「徒波」の意味と読み方とは?ヒントは「たいしてないのに」
徒波って、なんと読むのかな??
「徒波」はね、「あだなみ」と読むんだよ。
徒波の意味
たいした風もないのに立つ波。変わりやすい人の心、軽々しい行為などをたとえていう語。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
徒波はここに注意
「徒」の読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「徒波」の意味は、たいして風もないのに立つ波や、たいした理由もないのにおこなってしまう事や変わってしまう心をたとえていうことなんだね。
何もないのに変わってしまうのは、ちょっと軽々しいイメージがあるなぁ。
そうだね、あまりいい意味では使われないのかも知れない・・・!
「徒波」の「徒」は他に「と・ず・かち・徒に・むだ・ともがら・ただ」とも読みます。意味は、
となっています。
「波」は他に「は」と読みますよね。意味は、
- なみ。「波浪」など
- なみのような動き、形のもの。「電波」など
- ポーランドのこと。
となっています。ポーランドを1文字であらわすと、「波」なんですね。
ちなみに、「波」の草書体がひらがなの「は」になったそうですよ。👀
何もしないという「徒」と、それでも起こる「波」をあわせて「徒波」と覚えましょう!
たいして理由もないのに心変わりしてしまうこと、行動してしまうことはありますよね。😅
その時をイメージしてみましょう。
「徒」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わり、土を踏んで歩きながら行くことを意味する「徒」になったそうです。
歩いていく、という意味に関してはこちらの覚え方で問題無いですね。😀
「徒」がなぜ無駄という意味を持つのか不思議ですよね。ここでは古語とからめて覚えていきましょう!
徒なり、という言葉がありますが、これが「無駄だ・・・」ということを表現しています。
無駄だ、と考えながら言ってみましょう!
「波」は「さんずい」と「皮」ですね。
これは毛皮のようになみうつ水(さんずい)として、「波」ができたそうですよ。😆
「徒」の意味を覚えておけば、大丈夫かな?
同じ読み方の熟語👀
- 徒浪・・・徒波と同じ。
「徒波」の熟語・ことわざ・慣用句
- 浅瀬に徒波・・・思慮の浅い人ほど、大騒ぎをすることのたとえ。
ここまで見ても、やっぱり良いイメージのある言葉ではない気がするね・・・。
そのようだね・・・。でも、ここで学んだことは無駄にはしないでほしいな!
まとめ
「徒波」はたいして風もないのに立つ波や、たいした理由もないのにおこなってしまう事や変わってしまう心をたとえていうことなんですね。
何もしないという「徒」と、それでも起こる「波」をあわせて覚えましょう!
「徒」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わっています。
そこから、土を踏んで歩きながら行くことを意味する「徒」になったとのこと。
歩いていくので、土を踏んでいるのはぴったりですね。😆
徒なり、という言葉がありますが、これが「無駄だ・・・」ということを表現しているので、「無駄」はこちらと絡めて覚えましょう!
「波」は毛皮のようになみうつ水(さんずい)として、「波」ができたと覚えておきたいですね。
「何もないくせに・・・」といった覚え方が良さそうです。😉