「潜竜」の意味と読み方とは?ヒントは「英雄」
潜竜って、なんと読むのかな??
「潜竜」はね、「せんりょう」と読むんだよ。
潜竜の意味
《池や淵 (ふち) にひそんでいて、まだ天に昇らない竜の意》しばらく帝位に就かず、それを避けている人。また、世に出るよい機会にまだめぐりあわない英雄。せんりゅう。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
潜竜はここに注意
潜っている恐竜・・・というわけでは無いため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
意味を読み取るのが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「潜竜」の意味は、世に出る機会がまだない英雄のような人のことなんだね。
潜っている竜って、いったいどんな生き物なんだろうって思っちゃったよ。
イメージとしては、それで覚えやすくなっていると思うけどね。
「潜竜」の「潜」は他に「潜む・潜る・潜る」とも読みます。意味は、
- 水の中にもぐる。「潜水」など
- ひそむ。隠れる。表面にあらわれない。「潜伏」など
- 心を落ち着ける。物事に没頭する。「潜心」など
- 潜水艦の略。「原潜」
となっています。隠れたり落ち着いているので、あまり目立たないイメージがありますね。
「竜」は他に「りゅう・りん・たつ」とも読みます。意味は、
- 想像上のいきもの、竜。「飛竜」など
- すぐれた人。「竜象」など
- 天子に関することにつかう。「竜顔」
となっています。ここに、すぐれた人という意味がありましたね。
水の中に潜って隠れていて、まだ世の中に出てきていない竜のように優れた英雄のような者をイメージして「潜竜」と覚えておきましょう!🧐
そのまま竜のことでは無いため、「りゅう」ではなく「りょう」と読むと覚えておくのも良いですね。
「潜」は部首である「さんずい」に、「替」となっています。
「さんずい」は水の状態など、水に関する字に主に使われますよね。
「替」は入れかわる、ダメになるという意味を持つとのこと。
隠れることを意味して成り立ったという話がありますので、「さんずい」でもある通り水の中に隠れているイメージで「潜」を覚えておきましょう!🧐
自分の居場所を、地上から水中に入れ替えているイメージもできそうですね。
「竜」は「立」に「甲」・・・とは少し違いますね。伸びている部分が、竜のしっぽのように見えます。🧐
優れているのにまだ世に出ていない人は、たくさんいそうだよね。
「潜竜」の類語
ひそんでいる竜、優れているのに世に出ていない人、という意味の言葉が似ていますね。
- 伏竜・・・池の中にひそみ、昇天の時機を待っている竜。また、世間に知られていない優れた人の例え。
- 臥竜・・・臥してうずくまっている竜のこと。また、優れた能力を持ちながら世間に知られていない人のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 千両・・・1両の1000倍が転じて、非常に価値が高いこと。
- 占領・・・一定の場所を独り占めすること。また、他国の領土を武力によって、自国の支配下に置くこと。
- 専領・・・1人だけで領有すること。
- 染料・・・繊維などを染めるのに使う色素となる物質のこと。
- 線量・・・放射線の量。
- 選良・・・選ばれた優れた人。
確かに、「竜」には竜の他にも優れた人っていう意味があったね。
そういうまだ潜んでいて、表に出てきていない人のことなんだ。
まとめ
「潜竜」は、世に出る機会がまだない英雄のような人のことなんですね。
水の中に潜って隠れて世の中に出てきていない、竜のように優れた英雄のような者をイメージして覚えておきましょう!🧐
竜そのものでは無いため、「りゅう」ではなく「りょう」と読むと覚えておくのも良いですね。
「潜」は部首の「さんずい」に、「替」です。
「さんずい」は、水に関する字に主に使われますよね。
「替」は入れかわる他に、ダメになるという意味を持つそうです。
隠れることを意味して成り立ったという話があるので、水の中に隠れているイメージで覚えておきましょう!🧐
自分の場所を、地上から水中に入れ替えているイメージもできそうです。
「竜」は「立」に「甲」に見えますが、少し違いますよね。「甲」の伸びている部分は竜のしっぽのようにも見えませんか?🧐