「拗音」の意味と読み方とは?ヒントは「2文字で」
拗音って、なんと読むのかな??
「拗音」はね、「ようおん」と読むんだよ。
拗音の意味
日本語の音節のうち、1音節が仮名2文字で表されるもの。ヤ行拗音とワ行拗音がある。ヤ行拗音は、現代仮名遣いでは、「き」「ぎ」「し」「じ」「ち」「に」「ひ」「び」「ぴ」「み」「り」の11に、それぞれ小さく「や」「ゆ」「よ」を加えて書き表す音節「きゃ」「きゅ」「きょ」「ひゃ」「びゃ」「ぴゃ」など。ワ行拗音は、「く」「ぐ」にそれぞれ「わ(ゐ・ゑ)」を付けて書き表す音節であるが、現在では「くゎ」「ぐゎ」が方言に認められるだけである。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
拗音はここに注意
「幼」ではありませんので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
意味が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「拗音」の意味は、「きゃ」などのように小さい文字を書き加えてあらわす音節のことなんだね。
分かった!「拗」に「幼い」ってあるし、それで小さい文字がつくってことかな?!
それがそうでもないんだ・・・。勘違いしやすいところだね。
「拗音」の「拗」は他に「おう・拗ねる・拗れる・拗ける」とも読みます。意味は、
- ねじれる。「拗音」など
- すなおではない。ひねくれる。「執拗」など
となっています。
「音」は他に「いん・おと・ね・音り」とも読みますよね。意味は、
- おと。「音質」など
- ねいろ。「音頭」など
- こえ。「音声」など
- 漢字の読み方のひとつ。「和音」など
- おしらせ。「音信」など
となっています。音波を感じ取って聞こえるもの、という意味で覚えている方がほとんどではないでしょうか?
ですが、「音」には他にも訪れや便り、という意味があるようですね!「音沙汰が無い」というようにも使います。
素直ではなくねじれる。ひねくれている音節として「拗音」と覚えてはいかがでしょうか?
「に」などの後ろに小さく「ゃ」などを付けるので、少しだけ難しくしていますからね。ひねくれています。😎
「拗」は「幼」が入っていますね。先ほどはそのままの意味ではない、と言いましたがせっかく入っているので使ってしまいましょう!
「幼」は細い糸の先端、そして力強いというところから「糸くらいの細い力強さ」=力が小さいという「幼」が成り立ったようです。そこに「てへん」が加わり、「拗」となるわけですね。
つまり、そんな幼子が手で好き勝手にねじってしまう=素直ではない、というイメージで覚えてみましょう!👶
「音」は「立」と「日」でできています。おそらく1年生で習う漢字のため、忘れることはなかなか無さそうですよね!
覚えるなら、ひねくれた覚え方じゃない方がいいよね。
この言葉、どう使う?
- 直音と拗音は別物なので、注意しましょう。ここ、テストに出します!
- 拗音にふりがなを書くと、少し横長になってしまうのが難点だなぁ・・・。
「拗音」の類語・・・?
拗音のような音節を並べます。
- 促音・・・小さい「っ」がつくこと。
- 濁音・・・「゛」がつくこと。
- 撥音・・・「ん」のこと。
「拗音」の対義語
「拗音」は小さな文字を加えてあらわす音節のことなのに対して、こちらは1音節がかな1文字であらわされることになります。
- 直音・・・拗音など以外の音で、1音節かな1字であらわされるもの。
そういえば、僕たちネコも「にゃー」って拗音になっているね!
んん、まあそういうことになるのかな?
まとめ
「拗音」は「きゃ」などのように、小さい文字を書き加えてあらわす音節のことなんですね。
素直ではない、ひねくれた言い方として覚えてみましょう。
「に」などの後ろにわざわざ小さく「ゃ」などを付けるので、ひねくれているようにも感じませんか?😎
「拗」は「幼」が入っています。
「幼」は細い糸の先端、そして力強いというところから「糸くらいの細い力強さ」=力が小さいということで成り立ったようです。
これに「てへん」が加わり、「拗」となります。
幼子が、手で好き勝手にねじっている。つまり、素直で無くなるイメージで覚えてみましょう!👶
「音」は「立」と「日」ですね。
こちらはいかがでしょうか?
幼いお子様がいるご家庭向けに、こちらのカードはいかがでしょうか?拗音以外にも入っていますが、小さいころから、かなの読み書きを楽しく学ぶことができます。
言葉は子どもによって覚えるタイミングやスピードに差がありますが、気になるお年頃になる前に、お勉強して覚えてもらいましょう。😄
遊びながら学べる教材って、良いよね・・・!