「鷹揚」の意味と読み方とは?ヒントは「ゆったり」
鷹揚って、なんと読むのかな??
「鷹揚」はね、「おうよう」と読むんだよ。
鷹揚の意味
[形動][文][ナリ]《鷹 (たか) が悠然と空を飛ぶように》小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりとして上品なさま。「―に構える」→大様 (おおよう)
出典 デジタル大辞泉(小学館)
鷹揚はここに注意
「鷹」は、書くことが少し難しいので注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書くことが、少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「鷹揚」の意味は、小さなことにこだわらず、ゆったりとしている様子のことなんだね。
なるほど。それにしても、「鷹」の漢字がちょっと難しいなぁ・・・。
「揚」の方にも、注意しておこう!
「鷹揚」の「鷹」は他に「よう・たか」とも読みます。意味は、
- 鳥のタカ。「放鷹」など
となっています。あの鳥ですよね、イメージできたでしょうか?
「揚」は他に「揚げる」とも読みますよね。意味は、
- 高くあがる。「抑揚」など
- いきおいがあること。「揚揚」など
- 声を大にして、示す。「宣揚」など
- ほめる。「賞揚」など
となっています。なんだか気分が上がりそうですね!
「鷹」が空高く舞い上がり、他のことなど気にもせずゆったりと飛んでいる様子をイメージしてみてください。それを「鷹揚」と覚えましょう!
「鷹」は少し覚えるのが大変そうですね・・・!
これは「まだれ」という部首、そしてその中に「にんべん」と「隹」が入っています。
「隹」というのは、尾の短い鳥のことです。ここにも鳥が含まれているのですね。
そして、そのさらに下にも「鳥」を入れることになります。
「まだれ」の中に全部入れることになるので、きつそうですね・・・!
そして「揚」は部首である「てへん」に、「日が地上にあがってくる」ということから、あげるを意味する「揚」が成り立ったそうですよ。😁
「鷹」は、小さなところまでこだわって覚えないといけないね・・・!
この言葉、どう使う?
- その小さな町では、みんながどことなく鷹揚で・・・とてもリラックスできました。
- なにごとにも、鷹揚に構えておけばいいんだ!
- 先生は、鷹揚に笑った。
「鷹揚」の類語
小さなことにはこだわらずゆったりとしている、という意味の言葉が似ていますね。
- 寛容・・・心が広いこと。
- 大様・・・落ち着いていて、小さなことは気にしないこと。
- 寛仁・・・心が広く、情け深いこと。
「鷹揚」の対義語
「鷹揚」は小さなことにこだわらずゆったりとしていることなのに対して、こちらは小さなことにも気をつかうことになります。
- 小心・・・気が小さいこと。細かい所まで気を配ること。
- 臆病・・・小さなことにも怖がったりすること。
同じ読み方の熟語👀
- 応用・・・知識を実際に当てはめて使うこと。
- 汪洋・・・水の量が豊富で、水面が広がっているようす。また、ゆったりとしたさま。
「鷹揚」の熟語・ことわざ・慣用句
- 鷹揚自若・・・慌てず落ち着いているようす。
僕も、小さなことは気にしないで生きていこうかな!
いつもそうじゃない・・・?
まとめ
「鷹揚」は小さなことにこだわらず、ゆったりとしているということなんですね。
空高く舞い上がっている「鷹」が、他のことは気にせずゆったりと飛んでいる様子をイメージして覚えてみましょう!
「鷹」は「まだれ」という部首の中に、「にんべん」と「隹」が入っています。
「隹」は、尾の短い鳥のことでしたよね。
さらに下にも「鳥」を入れることになりますが、「まだれ」の中に全部入れることになるので、きつそうです!
「揚」は部首の「てへん」に、「日が地上にあがってくる」ということから成り立ったようですね!🧐
寛容などにも似た意味ですが、今回は「鷹」を使用してイメージできる物になっています。
こちらも、なるべく覚えておきたいですね!