「振恤」の意味と読み方とは?ヒントは「たすける」
振恤って、なんと読むのかな??
「振恤」はね、「しんじゅつ」と読むんだよ。
振恤の意味
[名](スル)貧困者や被災者などを援助するために金品を与えること。救恤。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
振恤はここに注意
「恤」はただの「血」ではありませんので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「恤」の読み方が、少々難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「振恤」の意味は、たすけるために金品を与えることなんだね。
どこにたすける、という要素があるのかな?
どこかな?下で見てみよう!
「振恤」の「振」は他に「振る・振う」とも読みます。意味は、
- ふるえる。「振動」など
- さかんになる。「振興」など
- すくう。「振恤」
となっています。どうやら、こちらに「たすける」という意味もあるようですね。🤔
「恤」は他に「しゅつ・恤える・恤れむ・恤む」と読みます。意味は、
- 憂える。心配をすること。「憂恤」など
- あわれに思う。困っている人に金品を与える。「救恤」など
となっています。こちらには、あわれに思って助ける。というような意味があるのが分かりました。
かわいそうだな、心配だな・・・。😣
そう恤れんだ時、その人を振うために金品をあげるのをイメージして「振恤」と覚えましょう!
「振」は部首の「てへん」に「辰」となっていますが、これは2枚貝がカラから足を出してふるえる、という象形から「ふるう」を意味するそうです。😬
「恤」は部首の「りっしんべん」に、「血」となっていますね。
心(りっしんべん)があり、血がかよっている人ならば困っている人の心配をすることも当然あるでしょう。
このイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
「恤」はあまり見かけないけど、書くのはカンタンだね!
この言葉、どう使う?
- そこをおとずれた時、すぐに振恤が必要だと判断した。
- すぐにでも振恤すべきだ。
- 振恤する!とはいったものの、皆に与えられる分はないのだ・・・。
「振恤」の類語
困っている人に金品などを与えてたすける、という意味の言葉が似ていますね。
- 救恤・・・困っている人に金品などを与えること。
- 支援・・・力を貸してたすけること。
- 救済・・・困っている人をたすけること。
同じ読み方の熟語👀
- 申述・・・申し述べること。
- 心術・・・心のもちかた。
- 神術・・・人の力をこえた不思議な術。
- 針術・・・漢方医術。針を刺す療法。
- 賑恤・・・振恤と同じ。
「振恤」の熟語・ことわざ・慣用句
- 振恤金・・・振恤のために出す金銭。また、下士官以下の軍人で、戦闘などで負傷したり病気にかかったりして現役を離れる者に、政府があたえた軍人恩給。
あまり見慣れない言葉だけど、意味は覚えやすそうで助かった!
これは、すぐに覚えられそうだね。
まとめ
「振恤」は困っている人を助けるために、金品などを与えるということですね。
心配だと恤れんだ時、その人を振うため、金品などをあげるイメージで覚えておきましょう。
「振」は部首である「てへん」に、「辰」です。
2枚貝がカラから足を出してふるえる象形から「ふるう」を意味しています。😬
「恤」は部首である「りっしんべん」に、「血」です。
心(りっしんべん)があり、血がかよっている人なら困っている人の心配をするのは当たり前ですよね。
書くのはカンタンですので、「どう書くんだっけ・・・?😅」という方がいたら、代わりに書いて助けましょう!