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「粛々(と)」の意味と読み方とは?ヒントは「静」

2024年1月29日

ナヤミィ

粛々って、なんと読むのかな??

フクロウ

「粛々」はね、「しゅくしゅく」と読むんだよ。

粛々しゅくしゅくの意味

1 ひっそりと静まっているさま。「鞭声―夜河を過 (わた) る」

「わが血潮は、―と動くにも拘らず音なくして」〈漱石・虞美人草〉

2 おごそかなさま。厳粛なさま。威厳をもって物事を行うさま。「移転計画を―と進める」

「数十頭の乗馬隊が―と進んで行くのは絵のごとく」〈火野・麦と兵隊〉

3 つつしみうやまうさま。

「上帝英傑を下して国人を救うと信じ…日夜―として之を侯 (ま) てりき」〈雪嶺・真善美日本人〉

出典 デジタル大辞泉(小学館)

粛々しゅくしゅくはここに注意

使うときは「粛々しゅくしゅくと」とまで入れて使いましょう。

また、上から目線にとられてしまうこともあるようなので、できるだけ目上の方には使わないようにしておきましょう。

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

しゅく」は少し難しいですが、読み方は繰り返すだけのため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「粛々しゅくしゅく」の意味は、ひっそりと、おごそかにということなんだね。

ナヤミィ

そうなんだ、でも僕にはまだあまり使う機会が無いから覚えられるかなぁ。

フクロウ

じゃあ、下のような覚え方だとどうかな?


粛々しゅくしゅく」の「しゅく」は他に「つつしむ」とも読みます。意味は、

  • 心や体をひきしめる。おごそか。「粛然しゅくぜん」など
  • きびしくする。「粛正しゅくせい」など
  • 静か。物音を立てない。「静粛せいしゅく

となっています。こちらにひきしめる、という意味があるのが分かります。

そして、その後ろに「々」がついていますね。

これは、同じ漢字を重ねる場合に2文字目以降に代わりとして使われるものです。

他にもあるのでご覧になったことはあるはず、時々などにも使えますね。😆

ひきしめる、おごそか。というしゅく」が2回続いているので、より一層引き締めるようにする!というイメージで「粛々しゅくしゅくと覚えましょう!

お仕事でも「粛々しゅくしゅく」という言葉を聞いたこと、あるのではないでしょうか?

僕も、以前先輩が一時期使っておりました。

粛々しゅくしゅくと~」は、「冷静に」「落ち着いて」という意味もあるので、仕事や大事なことに向き合うときに使われています。(クレーム対応などにも・・・!)

真面目に進めて欲しい!という状況で使われる「粛々しゅくしゅくと進めるように」、という感じの使い方が一番よく耳にする言葉だと思いますがいかがでしょう。

使用する時はどうしても、言う方も聞く方もかたくなってしまいがちですね。😅

しゅく」は「いち」の異体字である「肀」というものが使われているようで、これにはふでという意味があります。

下部分は、川の真ん中部分が「米」に変わっているようにも見えますね。🤔

下部分は真ん中が深い所であることをあらわしているとのことなので、ふでを川の真ん中の「米」部分にグサッと突きさすイメージで「粛」と覚えてみましょう!

フクロウ

どうしても重めのイメージになってしまうね。

仕事を粛々しゅくしゅくと進めましょう。

この言葉、どう使う?

  • みなさん、今日も粛々しゅくしゅくと作業お願いします。
  • 打ち合わせは粛々しゅくしゅくと進んだ。おかげでスムーズに終わらせることができた。
  • 彼はいつも粛々しゅくしゅくとしていて、尊敬はできるが少し話しかけづらいな。

粛々しゅくしゅく」の類語

静粛に!という言葉、聞いたことありませんか?静粛も、「粛々しゅくしゅく」と似ている言葉ですね。

  • 厳かおごそ・・・重々しい。とても真面目で近寄りがたい。
  • 静粛せいしゅく・・・しずかに。みんな静まりかえること。
  • ひそやか・・・しずかに。地味に。ひっそりとしている。

粛々しゅくしゅく」の対義語

粛々しゅくしゅく」は静かに、おごそかにという意味なのに対して、こちらは騒々そうぞうしいや軽いというような意味になります。

  • 騒然そうぜん・・・さわがしく、うるさいこと。
  • 軽々かるがるしい・・・あまり考えずにおこなうこと。

粛々しゅくしゅく」の熟語・ことわざ

  • 鞭声粛々べんせいしゅくしゅく・・・相手に気づかれないように、静かに馬にむちを打つこと。
ナヤミィ

静かに。真面目に、厳しくかぁ。僕も将来使うようになるのかな・・・。

フクロウ

使わなくても全然問題はないよ。でも、「粛々しゅくしゅく」は覚えておいて損はしない言葉だと思うね。

まとめ

粛々しゅくしゅく」はひっそりと、おごそかにということなんですね。

しゅく」は「いち」の異体字である「肀」が使われているようで、ふでという意味を持ちます。

下は、川の中央が「米」に変わっているようにも見えますね。🤔

真ん中が深い所であることをあらわしているとのことなので、ふでを川の真ん中の「米」部分にグサッと突きさすイメージで覚えてみましょう!

今回の物は、どうしても重苦しく感じてしまう言葉ですね。😬

そこまで重めの雰囲気のあるところでなければ「静かに」や「冷静に」、「心を引き締めて」でも何も問題無いでしょう。

正直なところ、僕はまだ使ったことがありません。

ですが会社でも、何ならテレビでも聞くことがあると思います。

特に、社会に出てからの方が耳にする機会が多いと思うので「粛々しゅくしゅく」の意味、たとえあなた自身が使わなくとも覚えておきましょう。


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Posted by 管理人