「慇懃」の意味と読み方とは？ヒントは「礼儀」

2025年3月6日

慇懃いんぎんの意味

［名・形動］

１ 真心がこもっていて、礼儀正しいこと。また、そのさま。ねんごろ。「—なあいさつ」

２ 非常に親しく交わること。「—を重ねる」

出典　デジタル大辞泉（小学館）

慇懃いんぎんはここに注意

どちらも１級の漢字のため、間違えないように注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★★☆

読み書きが難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「慇懃いんぎん」の「慇いん」は他に「慇いたむ・慇ねんごろ」とも読みます。意味は、

• 心をいためる。
• ねんごろ。ていねい。「慇懃いんぎん」

となっています。真心がこもっていますね。

「懃ぎん」は他に「きん・ごん・懃ねんごろ・懃つとめる」と読みます。意味は、

• ねんごろ。ていねい。「勤恪きんかく」など
• 勤つとめる。「懃労きんろう」
• つかれる。

となっています。ていねいに働いているので、疲れているのかも知れません。

どちらも同じ「心」が部首で同じような意味があるので、心をこめて丁寧に接しているイメージで「慇懃いんぎん」と覚えておきましょう！🙇‍♂️

「慇いん」は部首である「心」に、「殷いん」となっています。

部首の「心」は、意志や感情などの心の作用に関する字に主に使われますね。

「殷いん」は盛ん、ていねい、赤黒い色などの意味を持つそうです。

「殷いん」は身ごもらせ大きくさせるさまを表して、そこから盛んや豊かを意味して成り立ったという話もあるので、育てるのに真心をこめているイメージで「慇いん」を覚えてみてはいかがでしょうか？🧐

「懃ぎん」は部首である「心」に、「勤きん」となっています。

「勤きん」は仕事をする、役目、苦労をいたわるという意味を持ちますよね。

仕事は、いい加減にしてはいけません。

なので丁寧にする必要がありますが、そのせいで心が疲れてしまっているイメージで「懃ぎん」を覚えてみてはいかがでしょうか？🧐

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この言葉、どう使う？

• 慇懃いんぎんなあいさつを交わす。
• 慇懃いんぎんに会釈えしゃくをした。
• 以前とは別人のように慇懃いんぎんである。

「慇懃いんぎん」の類語

親しく交わる、という意味の言葉が似ていますね。

• 懇親こんしん・・・親しみ合うこと。
• 別懇べっこん・・・特に懇意こんいなこと。
• 昵懇じっこん・・・親しいこと。

「慇懃いんぎん」の対義語

「慇懃いんぎん」は礼儀正しいことなのに対して、こちらは失礼なことになります。

• 無礼ぶれい・・・礼儀に外れること。

「慇懃いんぎん」の熟語・ことわざ・慣用句

• 慇懃いんぎんを通つうずる・・・男女がひそかに情交を結ぶ。
• 慇懃講いんぎんこう・・・参会者が、礼儀正しさを崩さない集会。
• 慇懃無礼いんぎんぶれい・・・表面は丁寧で礼儀正しいように見えるが、実は尊大で無礼なこと。

まとめ

「慇懃いんぎん」は礼儀正しいこと、親しく交わることなんですね。

どちらも同じ「心」が部首で同じような意味があるので、心をこめて丁寧に接しているイメージで覚えておきましょう！🙇‍♂️

「慇いん」は部首の「心」に、「殷いん」です。

部首の「心」は、心の作用に関する字に主に使われますね。

「殷いん」は盛ん、ていねい、赤黒い色などの意味を持ちます。

「殷いん」は身ごもらせ大きくさせるさまを表し、そこから盛んや豊かを意味して成り立ったという話もあるため、育てるのに真心をこめているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか？🧐

「懃ぎん」は部首の「心」に、「勤きん」です。

「勤きん」は仕事をする、役目、苦労をいたわるという意味を持ちますね。

仕事はいい加減にしてはいけないので丁寧にする必要がありますが、そのせいで心が疲れてしまっているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか？🧐