「生涯」の意味と読み方とは?ヒントは「生きる」
生涯って、なんと読むのかな??
「生涯」はね、「しょうがい」と読むんだよ。
生涯の意味
1 この世に生きている間。一生の間。終生。副詞的にも用いる。「教育に―をささげる」「―忘れられない出来事」
2 一生のうち、ある事に関係した期間。「政治家としての―」
3 いのち。生命。
「―ニ賭ケテ」〈日葡〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
生涯はここに注意
「涯」が、少々難しめです。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
言葉は聞いたことがあるかも知れませんが、「涯」の意味が少々難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「生涯」の意味は、生きている間のことなんだね。
なるほど!「涯」も生きるっていう意味なのかな?
下で説明するよ!
「生涯」の「生」は他に「せい・生きる・生まれる・生う・生える・き・なま・いのち・うぶ・生る」とも読みますよね。
こうしてみると、考えていた以上に多いのではないでしょうか?意味は、
- いきる。「生活」など
- いのち。「生命」など
- うむ。「生誕」など
- いきいきとする。「生気」など
- なにかが起こる。「発生」など
- 熟していない。「生食」など
- 勉強中・修行中のひと。「生徒」など
- 自分のへりくだった自称。「小生」など
などとなっています。なじみのある文字だけに、意味もたくさんあるようですね!
「涯」は他に「みぎわ・はて」と読みます。意味は、
- きし。「水涯」など
- はて。「天涯」など
- 終わりまでの間。「生涯」など
となっています。終わりまでの間、という意味も持っているのですね。🧐
いのちが終わるまでの間、何かが起こっている終わりまでの間をイメージして「生涯」と覚えてはいかがでしょうか?
「生」は、草木が地面から生えてきたところから、生きるを意味して成り立ったそうですよ。
「涯」は部首である「さんずい」に「厓」が使われていますが、これは水と切り立った崖をあらわしていて水際(岸)を意味する「涯」が成り立ったようです。
それが転じて、はての意味も持つようになったのですが・・・。
「はて」があれば始まりもあります。
「いのち(生)」が始まり「はて(涯)」るまでの間。
このイメージで覚えてみるのも、ありですね。😆
「涯」が少し難しかったよね!
この言葉、どう使う?
- まさかこんなことが・・・。生涯忘れられない日になりそうだ。
- 子どもたちの教育に生涯をささげる。
- 彼は例のスキャンダルで、政治家としての生涯をおえた。
「生涯」の類語
生きている間を意味する言葉が似ていますね。
- 一生・・・生まれてから死ぬまでのあいだ。
- 寿命・・・いのちが続く期間。
- 命数・・・いのちの長さ。
「生涯」の対義語
「生涯」は生きている間、という意味もあるのに対して、こちらは死んだ後のことになります。
- 死後・・・死んだあと。
同じ読み方の熟語👀
- 障害・・・さまたげとなるもの。
- 傷害・・・ケガをさせること。
- 渉外・・・外部と交渉すること。
- 勝概・・・いい景色のこと。
- 少艾・・・若く美しい女性。
僕はどんな人生を送ろうかな・・・。
君はまだ若い、ゆっくり考えていこうね。
まとめ
「生涯」は生きている間ということですね。保険で、一生涯~という言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。
いのちが終わるまでの間、または何かが起こり、終わるまでの間をイメージして覚えておきましょう!
「生」は、草木が地面から生えてきたことから成り立ったと言われています。
「涯」は部首の「さんずい」に、「厓」となっています。水と切り立った崖をあらわしており、水際(岸)を意味する「涯」が成り立ったそうですね。
それが転じて、はての意味も持つようになりました。
「いのち(生)」が始まり「はて(涯)」るまでの間、と覚えておくのも良さそうではないでしょうか。
いつかは、何か生涯をささげられることを見つけたいものですね!😆