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「濫觴」の意味と読み方とは?ヒントは「起源」

2024年11月5日

ナヤミィ

濫觴って、なんと読むのかな??

フクロウ

「濫觴」はね、「らんしょう」と読むんだよ。

濫觴らんしょうの意味

《揚子江のような大河も源は觴 (さかずき) を濫 (うか) べるほどの細流にすぎないという「荀子」子道にみえる孔子の言葉から》物事の起こり。始まり。起源。「私 (わたくし) 小説の—と目される作品」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

濫觴らんしょうはここに注意

しょう」は1級の漢字となっており難しいため、注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★★★☆

読み書きが難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「濫觴らんしょう」の意味は、物事の始まりのことなんだね。

ナヤミィ

らん」は、あふれるってイメージがあったんだけど・・・。

フクロウ

浮かべる、という意味もあるんだよね。


濫觴らんしょう」の「らん」は他に「みだれる・かべる」とも読みます。意味は、

  • 水があふれる。「氾濫はんらん
  • みだりに。「濫獲らんかく」など
  • うかべる。「濫觴らんしょう

となっています。あふれる、という意味がありますね!

しょう」は他に「さかずき」とも読みます。意味は、

  • さかずき。「觴詠しょうえい」など
  • さかずきに酒を注ぐ。人に酒をすすめる。

となっています。さかずきは、お酒を飲むのに使う小さな器のことですよね。

大河も、元はさかずきうかべるほどの流れに過ぎないということから、物事の始まりをイメージして「濫觴らんしょうを覚えておきましょう!

源は、小さなところから始まっているんですね。

らん」の部首は「さんずい」で、右側の「かん」は「監獄かんごく」などの牢屋ろうやや、「監視かんし」などの見張るといった意味がありますよね。

しょう」の部首は「角」で、ツノの状態やツノで作ったものなどに関する字に主に使われるとのこと。

右側は、「しょう」でも見ることがありますね。

きずわせてうばい取ったツノを使って酒を注ぐための器を作り、この器に勝利の美酒を注いで飲むイメージで「しょうを覚えてみても良いかも知れません。🍶

フクロウ

しょう」を覚えるのが、少し大変かも知れないね。

濫觴の覚え方イメージ
今は大きくても、源は虫メガネが必要な位ちっぽけなものだったのかも知れません。

この言葉、どう使う?

  • 音楽などの濫觴らんしょうが、詳しく記載されている。
  • 彼の作品は、近代小説の濫觴らんしょうとなっている。
  • あの時代こそ、濫觴らんしょう期と言える。

濫觴らんしょう」の類語

物事の始まり、という意味の言葉が似ていますね。

  • 起首きしゅ・・・物事の起こり。
  • 開闢かいびゃく・・・世界の始まりの時。また、荒れ地などが切り開かれること。
  • 源流げんりゅう・・・水源。起源。

同じ読み方の熟語👀

  • 乱鐘らんしょう・・・続けざまに打つ、かねの音のこと。
  • 卵生らんしょう・・・仏語。卵から生まれるもの。
  • 蘭省らんしょう・・・ 中国の尚書省・御史台の異称など。

濫觴らんしょう」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 嚆矢濫觴こうしらんしょう・・・物事の始まり。
ナヤミィ

2つの漢字そのものが、起源を意味しているわけではないんだね。

フクロウ

そうだね、この漢字を組み合わせてどういう状態になっているのか、イメージできるかが大事なポイントだと思う。

まとめ

濫觴らんしょう」は、物事の始まりのことなんですね。

大河も、元はさかずきうかべるほどの流れに過ぎないということから、物事の始まりと言われているみたいです。

源は、小さなところから始まるんですね。

らん」の部首は「さんずい」。

そして右側の「かん」は、「監獄かんごく」や「監視かんし」などの見張るといった意味がありますよね。

しょう」の部首は「角」で、ツノの状態などに関する字に主に使われます。

右側は、「しょう」にもあるパーツが見られますね。

きずわせて取ったツノを使いさかずきを作り、この器に勝利の美酒を注いで飲むイメージで覚えても良いかも知れません。🍶

二文字

Posted by 管理人