「庇護」の意味と読み方とは?ヒントは「守る」
庇護って、なんと読むのかな??
「庇護」はね、「ひご」と読むんだよ。
庇護の意味
[名](スル)かばって守ること。「両親の—のもとに育つ」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
庇護はここに注意
「庇」の読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「庇護」の意味は、庇って守ることなんだね。
そうか、庇うっていう読み方もあるんだったね。
そう、他にも覆ってくれそうな読み方ができるよ!
「庇護」の「庇」は他に「庇う・ひさし」とも読みます。意味は、
- おおう。かばう。保護する。「庇護」など
- ひさし。家の軒に張り出した小屋根。「雪庇」
となっています。守ってくれる意味を持っていますよね。
「護」は他に「護る」とも読みますよね。意味は、
- まもる。助ける。「加護」など
- 梵語の音訳に用いられる。「護摩」
となっています。こちらも、守り助けてくれる意味を持ちます。
上から覆いかぶさるように、守ってくれるイメージで「庇護」を覚えておきましょう!🧐
「庇」は部首の「广」の「まだれ」に、「比」となっています。
部首の「まだれ」は、建物や家屋に関する字に主に使われますね。
「比」は比べる、仲間、親しみ合うといった意味も持ちます。
「比」は人が二人並ぶ象形から成り立ったそうで、この上に屋根があることから並び親しむ屋根を意味して、庇う意味の「庇」が成り立ったと言われていますよ。🧐
「護」は部首である「言」の「ごんべん」に、「蒦」となっています。
部首の「ごんべん」は、言語や言葉を使った表現などに関する字に主に使われますね。
「蒦」は指で長さを測る、手に持つという意味があるそうです。
さらに分解すると「くさかんむり」「隹」「又」ですね。
「隹」は尾の短い鳥の総称の意味があり、「又」は再びや右手の意味を持ちます。
自分の右手で鳥をつかんでおき、言葉で守るイメージで「護」を覚えておきましょう!🛡️
ひさしは、日光が直接部屋に入らないように守ってくれているよね。
この言葉、どう使う?
- 見知らぬ子供を庇護しようとこころみる。
- 行き場のない人たちに安全な場所を提供し、庇護する。
- 手厚い庇護をうけ、とても助かった。
「庇護」の類語
守る、という意味の言葉が似ていますね。
- 保護・・・外からの危険からかばい、守ること。
- 擁護・・・危害からかばい、守ること。
- 守護・・・守ること。
「庇護」の対義語
「庇護」はかばって守ることなのに対して、こちらはかばうべき人を守らないことになります。
- 迫害・・・弱者などを追い詰めて、苦しめること。
同じ読み方の熟語👀
- 秘語・・・秘密の言葉。仲間だけに通用する、特殊な言葉。
- 飛語・・・根拠のないウワサ。
- 鄙語・・・いなかの言葉。
- 肥後・・・旧国名のひとつ。
「庇護」の熟語・ことわざ・慣用句
- 庇護権・・・国家が、外国の犯罪人や政治的避難者で保護を求めてきた者を、自国領域内で庇護する国際法上の権利のこと。
かばうってことは、どちらかというと強い人が守ってあげるのかな?
そうだね、僕たちもいつかは庇護することが必要な時がおとずれるかも知れないよ。
まとめ
「庇護」は、庇って守ることなんですね。
上から覆いかぶさるように、守ってくれるイメージで覚えておきましょう!🧐
「庇」は部首の「广」の「まだれ」に、「比」です。
部首の「まだれ」は、建物などに関する字に主に使われますね。
「比」は比べる、仲間、親しみ合うといった意味もあります。
「比」は人が二人並ぶ象形から成り立ったそうで、この上に屋根があることから並び親しむ屋根を意味して、庇う意味で成り立ったと言われていますよ。🧐
「護」は部首の「言」の「ごんべん」に、「蒦」です。
部首の「ごんべん」は、言葉を使った表現などに関する字に主に使われますね。
「蒦」は指で長さを測る、手に持つという意味があるとのこと。
さらに分解すると、「くさかんむり」と「隹」に「又」ですね。
「隹」は尾の短い鳥の総称の意味、「又」は再び、右手の意味を持ちます。
自分の右手で鳥をつかみ、言葉で守るイメージで覚えておきましょう!🛡️