「徒花」の意味と読み方とは?ヒントは「ちる」
徒花って、なんと読むのかな??
「徒花」はね、「あだばな」と読むんだよ。
徒花の意味
1 咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実 (じつ) を伴わない物事。むだ花。「―を咲かす」「―に終わる」
2 季節はずれに咲く花。
3 はかなく散る桜花。あだざくら。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
徒花はここに注意
「徒」の読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読みが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「徒花」の意味は、無駄に咲いてしまった花のことなんだね。
「徒」は徒歩とかに使われているから、全然そんな感じはしないけどなぁ・・・。
他にも意味はあるんだよ、下で見てみよう!
「徒花」の「徒」は他に「と・ず・かち・いたずら・むだ・ともがら・ただ」とも読みます。意味は、
- 乗り物には乗らないで、歩いていく。「徒歩」など
- 手に何ももたない。「徒手」など
- むだ。「徒労」など
- なかま。ともがら。「徒党」など
- 弟子。「生徒」など
- 刑罰。「徒刑」
となっています。いろいろ意味がありますが、この中に無駄という意味がありますね。
「花」は他に「か・け・はな」と読みますよね。意味は、
- はなのこと。「綵花」など
- はなのように美しいもの。「花顔」など
となっています。花のように美しい、というものにも使えます。
せっかく頑張って咲いたのに、実を結ばなかったり時期が遅かったりして無駄になってしまった花をイメージして「徒花」と覚えてはいかがでしょうか?
「徒」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わり、土を踏んで歩きながら行くことを意味する「徒」になったそうです。
歩いていく、という意味に関してはこちらの覚え方で問題ありませんよね。😀
「徒」がなぜ無駄という意味を持つのか不思議ですよね。ここでは古語とからめて覚えていきましょう!
徒なり、という言葉があるのですが、これが「無駄だ・・・」ということを表現しています。
無駄だ、と考えながら言ってみましょう!
「花」は「くさかんむり」に「化」となっています。
「化」には新しいものになる、と言った意味もありますよね。
そこから、草から新しいものに変化するとして「花」と覚えてみても良さそうです。
どこからこの「無駄」が出てきているのか、覚えておきたいところ!
この言葉、どう使う?
- その花は、徒花として散るはずだった。
- 人があまり近づかない空き地には、いつも徒花を散らす木がある。
- 見た目は綺麗だが、徒花にしかすぎない。
「徒花」の類語
無駄に咲いた花、という意味の言葉が似ていますね。
- 無駄花・・・咲くだけで身を結ばない花のこと。成果が出なかった場合のたとえにも使う。また、徒花とも書く。
「徒花」の熟語・ことわざ・慣用句
- 徒花に実は生らぬ・・・見かけだけで、中身がないため身を結ばない。
せっかく咲いたなら、実を結びたいよね。
そうだね、徒花にはならないようにしよう!
まとめ
「徒花」は、無駄に咲いた花ということですね。
成果がでない物事、ということでもあります。
徒花と言われてしまうことのないようにしたいですね・・・!😅
頑張って咲いたものの、実を結ばなかったり時期が遅くて無駄になった花をイメージして覚えておきましょう。
「徒」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わり、土を踏んで歩いて行くことを意味してできたそうです。
歩いていくことに関しては、こちらの覚え方で問題ありませんね。😀
「徒」は、古語とからめて覚えましょう。
徒なり、という言葉があります。
これは「無駄だ・・・」ということを表現しているんですね。🧐
「花」は「くさかんむり」に「化」です。
「化」は、新しいものになる意味も持ちますよね。
そこから、草から新しいものに変わるとして覚えてみましょう!