「流涕」の意味と読み方とは？ヒントは「泣く」

2025年2月11日

流涕りゅうていの意味

［名］(スル)涙を流すこと。また、激しく泣くこと。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

流涕りゅうていはここに注意

「涕てい」は１級の漢字のため、注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

「涕てい」の読み書きが難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「流涕りゅうてい」の「流りゅう」は他に「る・流ながれる」とも読みますよね。意味は、

• 水のように流れるもの。「流水」など
• 水と一緒に流れる。「流木」など
• 川に流す。「放流」など
• 広がる。「流布るふ」など
• さすらう。「流民」など
• それる。「流弾」など
• バツとして遠い所へ移す。「流刑」など
• なめらか。「流暢りゅうちょう」など

となっています。他にもあるので、さまざまな意味が持てる漢字なんですね。😁

「涕てい」は他に「なみだ・涕なく」とも読みます。意味は、

• なみだ。「涕洟ていい」など
• なく。「涕泣ていきゅう」など

となっています。この漢字、どうやら泣いているようです。

涙が川のように流れていることから、激しく涙を流しているとして「流涕りゅうてい」を覚えてはいかがでしょうか？💧💧

「流りゅう」は「さんずい」に「㐬りゅう」となっています。

「㐬りゅう」は単体ではほぼ見ることはありませんが、子が生まれる、という意味を持っています。そこから、子が羊水と共に流れて生まれてくる、とイメージして「流」を覚えましょう！

「涕てい」は部首である「さんずい」に、「弟てい」となっています。

「さんずい」は、水の状態などの水に関する字に主に使われますね。

「弟てい」は弟おとうと、門人もんじんなどの意味の他に、自分を謙遜けんそんしていう語の意味もあります。

門人もんじん、つまり門下生などは師匠から教えを受ける人ですので、立場的には下ですね。

そこから、教えてもらえるのが嬉しすぎて泣いて喜んでいるように、下に流れる水で涙をイメージして「涕てい」を覚えてはいかがでしょうか？💧

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この言葉、どう使う？

• あのような状況でどうして流涕りゅうていしたのか、今となっては分からない。
• 周囲の子供は、流涕りゅうていしている小さな子をどうすれば良いのか分からず、困っていた。
• 流涕りゅうていはなかなか止まらなかった。

「流涕りゅうてい」の類語

激しく泣く、という意味の言葉が似ていますね。

• 啼泣ていきゅう・・・声をあげて泣くこと。
• 哀哭あいこく・・・声をあげて泣き悲しむこと。
• 号泣ごうきゅう・・・大声で泣くこと。

同じ読み方の熟語👀

• 竜蹄りゅうてい・・・すぐれた馬のこと。

「流涕りゅうてい」の熟語・ことわざ・慣用句

• 悽愴流涕せいそうりゅうてい・・・周囲の人が痛々しく感じるほど、悲しんで涙を流していること。

まとめ

「流涕りゅうてい」は、激しく泣くことなんですね。

涙が川のように流れることから、激しく涙を流しているとして覚えてはいかがでしょうか？💧💧

「流りゅう」の「㐬りゅう」は子が生まれる、という意味を持っています。そこから、子が羊水と共に流れて生まれてくるイメージで覚えましょう！

「涕てい」は部首の「さんずい」に、「弟てい」です。

「さんずい」は、水に関する字に主に使われますね。

「弟てい」は弟おとうと、門人もんじんなどの他に、自分を謙遜けんそんしていう語の意味もあります。

門下生などは師匠から教えを受ける人なので、立場的には下ですよね。

そこから、教えてもらえるのが嬉しくて泣いて喜ぶように、下に流れる水で涙をイメージして覚えてはいかがでしょうか？💧