「生贄」の意味と読み方とは?ヒントは「ささげる」
生贄って、なんと読むのかな??
「生贄」はね、「いけにえ」と読むんだよ。
生贄の意味
1 人や動物を生きたまま神に供えること。また、その供え物。「―をささげる」
2 ほかの人やある物事のために生命や名誉・利益を投げ捨てること。また、その人。犠牲 (ぎせい) 。「企業間戦争の―になる」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
生贄はここに注意
「贄」の漢字が難しいため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
広く知られている言葉ではありますが、漢字が難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「生贄」の意味は、人や動物を神さまにささげること、または他のために自分を犠牲にすることなんだね。
言葉は聞いたことがあったよ、意味も何となく分かる!怖いよね・・・。
そうなんだ。ちょっと暗くなっちゃうかも知れないね?
「生贄」の「生」は他に「せい・生きる・生まれる・生う・生える・き・なま・いのち・うぶ・生る」と読みます。
こうしてみると、思っていた以上に多いのではないでしょうか?意味は、
- いきる。「生活」など
- いのち。「生命」など
- うむ。「生誕」など
- いきいきとする。「生気」など
- なにかが起こる。「発生」など
- 熟していない。「生食」など
- 勉強中・修行中のひと。「生徒」など
- 自分のへりくだった自称。「小生」など
となっています。なじみのある文字だけに、意味もたくさんあるようですね!
「贄」は他に「し」と読みます。ご存じでしたか?意味は、
- にえ。手みやげ。「贄敬」など
となっています。
ちなみに「贄敬」というのは、はじめて先生のところに入門するときに持っていく手みやげ、という意味があるとのこと。
読み方だけを見て「やっぱり怖い意味なんだろうか・・・😱」となる方もいそうですからね・・・!
気が重くなるような意味だけでは無い、というのが分かりました。
少しほっとしますね。😅
いのちを神への手みやげとする、捧げるイメージで「生贄」と覚えてはいかがでしょうか?
「生」は草木が地面から生えてきたところから、生きるを意味して成り立ったそうです。
「贄」は「執」の下に「貝」が並んでいる漢字となっていますね。
「執」は手かせをされ、人がひざまずいているところから、とらえるという意味ももつ「執」が成り立ったと言われています。
「貝」は子安貝という、小さな貝をモチーフに「かい」を意味する「貝」が成り立ちました。
子安貝は稀少性があり、昔は貨幣としても使用されていた時代があります。
そんなめずらしい物を、とらわれている人がひざまずき、捧げているイメージで「贄」を覚えてみるのはいかがでしょうか?🧐
「贄」の意味を理解しておこう!
この言葉、どう使う?
- 彼は生贄として、神に供えられる運命にあった。
- おそらくは生贄として、一緒に用意されたのだろう。
- 私は、お前を生贄にささげる!
「生贄」の類語
人や動物を神さまにささげること、または他のために自分を犠牲にする、という意味の言葉が似ていますね。
- 代償・・・目的のために失うもの。
- 犠牲・・・いけにえ。損をしてでも大切なものをささげること。また、災難にあい負傷したりすること。
- 供犠・・・神にいけにえを供える儀式のこと。またはそのいけにえのこと。
生贄なんてことになったら、災難どころじゃないな・・・。
文化によって考え方は違うからね。
まとめ
「生贄」は人や動物を神さまにささげること、または他のために自分を犠牲にするということなんですね。
某カードゲームで覚えた、という方もいるかも知れません。
文化によっては考え方は違うので、良い悪いと区別することはできませんが・・・意味は覚えておきましょう!
「生」は、草木が地面から生えてきたことから成り立ったと言われています。
「贄」は「執」の下に「貝」が並んでいます。
「執」は手かせをされ、人がひざまずいているところからとらえるという意味も持つ「執」が成り立ったようです。
「貝」は、子安貝という小さな貝をモチーフにして成り立ちました。
子安貝は稀少性があり、昔は貨幣としても使用されていた時代があります。
とらわれている人がひざまずき、珍しい物を捧げているイメージで覚えることもできそうですね。🧐