「爾汝」の意味と読み方とは?ヒントは「呼ぶ」
爾汝って、なんと読むのかな??
「爾汝」はね、「じじょ」と読むんだよ。
爾汝の意味
《「爾」も「汝」も、なんじの意》相手を、「おまえ」「きさま」のように遠慮なく呼び合うこと。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
爾汝はここに注意
「爾」は書き方が少々変わっているので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「爾汝」の意味は、相手を「キサマ」などのように遠慮なく呼び合うことなんだね。
「爾」って、なんだか面白い形をしているね。
中に「メ」が4つあるようにも見えるからね、確かに面白い漢字だ。
「爾汝」の「爾」は他に「に・なんじ・爾の」とも読みます。意味は、
- なんじ。おまえ。「爾汝」
- それ。その。「爾後」など
- 状態を示す助字。「莞爾」など
- 限定、断定の助字。
となっています。書き方だけではなく、意味も面白いものとなっていますね!
「汝」は他に「なんじ」とも読みます。意味は、
- なんじ。おまえ。「爾汝」など
となっています。二人称、つまり受け手側のことを言っていますね。
どちらも「なんじ」の意味を持っているので、絶対に「キサマ」以外の呼び方はしない、相手に遠慮しないイメージで「爾汝」と覚えておきましょう!🧐
「爾」の部首は「爻」で、交わる意味を持ちます。
「一」の下に「八」があり、そこに「丨」があるように見えますね。
ちなみに「丨」は、上下につき通す意味を持ちますよ。
「冂」という遠いさまを意味する漢字の中には、部首の「爻」が2つあります。
「一」の下に「丨」を取り付けて、さらに「八」を付けてカサのようにしましょう。
そのまま「丨」で貫通するように「冂」を書き、この中の左右に「爻」を書きます。
カサの下、「冂」の中で2人が交流しているイメージで「爾」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
同じカサに入っているのであれば、相手を「おまえ」などのように遠慮なく呼び合う親しい間柄であるイメージもできそうですよね。🧑🤝🧑
「汝」は部首である「さんずい」に、「女」となっています。
部首の「さんずい」は、水の状態や動作などに関する字に主に使われますよね。
汝はもともと「なむち」という言葉で、「な」と「むち」にわかれて「むち」を「貴」と書くそうです。
「貴」なので、本来は尊敬語として使われていたのだと言われていますよ。
漢字自体は、もともとは中国にある汝水という川のことを指していたそうです。
もともとは「貴」もあったのに、それが無くなったため尊敬の気持ちを忘れてしまった呼び方をイメージして「汝」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
遠慮なく呼んでもらってかまわないよ!
この言葉、どう使う?
- 彼とは、爾汝の間柄である。
- 爾汝の間柄でもないのに、馴れ馴れしいぞ。
- 私たちはかつて、爾汝の友であった。
同じ読み方の熟語👀
多いので、ここでは7つのみ並べます。
- 侍女・・・貴人などのそばに仕える女性のこと。
- 児女・・・女の子。
- 自叙・・・自分で自分のことを述べること。
- 自序・・・自分の著書に、自分で序文を書くこと。
- 自助・・・他人に頼らず、自分の力だけで事を成し遂げること。
- 次序・・・順序をつけること。
- 次女・・・姉妹のうち、2番目に生まれた子。
「爾汝」の熟語・ことわざ・慣用句
- 爾汝の交わり・・・お互いに「おまえ」などと呼び合えるほどの親密な交わり。
「汝」は見たことがあったけど、「爾」を書くのは少し難しそう・・・。
書き方は上を見て、何とか覚えてみよう。
それより、読み方が厄介かも知れないね。
まとめ
「爾汝」は、相手を「キサマ」などのように遠慮なく呼び合うことなんですね。
どちらも「なんじ」の意味を持つため、絶対に「キサマ」や「おまえ」以外の呼び方はしないイメージで覚えておきましょう!🧐
「爾」の部首は「爻」で、交わる意味を持つとのこと。
「一」の下に「八」と、上下につき通す意味を持つ「丨」があるように見えます。
「冂」という遠いさまを意味する漢字の中に、部首の「爻」が2つありますね。
「一」の下に「丨」を取り付けて、さらに「八」を付けてカサのようにします。
そのまま「丨」で貫通するように「冂」を書き、この中の左右に「爻」を書きましょう。
カサの下、「冂」の中で2人が交流しているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
同じカサに入っているなら、相手を「おまえ」などのように遠慮なく呼び合う親しい間柄であるイメージもできますからね。🧑🤝🧑
「汝」は部首の「さんずい」に、「女」です。
部首の「さんずい」は、水の状態などに関する字に主に使われますよね。
汝はもともと「なむち」という言葉で、「な」と「むち」にわかれて「むち」を「貴」と書いたとのこと。
「貴」なので、本来は尊敬語として使われていたのだと言われています。
漢字は、もともと中国にある汝水という川のことを指していたとのこと。
もともと「貴」もあったのに、それが無くなり尊敬の気持ちを忘れてしまった呼び方をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐