「官吏」の意味と読み方とは?ヒントは「役人」
官吏って、なんと読むのかな??
「管理」はね、「かんり」と読むんだよ。
官吏の意味
1 国家公務員のこと。役人。官員。「―登用」
2 明治憲法下で、天皇の大権に基づいて任命され、国家に対し忠順かつ無定量の公務に服した者。高等官および判任官をさす。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
官吏はここに注意
管理の「管」と間違わないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
漢字がカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「官吏」の意味は、国家公務員のことなんだね。
「吏」って、どういう意味なんだっけ?
下でみてみよう!
「官吏」の「官」は他に「つかさ・おおやけ」とも読みます。意味は、
- おおやけの機関。「官庁」など
- おおやけの仕事。「仕官」など
- 役人のこと。「官吏」など
- 体で特定のはたらきをする部分のこと。「器官」など
となっています。この中に、役人という意味がありますね。
「吏」は他に「つかさ」と読みます。意味は、
- 役人。「吏員」など
となっています。こちらにも、役人という意味があるのが分かりました。
おおやけの仕事をする役人として「官吏」と覚えましょう!
「官」と「吏」、どちらもカンタンに書くことができますが、この「吏」という文字は役人が旗を持っている象形からきているそうです。
おおやけの仕事を器官にたとえて、その器官を管理するためにはたらいている役人のイメージで「官吏」と読む、と覚えてはいかがでしょうか?🧐
漢字がカンタンだから、覚えておきたいね!
この言葉、どう使う?
- 分からないところがあったら、官吏の男性に聞いてみよう。
- 彼は長い間、官吏をしていた。
- 見た感じ官吏のような人たちとすれ違った。
「官吏」の類語
おおやけの仕事をしているという意味の言葉が似ていますね。
- 公務員・・・国や地方公共団体の仕事をする人。
- 官員・・・役人のこと。明治時代に使われていた。
- 公僕・・・公務員のこと。
「官吏」の対義語
「官吏」は国家公務員のことなのに対して、こちらは地方公務員のことになります。
- 公吏・・・現在の地方公務員のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 監吏・・・税関の職員。
- 監理・・・とりしまること。
- 管理・・・全体を統制すること。
- 奸吏・・・不正をする役人のこと。
- 冠履・・・上位と下位。
「官吏」の熟語・ことわざ・慣用句
- 官吏服務紀律・・・明治憲法のもと、官吏の服務上の義務を規定していた法規。1948年に廃止された。
とにかく、どちらの漢字にも役人という意味があるんだね。
そう、まずはそれだけでも覚えておきたいね。
まとめ
「官吏」は、国家公務員のことなんですね。
おおやけの仕事をする、役人をイメージして覚えましょう!
「吏」は、役人が旗を持っている象形からきているとのこと。
おおやけの仕事を器官に例え、器官を管理するために働く役人のイメージで「官吏」と読む、と覚えてみましょう!
同じく、役人を意味する似たような言葉にも「吏」が使われているので、こちらの漢字は覚えておきたいものです。😄