「一縷」の意味と読み方とは?ヒントは「細い」
一縷って、なんと読むのかな??
「一縷」はね、「いちる」と読むんだよ。
一縷の意味
1 1本の糸。また、そのように細いもの。
「船は―の黒烟を波上に残し」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
2 ごくわずかであること。ひとすじ。「―の望みを残す」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
一縷はここに注意
「縷」が難しいので、間違えないように注意をしましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
言葉自体は聞いたことのある方が多いと思いますが、漢字が難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「一縷」の意味は、1本の糸のように細いもののことなんだね。
一縷の望み、とかは聞いたことがあったよ。大体、そんなところだろうとは思ってた!
そうなんだね。聞いたことがある人は多いと思う。
「一縷」の「一」は他に「いつ・ひと・一つ・一め」とも読みます。数える時に使っていますよね。意味は、
- ひとつ。「一枚」など
- 最初。「一番」など
- それだけ。「一意」など
- ひとつにまとめる。「一様」など
- 少しだけ。「一瞥」など
となっています。ひとつだけであったり、少しだけという意味を持っていますよね。
「縷」は他に「ろう・いと・いとすじ・縷かい・ぼろ」と読みます。知らなかった方もいると思います。🤔意味は、
となっています。こちらは難しいですね・・・!
糸のようなものがひとつ、または少しだけの頼りない状態をイメージしてください、それが「一縷」となると覚えましょう!
「一」は、1本の横線から成り立ったと言われています。
「縷」は難しい漢字ですが、仮にうろおぼえで試験に出た場合「う~ん、糸が書いてあったのは覚えてるんだけど・・・こんな感じかな?😫」と一縷の望みにかけるのは危険です。何とか覚えたいですね!
部首である「糸」に、「婁」という漢字が並んでいるようです。
これは他に婁ぐとも読み、引きよせるという意味がふくまれています。
糸を使ってつなぎ、引きよせる!
こう覚えてみるのはいかがでしょうか?
そして、「婁」は大きさの違う「口」が2つタテに並んでおり、上の方に「一」を、そして下にある「口」につながるように縦に棒を立ててあります。
その下に、「女」の文字が書かれている漢字なんですね。
複雑そうに見えますが、パーツに分けてみるとカンタンな物の集合体になっています!😆
「縷」の漢字、使えそうだから覚えておきたいね!
この言葉、どう使う?
- 一縷の望みを残して・・・。
- ふと上をみあげると、そこには煙突からの一縷の煙があがっていた。
- 一縷の希望をもって、僕は先に進む。
「一縷」の類語
1本の糸のように細長いもの、という意味の言葉が似ていますね。
- 一筋・・・細長い1本のもの。
- 一条・・・ひとすじ。
- 一髪・・・1本の髪の毛。
「一縷」の対義語
「一縷」は1本の糸のように細いもの、ごくわずかなことなのに対して、こちらはたくさんあることになります。
- 数多・・・数が多いこと。
「一縷」の熟語・ことわざ・慣用句
- 一縷千鈞・・・1本の細い糸で千鈞という重さをつるすため、とても危険だということのたとえ。
うーん、意味は覚えられるけど漢字が難しいな・・・。
使える言葉だから、覚えておきたいんだけどね・・・!
まとめ
「一縷」は1本の糸のように細いもの、ごくわずかということですね。
糸がひとつだけ、または少ししかない頼りない状態をイメージして覚えましょう!
「一」は、1本の横線から成り立ったそうです。
「縷」は部首の「糸」に「婁」が並んでいますね。
これは、他に婁ぐとも読み、引きよせるという意味がふくまれていますので、糸を使って引きよせる!と覚えてみてはいかがでしょうか?
「婁」は大きさの違う「口」が2つ縦に並んでおり、上の方に「一」を、そして下にある「口」につながるように縦に棒を立ててあるようですね。
その下に、「女」を書き足しましょう!
「一縷の望み」という言葉もありますが、可能性は1本だけでは無くなるべく増やしておきたいものです。😀