「扶持」の意味と読み方とは?ヒントは「助け」
扶持って、なんと読むのかな??
「扶持」はね、「ふち」と読むんだよ。
扶持の意味
[名](スル)
1 助けること。扶助すること。
2 主君から家臣に給与した俸禄。江戸時代には、一人1日玄米5合を標準とし、この1年分を米または金で給与した。
3 俸禄を支給して臣下とすること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
扶持はここに注意
「持」の読み方を間違えないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことはカンタンですが、読み方を間違えてしまう可能性があるため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「扶持」の意味は、力添えして助けることなんだね。
主君がどうたら、っていうのもあるみたいだけど・・・?
給与して、生活を助けているとも言えるよね!
「扶持」の「扶」は他に「扶ける」とも読みます。意味は、
- 世話をする。助ける。「扶養」など
- 広がって大きい。「扶桑」
となっています。世話をする、という意味もあることが分かりました。
「持」は他に「じ・持つ」とも読みますよね。意味は、
- 手に持つ。身につける。「把持」など
- たもつ。もちこたえる。「持続」など
- 引き分け。「持碁」
となっています。ずっと持っているのも、大変ですよね。
生活を保てるように、世話をしてあげるイメージで「扶持」と覚えておきましょう!🧐
「扶」は部首である「てへん」に、「夫」となっています。
部首の「てへん」は、手を使った動作に関する字に主に使われますよね。
「夫」はおっと、成人男性などの意味を持ちます。
男性が、手を差し伸べて助けているイメージで「扶」を覚えておきましょう!💁♂️
「持」は部首である「てへん」に、「寺」となっています。
上にもある通り、部首の「てへん」は、手を使った動作に関する字に主に使われますよね。
「寺」は、お寺や役所などの意味を持ちます。
手の中にとどめておく意味で「持」が成り立った、という話がありますよ。🤌
力添えしてあげるんだね。
この言葉、どう使う?
- 幕府から扶持を頂く身の上である。
- わずかな扶持しかもらえず、生活が苦しい。
- 扶持を与える。
「扶持」の類語
力添えして助ける、という意味の言葉が似ていますね。
- 扶助・・・力添えして助けること。
- 扶養・・・生活できるように、世話をすること。
同じ読み方の熟語👀
- 不知・・・知らないこと。知恵がないこと。
- 不治・・・不治と同じ。
- 付置・・・あるものに付属させて、設置すること。
- 附置・・・上と同じ。
- 布置・・・物を、適当な所に置いて並べること。
「扶持」の熟語・ことわざ・慣用句
- 扶持方・・・ 扶持給付に関する事柄。食いぶち。
- 扶持方棒・・・身分の低い武士の刀を、あざけっていう語。
- 扶持高・・・扶持米の石高。
- 扶持人・・・扶持を受けている家来のこと。
- 扶持米・・・扶持として給与される米のこと。
何もしなくても、助けてもらいたいなぁ~。
食い扶持は、なるべく自分の力で得ようよ。
まとめ
「扶持」は、力添えして助けることなんですね。
生活を保てるように、世話をするイメージで覚えておきましょう!🧐
「扶」は部首の「てへん」に、「夫」です。
部首の「てへん」は、手を使った動作に関する字に主に使われますね。
「夫」は、おっとや成人男性などの意味を持ちます。
男性が、手を差し伸べて助けているイメージで覚えておきましょう!💁♂️
「持」は部首の「てへん」に、「寺」です。
上と同じく、部首の「てへん」は、手を使った動作に関する字に主に使われますね。
「寺」は、寺や役所などの意味があります。
手の中にとどめておく意味で成り立ったと言われていますよ。🤌