「私淑」の意味と読み方とは?ヒントは「学ぶ」
私淑って、なんと読むのかな??
「私淑」はね、「ししゅく」と読むんだよ。
私淑の意味
[名](スル)《「孟子」離婁下の「子は私 (ひそ) かにこれを人よりうけて淑 (よし) とするなり」から》直接に教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと。「—する小説家」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
私淑はここに注意
「淑」の書き間違いに、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「私淑」の意味は、直接教えは受けていないが、ひそかにその人を尊敬して模範として学ぶことなんだね。
直接教えてもらえば良いのでは・・・?
片方の漢字に「こっそり」という意味があるからね。
「私淑」の「私」は他に「わたくし・わたし・私か」とも読みます。意味は、
- わたくし。個人のこと。「私情」など
- 自分のものにする。「私腹」など
- ひそかに。こっそりと。表立たずに。「私語」など
となっています。自分のことだけではなく、ひっそりという意味も持つことが分かりました!
「淑」は他に「淑やか・淑い」とも読みます。意味は、
- しとやか。品のある。「貞淑」など
- 善良な。
- 良いと思う。したう。「私淑」
となっています。良いイメージのできる漢字ですね!
良いと思った人からこっそりと学んで、自分のものにするイメージで「私淑」と覚えておきましょう!
「私」は部首である「禾」の「のぎへん」に、「厶」となっています。
部首の「のぎへん」は、穀物などに関する字に主に使われますね。
「厶」は個人的な、それがしといった意味を持ちます。
自分の稲などを意味して、そこから自分のものという「私」が成り立ったそうですよ。
「淑」は部首である「さんずい」に、「叔」となっています。
部首の「さんずい」は、水の状態や動作などの水に関する字に主に使われますね。
「叔」は年の若い人、妻から見た夫の弟、父の弟、兄弟の3番目といった意味を持つそうです。
「上」の下に「小」、そして右に「又」が合体しているような漢字ですね。
まだ若く瑞々しい、清らかで善良な良いものをイメージして「淑」を覚えておきましょう!🧐
もしかしたら、みんなも誰かに尊敬されているかもしれないね。
この言葉、どう使う?
- 実は、私淑している小説家がいるんだ。
- 今はもう会えない、昔の文豪に私淑する。
- とある名の知れた先生に私淑しているが、有名すぎて会うことができないんだ。
「私淑」の類語
教えを受ける、という意味の言葉が似ていますね。
- 師事・・・師として尊敬し、教えを受けること。
「私淑」の対義語
「私淑」はひそかに学ぶことなのに対して、こちらは直接せっして影響を受けることになります。
- 親炙・・・親しく接して、その感化を受けること。
同じ読み方の熟語👀
- 止宿・・・宿屋などに泊ること。
- 四宿・・・四駅。江戸時代、江戸を起点とする五街道の最初の宿駅のこと。
やっぱり、直接教わった方が良いと思うけど・・・。
尊敬するその人は、会いたくても会えない人物かも知れないよ。
まとめ
「私淑」は直接教えは受けていないが、ひそかにその人を尊敬して模範として学ぶことなんですね。
良いと思った人からこっそりと学び、自分のものにするイメージで覚えておきましょう!
「私」は部首の「禾」の「のぎへん」に、「厶」です。
部首の「のぎへん」は、穀物などに関する字に主に使われますよ。
「厶」は個人的な、それがしといった意味があるとのこと。
自分の稲などを意味し、そこから自分のものとして成り立ったそうです。
「淑」は部首の「さんずい」に、「叔」です。
部首の「さんずい」は、水に関する字に主に使われますね。
「叔」は年の若い人、妻から見た夫の弟、父の弟、兄弟の3番目といった意味もあります。
「上」の下に「小」、右には「又」があるような漢字ですね。
まだ若く瑞々しい、清らかで善良な良いものをイメージして覚えておきましょう!🧐