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「滅多」の意味と読み方とは?ヒントは「当て字」

2023年10月31日

ナヤミィ

滅多って、なんと読むのかな??

フクロウ

「滅多」はね、「めった」と読むんだよ。

滅多めったの意味

[形動][文][ナリ]《「めた」と同語源。「滅多」は当て字》

1 思慮の浅いさま。軽率であるさま。「―なことを言って怒らせてはまずい」

2 ごく当たり前であるさま。並大抵。「―なことでは驚かない」

3 度を越しているさま。むやみ。

4 (多く「めったに」の形で、あとに打消しの語を伴って)まれにしかしないさま。まれにしか起こらないさま。「―に外出しない」「―に姿を見せない」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

滅多めったはここに注意

一見カンタンに見えますが、「めつ」ではなく「めっ」なので念のため注意しましょう。

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

聞く機会は多いため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「滅多めった」の意味は、たまにしか起こらないことなんだね。

ナヤミィ

でも、他にも書いてあるよ?

フクロウ

そうだね、他にもあるんだ!それも一緒にみていこうね。


滅多めった」の「滅」は他に「めつ・べつ・ほろぶ」とも読みます。意味は、

  • なくなる、ほろびる。滅亡めつぼう」など
  • 明かりが消える。「明滅めいめつ」など
  • 高僧の死。「入滅にゅうめつ」など

となっています。少し怖いですね・・・!多くの方がご存じなのは、滅亡めつぼう明滅めいめつなどで使われているものではないでしょうか?

」は他に「おおい」と読みますよね。意味は、

  • たくさんある。多い。多様たよう」など
  • 深い感謝。「多謝たしゃ

となっています。ほとんどの場合は「多い」という意味で使っていますね。

当て字、とは言っても漢字は「滅多」となっているので、何とかこれとイメージを関連付けて覚えましょう!

1 思慮の浅いさま。軽率であるさま。

この時は、「深く多く考えていたのに」忘れてしまい「なくなる」

2 ごく当たり前であるさま。並大抵。「―なことでは驚かない」

この時は、「多い」ので珍しく「なくなる」

3 度を越しているさま。むやみ。

この時は、「ほろびる」ほど「多い」

4 まれにしかしないさま。まれにしか起こらないさま。

この時は、「多く」「ない」

として、それぞれイメージして覚えるのはいかがでしょうか?

「滅」は覚えにくいかも知れません。これは「さんずい」に「めつ」を書くのですが、この「めつ」の中には一本線の下に火が書いてありますね。

「滅」には明かりが消える、という意味もあります。

つまり火🔥が消える、ということでもありますよね?ここで火が関係してきました。「」の中に、一本線と火を書いてあげましょう。😀

「さんずい」があるので、もしかしたら水がかかって火がほろんでしまうのかも・・・?🧐

「多」は「半月」もあらわしています。2つもあるので、複数あるとして「おおい」と覚えましょう!

フクロウ

当て字はどうやって覚えようか、いつも悩むね。

滅多の覚え方イメージ
通っている時にちょうど消える、なんていうことは滅多めったにありませんけどね。

この言葉、どう使う?

  • 滅多めったなことを言って怒らせてしまってはまずい、言葉には気をつけないと・・・!
  • 滅多めったなことでは驚かないよ、慣れているんでね・・・。
  • あのキャラ、滅多めったに現れないらしいけど一体どのくらいの確率なんだろうか・・・?

滅多めった」の類語

軽率けいそつや、あまり起こらない。という意味の言葉も似ていますね。

  • あさはか・・・考えがたりないこと。
  • まれ・・・とても少ない、珍しいこと。
  • 希有けう・・・とても珍しいこと。

滅多めった」の対義語

滅多めった」はたまにしか起こらないことなのに対して、こちらはよく起こることになります。

  • 度々たびたび・・・何度も行われるさま。

滅多めった」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 滅多めった打ち・・・むやみやたらに打つこと。
  • 滅多めった切り・・・むやみやたらに切ること。
  • 滅多無性めったむしょう・・・下の滅多矢鱈と同じ。
  • 滅多矢鱈めったやたら・・・とにかく手当たり次第にすること。
ナヤミィ

実はぼく、滅多めったに勉強しないんだよね~。

フクロウ

滅多めったなことを言うもんじゃないよ?(ちゃんと見てないと・・・)

まとめ

滅多めった」はいろんな場面で使える言葉なんですね。

「滅」には明かりが消えるという意味もあります。つまり火が消える、ということでもあります。「」の中に、一本線とここで出てきた火を書いてあげましょう。😀

「さんずい」があるので、水がかかって火がほろんでしまうイメージも出来ますね。🧐

「多」は「半月」もあらわしているようなので、これが複数あるとして「おおい」と覚えましょう!

今までは「滅多めったにない」という使い方だけ、していたのではないでしょうか?

今後は、他の意味でも使ってみましょう!でも、滅多めったなことは言わないようにしましょう。😅

二文字

Posted by 管理人