サンプル

「振興」の意味と読み方とは?ヒントは「盛ん」

2024年7月8日

ナヤミィ

振興って、なんと読むのかな??

フクロウ

「振興」はね、「しんこう」と読むんだよ。

振興しんこうの意味

[名](スル)学術・産業などを盛んにすること。また、学術・産業などが、盛んになること。「科学の―を図る」「観光事業を―する」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

振興しんこうはここに注意

「興」の文字で見る機会が多いのは「興味きょうみ」だと思いますが、「振興しんこう」の場合の「興」の読み方は、「キョウ」ではなく「コウ」になります。

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きがそこまで難しくないため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「振興しんこう」の意味は、学術や産業に関することがさかんになる。盛り上げていくことなんだね。

ナヤミィ

もう少し詳しく!

フクロウ

じゃあ、下でもう少し見て行こう。


振興しんこう」の「しん」は他に「る・すくう」とも読みます。意味は、

  • ふるえる。「振動しんどう」など
  • さかんになる。「振興しんこうなど
  • すくう。「振恤しんじゅつ

となっています。るという意味がありますが、他にも「ふるう、盛んになる」という意味も持っていることが分かりました。😄

こう」は他に「きょう・おこる」とも読みます。意味は、

  • さかんになる。興起こうき」など
  • おもしろみ。「興味きょうみ」など

となっています。面白そうなら、さかんになってほしいですよね!

どちらも「さかんになる」という意味が込められているため、学術や産業に関することがさかんになるというイメージを込めて「振興しんこう」と覚えてはいかがでしょうか?

○○振興しんこう会というもの、調べるといろいろ出てきますよね。このように盛んにしたい学術、産業のために使用するようです。🧐

ちなみに、「こう」ではなく「きょう」の読みの方は「おもしろみ」という意味があります。読み方によって少し意味が変わる点は興味深いですね!

しん」は部首である「てへん」に「しん」となっていますが、これは2枚貝がカラから足を出してふるえる、という象形から「ふるう」を意味するそうです。😬

こう」には左右に4つの手の象形があります。真ん中は実際の成り立ちとは違いますが、「同」に近いものが書かれていますね。

4つの手で力を合わせて、「同」じものを上げる。

というイメージで「こう」を覚えてみるのもいいのではないでしょうか?

フクロウ

みんなの興味がある分野も、振興しんこうするといいよね!!

振興の覚え方イメージ
振興しんこうすると社会が豊かになりますね。

この言葉、どう使う?

  • 卓球業界の振興しんこうを図る。
  • 私たちの愛する地元の振興しんこうに力を入れようではありませんか!
  • 皆で協力したかいもあり、前から力をいれていた事業が振興しんこうし始めた。

振興しんこう」の類語

発展、さかんにという意味が多いですね。

  • 繁栄はんえい・・・さかえて発展すること。
  • はやる・・・みんなの間でさかんにおこなわれていること。また広く伝わっていくこと。
  • 発展はってん・・・勢いを増してさかんになること。また次の段階にいくこと。

振興しんこう」の対義語

振興しんこう」は産業などがさかんになることなのに対して、こちらはおとろえることになります。

  • 衰退すいたい・・・いきおいが弱まること。
  • 衰微すいび・・・いきおいが弱まること。

同じ読み方の熟語👀

多いので、ここでは8つのみ並べます。

  • 信仰しんこう・・・神さまなどを信じてあがめること。
  • 進行しんこう・・・目的にむかい進むこと。
  • 侵攻しんこう・・・ほかの所に攻め込むこと。
  • 神効しんこう・・・すぐれたきめ。
  • 神幸しんこう・・・祭事などの時、神体がその鎮座ちんざする神社から他所へいくこと。
  • 深交しんこう・・・互いに深い関係。
  • 深更しんこう・・・深夜。
  • 新考しんこう・・・新しい考え。
ナヤミィ

同じ読み方の言葉も、結構あるんだねぇ。

フクロウ

振興しんこう」は仕事によっては使うこともあるからね、間違えないように覚えておこう。

まとめ

振興しんこう」は学術や産業に関することがさかんになる。盛り上げていくことなんですね。

みんなで盛り上げよう、という時に狙ってするのが「振興しんこうはかる」といった言葉です。

コロナが蔓延はびこるこの時代、仕方なく縮小していってしまった産業もあるでしょう・・・。

こんな時こそ、むしろ以前よりも活気があふれるように振興しんこうはかりたいですね!😆

しん」は部首の「てへん」に「しん」で、これは2枚貝がカラから足を出してふるえる象形から「ふるう」を意味するとのこと。

こう」には左右に4つの手の象形があり、真ん中は「同」に似たものが書かれていますよね。

4つの手で力を合わせ、みんなで同じものを上げるイメージで覚えてみても良さそうです。

二文字

Posted by 管理人