「宥恕」の意味と読み方とは？ヒントは「許す」

2022年11月16日2023年11月1日

宥恕ゆうじょの意味

［名］(スル)寛大な心で罪を許すこと。「御―を請う」「先方の過失を―する」

出典　デジタル大辞泉（小学館）

宥恕ゆうじょはここに注意

「恕じょ」と「怒ど」を間違えないように注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み方が少々難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「宥恕ゆうじょ」の「宥ゆう」は他に「宥ゆるす・宥なだめる」とも読みます。意味は、

• おおめに見る。「宥恕ゆうじょ」など
• なだめる。「宥和ゆうわ」など

となっています。この中に、おおめに見るという意味がありますね。

「恕じょ」は他に「しょ・恕ゆるす・恕おもいやる」と読みます。意味は、

• おおめに見る。「寛恕かんじょ」など
• 思いやり。「忠恕ちゅうじょ」など

となっています。「怒ど」に似ていますが、間違えないようにしましょう。

どちらにもおおめに見るという意味があります。それくらいの寛大な心で許すイメージで「宥恕ゆうじょ」と覚えてはいかがでしょうか？🧐

「宥ゆう」は「うかんむり」の下に「有」がありますね。

ここでは「囿ゆう」という広い庭と同じ意味を持ち、それから心が広いという意味も持ち、「宥ゆう」ができたと言われています。漢字もなんとなく、似ていますね。😀

「恕じょ」は間違いやすいように見えます。こちらは成り立ちがあまり好ましくないので、女性の口から発せられる思いやりの心、と覚えてみてはいかがでしょうか？

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この言葉、どう使う？

• ご宥恕ゆうじょを請こう。
• 相手の過失を宥恕ゆうじょすることにした。
• 大変なことをしてしまったが、宥恕ゆうじょを願いたい。

「宥恕ゆうじょ」の類語

広い心でゆるす、という意味の言葉が似ていますね。

• 寛恕かんじょ・・・心が広く、思いやりのあること。許すこと。
• 海容かいよう・・・海のように広い心で許すこと。
• 了簡りょうけん・・・とりはからう。他には、考え。こらえること。

「宥恕ゆうじょ」の対義語・・・？

「宥恕ゆうじょ」は広い心で思いやりがあり、ゆるすことなのに対して、こちらはゆるさず怒ることになります。

• 叱責しっせき・・・失敗をせめること。怒ること。

同じ読み方の熟語👀

• 佑助ゆうじょ・・・たすけること。
• 遊女ゆうじょ・・・江戸時代の娼婦しょうふ。

まとめ

「宥恕ゆうじょ」は寛大な心で許す、ということなんですね。

どちらにも「おおめに見る」という意味があることが分かりました。

寛大な心を持つ人は、おおめに見る機会も多そうですよね。😊

「宥ゆう」は「うかんむり」の下に「有」となっています。

ここでは「囿ゆう」という広い庭と同じ意味を持っているようで、そこから心が広いという意味も持ち、「宥ゆう」ができたと言われています。

漢字も似ていますよね。

「恕じょ」は、女性の口から発する思いやりの心をイメージして覚えてみてはいかがでしょうか？

あなたは誰かがミスをしたとき、許せますか？

もちろん程度にもよりますが、寛大な心をもっていたいですよね。😀

後から良いことでかえってくるかも知れませんし・・・！