「手水」の意味と読み方とは?ヒントは「洗う」
手水って、なんと読むのかな??
「手水」はね、「ちょうず」とも読むんだよ。
手水の意味
《「てみづ」の音変化》
1 手や顔などを水で洗うこと。社寺に参拝する前などに、手や口を水で清めること。また、その水。「―を使う」
2 《用便のあと手を洗うところから》便所へ行くこと。また、小便。
3 便所。手洗い。「―に行く」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
手水はここに注意
「しゅすい」ではありません、読み方が難しいので注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
そのままでは読めないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「手水」の意味は、手などを水で洗うことなんだね。
「てみず」じゃダメなのかな?
「てみず」とも読むことができるよ。
「手水」の「手」は他に「しゅ・ず・て・た」とも読みますよね。意味は、
- 手のこと。「徒手」など
- 腕前。「手腕」など
- 自分の手で。「手芸」など
- 特定の仕事をする人。「歌手」など
となっています。
「水」は他に「すい・みず」とも読みますよね。意味は、
- みず。「水分」など
- みずがあるところ。「水域」など
- 水素の略。
となっています。
「手水」は、神社などで参拝前に手や口を水で清めること、またはその水のことなんですね。一般的には下記の通りとなっています。
右手で柄杓を持ち、手水をすくう。→最初に左手を、次に柄杓を左手に持ち替え、右手も清める。→口をゆすぐためにまた右手に持ち替えて、左手に水を溜めて口に含む。(柄杓には直接口はつけない!)→音をたてずに口をゆすいで、静かに吐き出す。→また左手を清める。最後に、柄杓を片手で持ち、椀部が上になるよう傾けて柄に手水をしたたらせ、洗い流す。そして柄杓を元の場所に戻す。
長そうな工程ですが、大事なのでしっかり覚えておきたいですね!😄
手のための水、というイメージで「手水」と覚えておくのはいかがでしょうか?
ただ、書くのはカンタンですが読むのが難しそうですよね。🤔
手を清める、綺麗にする・・・ということであれば、手をチョウに見立てて綺麗なチョウの図をイメージしてみるのも面白そうです!
「手」はそのまま、5本の指が開かれているところからきているそうです。
「水」は、流れている水からきていますよ!
とにかく、読み方が難しかったよね。
この言葉、どう使う?
- さあ、手水で手を清めましょうね。
- お手水をさせて、子供を寝かそう。
- 失礼、手水の場所はどこかな?
「手水」の類語
手を洗い清める水以外にも、トイレという意味もあるので、そのような言葉が似ていますね。
- 化粧室・・・身づくろいをするための部屋。またはトイレ。
- お手洗い・・・手を洗ったり、トイレに行くこと。他に、手で洗濯することも。
「手水」の熟語・ことわざ・慣用句
- 手水盥・・・洗面用の小さなタライのこと。
- 手水手ぬぐい・・・手水に使う手ぬぐいのこと。
- 手水所・・・神社などで、手水のための所。
- 手水番・・・江戸幕府の職名。
- 手水湯・・・手などを洗う時に使うお湯。
- 手水舎・・・神社などで清めるための水盤を覆う建物。
- 手水鉢の金魚・・・癪に障るのしゃれた言い方。杓と癪がかけてある。
今まで気づかなかったけど、この言葉が使われているものって結構いろいろあるんだね・・・!
そうみたい、僕は特に「手水鉢の金魚」が面白いと思ったよ!
まとめ
「手水」は手を洗うこと、または清めること、他にはトイレという意味もあるんですね。
手に使うための水、というイメージで覚えておきましょう!
読み方が難しいのですが・・・、手を清める、つまり綺麗にするということであれば、手をちょうちょに見立てて、綺麗なチョウの図をイメージして覚えるのもアリですよね。🦋
「手」はそのまま、5本の指が開かれているところからきているみたいです。
そして「水」は、流れている水からきています!
水で洗うこと以外にも何パターンかあるので覚えるのが少し大変ですが、基本的には「手などを水で洗うこと」から覚えておけば、他の意味も関連付けて覚えられそうです。😉