「輻輳」の意味と読み方とは?ヒントは「集中」
輻輳って、なんと読むのかな??
「輻輳」はね、「ふくそう」と読むんだよ。
輻輳の意味
1 [名](スル)《車の輻 (や) が轂 (こしき) に集まる意》四方から寄り集まること。物事がひとところに集中すること。「雑務が―する」
2 《congestion》電話やインターネットなどの回線において、多数の利用者が特定の時間帯に集中することにより処理可能な容量を超え、不具合が生じたり機能が停止したりすること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
輻輳はここに注意
どちらも見慣れない漢字です。間違えずに覚えたいですが・・・、それぞれ右側を見れば読み方は何となくわかるのではないでしょうか?
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
どちらもあまり見かけない漢字のため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「輻輳」の意味は、1つのところに集中することなんだね。
この2つでそうなるの?なんでだろう。
下で説明するよ!
「輻輳」の「輻」は他に「や」とも読みます。意味は、
- 車輪の矢。「車輻」など
- 車の矢のように、1箇所に集まること。「輻輳」
となっています。これは、スポークとも言う車輪を構成する部品の一部のことみたいですね。
例えば、車のタイヤを見てみましょう。外側から中心に向かって伸びる複数の棒状のものがありますよね?そこがスポークです。
「輳」は他に「輳まる」とも読みます。意味は、
- 車の輻があつまる。「輻輳」
となっています。もつ意味は少ないです。
この車輪の輻が真ん中に集まるイメージで、1箇所に集中することが「輻輳」と言われています。
他にも、インターネットなどの回線で多数の利用者が特定の時間に集中することで容量を超えてしまい、不具合がおきることも「輻輳」と言います。
漢字の書き方、読み方は少し難しそうですが・・・?🤔
「輻輳」はどちらも部首である「車」、という漢字が入っていることがわかります。
これは車輪の輻が集まることという意味があるのを考えると、車が入っているのは納得できるのではないでしょうか。
「輻」はその車の他に、「畐」という漢字が並んでいます。読み方が同じですね~。😉
「輳」は車の他に、「奏」という漢字が並んでいます。こちらも読み方が同じです、覚えやすいですね!他に「奏でる」とも読みます。
この場合、まずは車以外の漢字を覚えておきましょう!
「畐」はどこかで見たことがありませんか?「福」にも使われていますよね。
「畐」には満ちる、といった意味もあります。車輪には輻がたくさんありますので、この輻で満ちているとイメージして覚えるのはいかがでしょうか?
「奏」は「吹奏楽」にも使われています。「奏」には差し出すといった意味もありますので、車の輻をあつめて、真ん中に差し出すとして覚えてみるのも良いですね!
どちらも、よく耳にしたことがある言葉ではないでしょうか?そう考えると、覚えやすそうですよね。😁
車はつけるとして、その右に何を書くか。覚えておこう!
この言葉、どう使う?
- 利用者が一気に集まって輻輳がおきてしまい、問題が生じた。
- 小さなものから大きなものまで、さまざまな雑務が輻輳する。
- 今回、なぜ輻輳がおきたのか?その原因を探っていきましょう。
「輻輳」の類語
集まること。他には、集まっていてとても混雑している。というのも似ていますね。
- 収束・・・まとまること。
- 渋滞・・・とても混雑していて流れが滞っており、なかなか進まないこと。
- 収斂・・・縮むこと。1つにまとまること。
「輻輳」の対義語
「輻輳」は1つのところに集中することなのに対して、こちらは他にも広がることになります。
- 伝播・・・広く伝わっていくこと。
- 拡散・・・散らばって広がること。
同じ読み方の熟語👀
- 服装・・・服を着たときの様子。
- 複層・・・性質の違った層が重なっていること。
- 副葬・・・死んだ人が生前に愛用していた物を、一緒に埋葬すること。
- 福相・・・裕福に見える顔つき。
- 伏奏・・・天子の御前にひれ伏し、奏上すること。
見た感じは難しそうだったんだけど、よく見たら知っているパーツだけで作れたね!
いっけん複雑でも、よく見るとそうでないことも。面倒くさがらずに見てみようね。
まとめ
「輻輳」は、1つのところに集中することなんですね。
車輪の「輻」が中心に集まるイメージで覚えておきましょう!
インターネットなどの回線で、多数の利用者が特定の時間に集中して容量を超えて不具合がおきることも「輻輳」と言いますよ。
「輻輳」は、どちらも部首の「車」が入っていますよね。
車輪の輻が集まることから考えると、車が入っているのは納得できます。
「輻」は車の横に「畐」が並んでいます。
「輳」は車の横に「奏」が並んでいます。
どちらも、同じ読み方ができる漢字が並んでいますね!
「畐」は「福」にも使われています。
「畐」には満ちる、といった意味もあります。車輪には輻がたくさんあるので、この輻で満ちているイメージをしてみましょう。
「奏」は差し出すといった意味もあるので、車の輻をあつめ、中心に差し出すイメージで覚えてみるのも良いですね!
これを書く前に、ニュースで「輻輳」という言葉がとりあげられていたことがあります。
投稿日を見たら、なぜかが分かりそうですね!🧐
集まりすぎると、問題も起きてしまう。というのが分かる一件でした。
こちらはいかがでしょうか?
タイヤと言えば、例えば自転車の空気を入れるのはちょっと面倒ですよね。😅
よくある空気入れはちょっと縦長で、収納場所に困ることもあります・・・。
こちらだとサイズが小さくコンパクトで、しかもボタンを押すだけで空気入れが終わってしまいます。
自転車だけかと思ったら、車や車椅子にも対応しているみたいです。😮
ハンズフリーで手が空くので、これならとっても楽ができるのでは・・・!
昔は物置から引っ張り出して、疲れながら空気をいれていたのがウソみたいだ・・・。