「窮鼠」の意味と読み方とは?ヒントは「ピンチ」
窮鼠って、なんと読むのかな??
「窮鼠」はね、「きゅうそ」と読むんだよ。
窮鼠の意味
追い詰められて逃げ場を失った鼠 (ねずみ) 。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
窮鼠はここに注意
どちらも難しめな漢字のため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「窮鼠」の意味は、追い詰められて逃げ場を失ったネズミのことなんだね。
窮鼠猫を噛むってのは、そういうことだったんだ・・・!
「窮鼠」だけだと、絶体絶命だね。
「窮鼠」の「窮」は他に「窮める・窮まる」とも読みます。意味は、
- 突き詰める。きわめる。「窮極」など
- 行き詰まる。身動きが出来ない。「窮屈」など
となっています。進みすぎた結果、これ以上行けないと行き詰まってしまい、苦しんでいるのかも知れません。
「鼠」は他に「しょ・す・ねずみ」とも読みます。意味は、
- ネズミ。「首鼠」など
- コソコソと悪事を働く者のたとえ。「鼠賊」など
となっています。動物のネズミ以外にも、意味があるんですね。
身動きができない所まで追い詰められてしまった、窮屈そうなネズミをイメージして「窮鼠」と覚えておきましょう!🐭
「窮」は、「穴」に「躬」となっています。
「躬」は自分の体であったり、その体を屈めたり曲げるという意味がありますよ。
「身」と「弓」で出来ているので、体が弓のようにしなって曲がる、というイメージがしやすいですよね!🤗
そこから、穴の中で体を曲げて狭そうにしているイメージで「窮」と覚えてみましょう!狭いと、身動きも取りにくいですからね。
「鼠」は歯をむき出し、尾の短いネズミから成り立ったという話がありますよ。🐭
上にあるのは「臼」ですね。「うす」とも読み、米などをつく道具の意味もあります。
ついた米をコソコソと盗んでいく、ヒゲのあるネズミをイメージしても良いかも知れません。🧐
追い詰められて逃げた先に、逃げ場は無かったんだね。
この言葉、どう使う?
- 窮鼠の反撃に出る。
- 窮鼠猫を噛むと言うからな、用心しておこう。
- 窮鼠のごとく追い詰められて、やっと覚悟が決まったよ。
同じ読み方の熟語👀
- 泣訴・・・泣いて訴えること。
「窮鼠」の熟語・ことわざ・慣用句
- 窮鼠嚙猫・・・弱い者でも、追い詰められて必死になれば強い者に打ち勝つことがある、というたとえ。
- 窮鼠猫を噛む・・・追い詰められたネズミがネコに噛みつくように、弱い者も追いつめられると強い者に反撃することがある。
そういえば、僕も噛まれたことがあったなぁ・・・。
追い詰めすぎると、何をするか分からないからね。
まとめ
「窮鼠」は、追い詰められて逃げ場を失ったネズミのことなんですね。
身動きがとれない所まで追い詰められてしまった、窮屈そうなネズミをイメージして覚えておきましょう!🐭
「窮」の「躬」は体であり、体を屈めたりするという意味があります。穴の中で体を曲げて、狭そうにしているイメージが出来ますよね。🤗
「鼠」は歯をむき出し、尾の短いネズミから成り立ったという話があります。🐭
上にあるのは「臼」で「うす」とも読み、米などをつく道具の意味もありますね。
米をコソコソと盗む、ヒゲのあるネズミをイメージしても面白そうです。🧐