「凌駕」の意味と読み方とは?ヒントは「上へ」
凌駕って、なんと読むのかな??
「凌駕」はね、「りょうが」と読むんだよ。
凌駕の意味
[名](スル)他をしのいでその上に出ること。「前作を—する売れ行き」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
凌駕はここに注意
「凌」と「駕」の部首を間違えないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「凌駕」の意味は、他よりも上に出ることなんだね。
〇〇をも凌駕する、とかって言うもんなぁ。
どうやって上に出るのかも、イメージで覚えておきたいね!
「凌駕」の「凌」は他に「凌ぐ」とも読みます。意味は、
- 上に出る。しのぐ。こえる。「凌雲」など
- あなどる。踏みつけにする。
となっています。相手を踏みつけにして、上に出ているのかも知れませんね。
「駕」は他に「駕る・駕ぐ・のりもの」とも読みます。意味は、
- のりもの。馬車などに乗る。「枉駕」など
- 他より上に出る。「凌駕」など
となっています。馬に乗って、乗り越えているのかも知れません。
他のものを踏みつけにするようにして乗り越えて、さらにその上に行っているイメージで「凌駕」を覚えておきましょう!
「凌」は部首である「冫」の「にすい」に、「夌」となっています。
「にすい」は冷たいこと、寒いこと、凍ることに関する字に主に使われますね。
「夌」はしのぐ、乗り越える、高い地という意味を持つそうです。
盛り上がった高い氷の山を、踏みつけにするように越えるイメージで「凌」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「駕」は部首である「馬」に、「加」となっています。
部首の「馬」は、馬の状態や扱いなどに関する字に主に使われますよね。
「加」は増やす、仲間にする、影響を与える、その上にという意味を持っています。
馬に乗るために、とある物を加えた馬車をイメージして「駕」を覚えてはいかがでしょうか?🐎🚗
馬車に乗れば、徒歩の人よりも優位に立てますね。
慶賀の「賀」に似ていますが、違う漢字なので間違えないように注意したいです!
他の追随を許さないね。
この言葉、どう使う?
- 新作は、前作を凌駕する売れ行きだ。
- ライバルたちを凌駕する。
- 我が国は、とある分野であらゆる国を凌駕する。
「凌駕」の類語
他よりも上に出る、という意味の言葉が似ていますね。
- 勝る・・・他よりも程度や価値が上であること。
- 凌ぐ・・・乗り越えて進む。人をあなどる。他よりまさる。覆いかぶさる。
- 長ける・・・たけなわになる。熟達している。
「凌駕」の対義語
「凌駕」は他より上に出ることなのに対して、こちらは他より下になることになります。
- 劣後・・・他に劣って、おくれをとること。
- 劣勢・・・形勢が不利であること。
同じ読み方の熟語👀
- 竜駕・・・天子の乗用する車のこと。
- 遼河・・・中国、遼寧省を流れる川のこと。
- 陵駕・・・凌駕と同じ。
上に出るんだから、気分は良いだろうなぁ。
これは・・・負けていられないね!
まとめ
「凌駕」は、他よりも上に出ることなんですね。
他を踏みつけるようにして乗り越え、その上に行っているイメージで覚えておきましょう!
「凌」は部首の「冫」の「にすい」に、「夌」です。
「にすい」は冷たい、寒い、凍ることに関する字に主に使われますね。
「夌」はしのぐ、乗り越える、高い地という意味があります。
高い氷の山を、踏みつけにするように越えるイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「駕」は部首の「馬」に、「加」です。
部首の「馬」は、馬に関する字に主に使われますよね。
「加」は増やす、仲間にする、影響を与える、その上にという意味があるため、馬に乗るためにある物を加えた、馬車をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🐎🚗
馬車に乗れば、徒歩の人よりも優位に立てますからね。
慶賀の「賀」に似ているので、注意しましょう!