「慷慨」の意味と読み方とは？ヒントは「なげく」

2025年2月14日

慷慨こうがいの意味

［名・形動］(スル)

１ 世間の悪しき風潮や社会の不正などを、怒り嘆くこと。「社会の矛盾を—する」「悲憤—」

２ 意気が盛んなこと。また、そのさま。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

慷慨こうがいはここに注意

「慷こう」は１級の漢字のため、注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

「慷こう」の読み書きが少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「慷慨こうがい」の「慷こう」は他に「慷なげく」とも読みます。意味は、

• なげく。気が高ぶる。「慷慨こうがい」

となっています。嘆なげいてはいても、落ち込んではいないのかも知れません。

「慨がい」は他に「かい・慨なげく・慨いきどおる」とも読みます。意味は、

• なげく。いきどおる。心を揺さぶる思いでいっぱいになる。「慨然がいぜん」など

となっています。部首には注意しておきましょう！

社会の不正に心を揺さぶられて、気が高ぶり嘆なげいているイメージで「慷慨こうがい」と覚えておきましょう！🧐

「慷こう」は部首である「心」の「りっしんべん」に、「康こう」となっています。

「りっしんべん」は、意志や感情などの心の作用に関する字に主に使われますね。

「康こう」はやすらか、健康という意味をもっています。

自分の健康が心配になり、嘆なげいたり気が高ぶってしまうイメージで「慷こう」を覚えてはいかがでしょうか？😟

「慨がい」は部首である「心」の「りっしんべん」に、「既き」となっています。

「既き」はとっくに、つきるという意味を持っていますね。

「既き」は食器に盛られた食べ物と、座った人が顔をそむける象形から尽つきることを意味して成り立ったという話があります。

食べ過ぎて、むせてしまっているのかも知れませんよね。

そこから、心がつまる意味で「慨がい」が成り立ったと言われていますよ。🧐

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この言葉、どう使う？

• 社会の矛盾むじゅんを慷慨こうがいする。
• 本気で慷慨こうがいしている声がきこえる。
• 例の件を知ったばかりなのに、あまり慷慨こうがいする様子はない。

「慷慨こうがい」の類語

怒り、なげくという意味の言葉が似ていますね。

• 憤慨ふんがい・・・ひどく腹を立てること。
• 慨嘆がいたん・・・うれいなげくこと。憤いきどおりなげくこと。

同じ読み方の熟語👀

多いので、ここでは７つのみ並べます。

• 光害こうがい・・・過剰な光による害のこと。
• 梗概こうがい・・・物語などのあらすじのこと。
• 校外こうがい・・・学校の外のこと。
• 後害こうがい・・・将来ふりかかってくる災難のこと。
• 口外こうがい・・・口に出して言うこと。
• 坑外こうがい・・・坑道の外のこと。
• 郊外こうがい・・・都市に隣接した地域のこと。

「慷慨こうがい」の熟語・ことわざ・慣用句

• 悲歌慷慨ひかこうがい・・・自らの人生の悲劇などを悲しく歌い、いきどおって激しく嘆なげくこと。
• 悲憤慷慨ひふんこうがい・・・社会の不正や自分の運命などにいきどおりをおぼえ、嘆なげき悲しむこと。
• 慷慨忠直こうがいちゅうちょく・・・忠義の心から激しく怒り、悲しむこと。

まとめ

「慷慨こうがい」は、社会の不正などを怒り嘆なげくことや、意気が盛んなことなんですね。

社会の不正に心を揺さぶられ、気が高ぶり嘆なげいているイメージで覚えておきましょう！🧐

「慷こう」は部首の「心」の「りっしんべん」に、「康こう」です。

「りっしんべん」は、意志などの心の作用に関する字に主に使われますね。

「康こう」は、やすらかや健康の意味を持ちます。

自分の健康が心配になり、嘆なげいたり気が高ぶってしまうイメージで覚えてはいかがでしょうか？😟

「慨がい」は部首の「心」の「りっしんべん」に、「既き」です。

「既き」はとっくに、つきるという意味を持ちますね。

「既き」は食器に盛られた食べ物と、座った人が顔をそむける象形から尽つきることを意味して成り立ったという話があるそうです。

食べ過ぎて、むせてしまっているのかも知れませんね。

そこから、心がつまる意味で成り立ったと言われていますよ。🧐