「一瞥」の意味と読み方とは?ヒントは「みる」
一瞥って、なんと読むのかな??
「一瞥」はね、「いちべつ」と読むんだよ。
一瞥の意味
[名](スル)ちらっと見ること。ちょっとだけ見やること。「―をくれる」「―しただけで、それとわかった」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
一瞥はここに注意
「瞥」が少々難しいので、注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字が片方わかりにくいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「一瞥」の意味は、少しだけみることなんだね。
一瞥する、とかは聞いたことがあったよ。なんとなく、そんな意味だろうとは思った!
いいね!一応下でみてみようか。
「一瞥」の「一」は他に「いつ・ひと・一つ・一め」とも読みます。数える時に使っていますよね。意味は、
- ひとつ。「一枚」など
- 最初。「一番」など
- それだけ。「一途」など
- ひとつにまとめる。「一様」など
- 少しだけ。「一瞥」など
となっています。
「瞥」は他に「瞥る」と読みます。意味は、
- ちらっとだけ見る。「瞥見」など
となっています。こちらは意味が少ないですが、ちらっと見るという意味を持っています。
少しだけ、ちらっと見る。一度だけ何かに目を向けて、すぐ視線を戻すイメージですね。これを「一瞥」と覚えましょう!👀
「瞥」は少々難しいですよね。「目」が使われているので、少なくとも目に関係することなのは分かりますが・・・。
他には「敝」という文字が使われているのですが、これには破れる、よわる。という意味があります。
「敝」は円などの外側である「どうがまえ」の上と中に「小」のようなものがありますね、下のはらい部分はありませんが・・・。その右に、「攵」がある漢字になっています。
弱った目なので、ずっと見るのが大変。なのでちらっと見る。というイメージだと覚えやすいのではないでしょうか?
実際は、弱っていなくても使えるよ。
この言葉、どう使う?
- 上司は一瞥しただけで、判断をくだしたようだ。
- 彼は一瞥すると、入ってきたばかりの部屋から出て行ってしまった。
- 店先のものを一瞥しただけで、店に入ってくることは無かった。
「一瞥」の類語
一度だけ、少しだけ見るという意味の言葉が似ていますね。
- 一目・・・一度だけみること。
- 一見・・・一度ちらっとみること。
- 一目・・・少しだけ見ること。
- 瞥見・・・短い時間で、ちらっとみること。
「一瞥」の対義語
「一瞥」はちらっとだけ見ることなのに対して、こちらはじーっと見つめることになります。
- 熟視・・・ずっと見ること。凝視すること。
同じ読み方の熟語👀
- 一別・・・いったんわかれること。
僕も街を歩いているとき、ちらっとだけ見ることはよくあるよ。
一瞬だけ目がいくっていうこと、あるよね。
まとめ
「一瞥」は、ちらっとだけ見るということですね。
少しだけちらっと見て、すぐに視線を戻すイメージで覚えておきましょう!
「瞥」は「目」に「敝」という文字が乗っています。「敝」には破れる、よわるという意味があるんです。
見えにくいですが、「敝」は「円」などの外側である「どうがまえ」の上と中に「小」のようなものがあります。「小」の下のはらい部分はありませんが・・・。
その右に「攵」を書きましょう。
弱った目でずっと見ているのは大変です。だから、チラッとだけ見ているイメージができますよね。
誰かとすれ違ったとき、一瞥だけして去っていくようなことは感じが悪いかも知れません。時と場合によっては注意ですね。
ちなみに、この言葉が使われているもので「一瞥体験」というものがあるそうです。悟りの世界を一瞥する体験のようですが・・・?🤔