外れの寒さにより受ける、農作物などの被害のこと。
- 菅蓋・・・スゲで作って長柄につけ、背後からさしかける大きいかさ。
- 干害・・・ひでりで生じる農作物などの災害のこと。
- 旱害・・・上に同じ。
農作物を育てるのに、雨だけじゃやっぱり足りないもんなぁ・・・。
水がカンタンに用意できない場所もあるから、水を供給するためのものを用意して土地を潤してあげないとね。
まとめ
「灌漑」は農作物を育てるための水を、水路などで供給してうるおすことなんですね。
「灌」は群がり生える意味もあるので、必要な水を注ぎこんで耕作地をうるおし、群がるように多くの農作物を生育しているイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「灌」は部首の「さんずい」に、「雚」です。
「さんずい」は、水の状態などの水に関する字に主に使われますよね。
「雚」は、こうのとりという鳥の名の他に、がんらん、ががいもという草の名の意味があるとのこと。
水や液体をたっぷりと注ぎ込むことを意味して成り立った、という話がありますよ。🧐
水をたっぷり与えたため、草が群がっているのかも知れません。
「漑」は部首の「さんずい」に、「既」です。
「既」はとっくに、尽きるといった意味を持つとのこと。
似た意味の漢字で「既」がありますね、こちらの旧字のようですよ。
「既」の成り立ちで、食器に盛られたご馳走を食べつくし、そっぽをむいた人のさまをあらわして、尽きることを意味して成り立ったという物があるそうです。
「漑」は「さんずい」なので、この水で一気にごちそうを流し込んだイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🚰