「俄雨」の意味と読み方とは?ヒントは「すぐに」
俄雨って、なんと読むのかな??
「俄雨」はね、「にわかあめ」と読むんだよ。
俄雨の意味
急に降りだしてまもなくやんでしまう雨。驟雨 (しゅうう) 。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
俄雨はここに注意
「俄」が少々難しいので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
聞いたことはあるのではないでしょうか?
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「俄雨」の意味は、降ってもすぐにやんでしまう雨のことなんだね。
あるあるだね~。傘を持っていない時だと、まだ助かるかな!
すぐ止むからね。でも、急に降ってくるのは困るよ・・・!
「俄雨」の「俄」は他に「が・俄か」とも読みます。意味は、
- 急に。「俄然」など
となっています。この文字に、急に!という意味があるようです。😆
にわかには信じられない、などの言い方もありますよね。つまり、「にわか」には「急」という意味があります。
「雨」は他に「う・あま」とも読みますよね。梅雨の時期によく見ますが、意味は、
- あめのこと。「霖雨」など
- あめのように降ってくるもの。「雨飛」など
となっています。こちらはそのまま、空からの恵みである雨のことになります。
そのまま、急に降りだしてくる雨をイメージしてください。
それが、「俄雨」になります。🌧️
「俄」は部首である「人」に、「我」となっていますね。
これは使われている漢字の通り、我(自分)に返ること、つまりふとしたきっかけで急に我に返ることを意味して、そこからにわか(急に)という「俄」が成り立ったそうです。
確かに、何か考え事をしていても、我に返る時は急ですもんね!
たまに「・・・ハッ!」となりませんか?
ですが、考え事をしながら歩くのは危険ですので、なるべく控えましょう。😄
ちなみに「雨」は、天から水分が落ちてきていることからこの漢字になったそうです!
間にある点々が、雨粒であることをイメージすると覚えやすいですね。
「にわか」という言葉自体は、聞いたことがあったんじゃないかな?
この言葉自体に、急に、という意味があったんだね!
この言葉、どう使う?
- 今でも忘れない。その日は何度も俄雨がおそってきていた。
- たとえ俄雨でも、この辺りはちょっと下がっているからすぐ大きい水たまりができちゃうんだ・・・。
- 俄雨から逃れるため、近くにある喫茶店に入った。
「俄雨」の類語
急に降っては止む雨、という意味の言葉が似ていますね。
- 夕立・・・夏の午後に降る、激しい俄雨のこと。
- 驟雨・・・急にどっと降り、しばらくして止んでしまう雨。
- 白雨・・・空が明るいのに降ってくる雨。にわかあめ。
「俄雨」の熟語・ことわざ・慣用句
- 俄雨と女の腕捲り・・・俄雨はすぐに止みます。女性の腕まくりも驚くことではないので、恐れるに足りない。ということの例えとなっています。少し、失礼な言い方なのかも知れませんね。
確かに、急に降ってくるのは困るか・・・。にわかファン、とかもそうなのかな・・・。
雨と一緒にしてはいけないよ。急に、というのも悪いことじゃない。思い立ったが吉日とも言うからね。
まとめ
「俄雨」は降ってもすぐに止んでしまう雨、ということですね。
「俄」は部首の「人」に「我」となっており、ふとしたきっかけで急に我に返ることを意味して、そこからにわか(急に)という「俄」が成り立ったと覚えましょう。
「雨」は、間にある点々が雨粒であることをイメージして、天から水分が落ちてきていることに繋げたいです。
「今日は雨なんて、降らないでしょう。😁」と思っていても、たまに急に降ってくることはありますよね。
外に出る時間帯でなければいいのですが、歩いている最中だと困りものです・・・。
すぐに止んでくれることが救いですね!😄