「定稿」の意味と読み方とは?ヒントは「完成」

定稿って、なんと読むのかな??

「定稿」はね、「ていこう」と読むんだよ。
定稿の意味
それ以上訂正・補足などの必要のない完成した原稿。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
定稿はここに注意
「定」の読み間違いに、念のため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

つまり「定稿」の意味は、完成した原稿のことなんだね。

もう直す必要がないなんて、すごいな・・・。

いつまでも直しているとキリがないからね、もう変更しない!と定めているんじゃないかな。
「定稿」の「定」は他に「定める・定か・定まる」とも読みますよね。意味は、
- さだめる。きまる。「確定」など
- おちつく。「安定」など
- 決まり。「規定」など
- きっと。必ず。「必定」
- 仏教で、雑念を払い精神を集中させること。「禅定」など
となっています。そこに落ち着いています。
「稿」は他に「したがき・わら」とも読みます。意味は、
- 下書き。原案。「歌稿」など
- わら。
となっています。下書きの意味があるのですね。
元々は下書きだったものを、これ以上訂正の必要のないものとして、ビシッと決まった完成品とするイメージで「定稿」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「定」は、部首が「宀」の「うかんむり」となっています。
「うかんむり」は、家屋などに関する字に主に使われていますね。
どうやら、カタカナの「ウ」に似ていることから「うかんむり」と呼ぶそうです。
「稿」は部首である「禾」の「のぎへん」に、「高」となっています。
「のぎへん」は、穀物などに関する字に主に使われるとのこと。
「高」は高い、たかぶるなどの意味を持っていますね。
どうやら、「わら」を意味して「稿」が成り立ったそうです・・・!🧐

これはもう、完成しているよ!

この言葉、どう使う?
- 定稿とするのに、どれだけの努力をしたか。想像もできないな。
- 最終的に、これが定稿となった。
- 定稿となったが、実は少しだけ気になるところが残っていたんだ。
「定稿」の類語
完成した原稿、という意味の言葉が似ていますね。
- 決定稿・・・それ以上あらためる必要のない原稿のこと。
「定稿」の対義語
「定稿」は完成した原稿のことなのに対して、こちらは未完成の原稿になります。
- 未定稿・・・まだ完全にできあがっていない原稿のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 抵抗・・・外からの力に張り合い、退けようとすること。

本当に、これ以上直すところは無い?

そう決めたんだから、それで良いんだよ。
まとめ
「定稿」は、完成した原稿のことなんですね。
元々は下書きだったものを、これ以上訂正の必要のないものとして、ビシッと決まった完成品とするイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「定」は、部首が「宀」の「うかんむり」です。
「うかんむり」は、家屋などに関する字に使われるとのこと。
そして、カタカナの「ウ」に似ることから「うかんむり」と呼んでいるようです。
「稿」は部首である「禾」の「のぎへん」に、「高」です。
「のぎへん」は、穀物などに関する字に主に使われ、「高」は高い、たかぶるなどの意味がありますよね。
「わら」を意味して成り立ったみたいですよ。🧐