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「徒波」の意味と読み方とは?ヒントは「たいしてないのに」

2024年8月7日

ナヤミィ

徒波って、なんと読むのかな??

フクロウ

「徒波」はね、「あだなみ」と読むんだよ。

徒波あだなみの意味

たいした風もないのに立つ波。変わりやすい人の心、軽々しい行為などをたとえていう語。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

徒波あだなみはここに注意

あだ」の読み方に注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きがカンタンなため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「徒波あだなみ」の意味は、たいして風もないのに立つ波や、たいした理由もないのにおこなってしまう事や変わってしまう心をたとえていうことなんだね。

ナヤミィ

何もないのに変わってしまうのは、ちょっと軽々しいイメージがあるなぁ。

フクロウ

そうだね、あまりいい意味では使われないのかも知れない・・・!


徒波あだなみ」の「あだ」は他に「と・ず・かち・いたずらに・むだ・ともがら・ただ」とも読みます。意味は、

  • 乗り物には乗らないで、歩いていく。「徒歩とほ」など
  • 手に何ももたない。「徒手としゅ」など
  • むだ。何もしない。徒花あだばな」など
  • なかま。ともがら。「徒党ととう」など
  • 弟子。「生徒せいと」など
  • 刑罰。「徒刑とけい

となっています。

なみ」は他に「は」と読みますよね。意味は、

  • なみ。「波浪はろう」など
  • なみのような動き、形のもの。「電波でんぱ」など
  • ポーランドのこと。

となっています。ポーランドを1文字であらわすと、「波」なんですね。

ちなみに、「波」の草書体がひらがなの「は」になったそうですよ。👀

何もしないという「あだ」と、それでも起こる「波」をあわせて「徒波あだなみと覚えましょう!

たいして理由もないのに心変わりしてしまうこと、行動してしまうことはありますよね。😅

その時をイメージしてみましょう。

あだ」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わり、土をんで歩きながら行くことを意味する「徒」になったそうです。

歩いていく、という意味に関してはこちらの覚え方で問題無いですね。😀

あだ」がなぜ無駄という意味を持つのか不思議ですよね。ここでは古語とからめて覚えていきましょう!

あだなり、という言葉がありますが、これが「無駄だ・・・」ということを表現しています。

無駄だ、と考えながら言ってみましょう!

なみ」は「さんずい」と「皮」ですね。

これは毛皮のようになみうつ水(さんずい)として、「なみができたそうですよ。😆

フクロウ

あだ」の意味を覚えておけば、大丈夫かな?

徒波の覚え方イメージ
波立たせるなら、それ相応の風がほしいですね。

同じ読み方の熟語👀

  • 徒浪あだなみ・・・徒波と同じ。

徒波あだなみ」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 浅瀬あさせ徒波あだなみ・・・思慮しりょの浅い人ほど、大騒ぎをすることのたとえ。
ナヤミィ

ここまで見ても、やっぱり良いイメージのある言葉ではない気がするね・・・。

フクロウ

そのようだね・・・。でも、ここで学んだことは無駄にはしないでほしいな!

まとめ

徒波あだなみ」はたいして風もないのに立つ波や、たいした理由もないのにおこなってしまう事や変わってしまう心をたとえていうことなんですね。

何もしないという「あだ」と、それでも起こる「波」をあわせて覚えましょう!

あだ」の右側の「走」は土と立ち止まる足の象形で、そこに「ぎょうにんべん」が加わっています。

そこから、土をんで歩きながら行くことを意味する「徒」になったとのこと。

歩いていくので、土をんでいるのはぴったりですね。😆

あだなり、という言葉がありますが、これが「無駄だ・・・」ということを表現しているので、「無駄」はこちらと絡めて覚えましょう!

なみ」は毛皮のようになみうつ水(さんずい)として、「なみ」ができたと覚えておきたいですね。

「何もないくせに・・・」といった覚え方が良さそうです。😉

二文字

Posted by 管理人