「因循」の意味と読み方とは?ヒントは「変われない」
因循って、なんと読むのかな??
「因循」はね、「いんじゅん」と読むんだよ。
因循の意味
1 古い習慣や方法などに従うばかりで、それを一向に改めようとしないこと。また、そのさま。
2 思い切りが悪く、ぐずぐずしていること。引っ込み思案なさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
因循はここに注意
漢字を見ただけだと、意味は分からないかも知れません。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「因循」の意味は、古い習慣に従って変えようとしないこと、思い切りが悪いことなんだね。
この2つの漢字でそうなるんだね。何でなのかな?
従ってばかりいても、駄目なのかも知れないね・・・!
「因循」の「因」は他に「因る・因む・ちなみ・よすが」とも読みます。意味は、
- 事の起こり。由来。「原因」など
- もとの物事にしたがう。「因習」など
- ちなむ。
- わけ。
- 因幡国。「因州」
となっています。いろいろ意味がありますが、この中に元の物事にしたがう、という意味がありますね。
「循」は他に「循う・循る」とも読みます。意味は、
- したがう。「循守」など
- あちこちをめぐる。「循環」など
- なでる。なぐさめる。
となっています。こちらにも、したがうという意味があるのが分かりました。
元々あった物事・風習にしたがい続け、そこから改めていこうとしない。またはなかなか思い切れず、いつまでもぐずぐずと変わらないでいる。由来にこだわり続け、そこからいい方向に変わっていこうとしないイメージで「因循」と覚えましょう!
「因」は四角の中に大の字で寝ている人をイメージしてください。その人が原因だと覚えてみましょう。
「循」は「ぎょうにんべん」に「盾」となっていますね。ここでは「馴」と同じ意味を持ち、なれる・したがうといった意味からしたがって行く「循」が成り立ったと言われています。
または、「盾」は顔や目をおおって守りますよね?そのままだと目の前が見えませんので、他の人の足元を見てしたがってついて行く、といったイメージで「循」を覚えてみるのも良いのではないでしょうか。😄
まるで習慣に囚われているような感じの言葉ですが、使われている漢字は「囚」ではなく「因」になっていますので注意しましょう!
どちらにも従う、といった意味があるのを忘れないでおこう!
この言葉、どう使う?
- その考え方は、現代だと因循に見えますよ。
- やっと因循さも失われつつあり、明るいきざしが見えてきました。
- 今回も、やはり因循な方法でやり過ごしてきたか・・・!
「因循」の類語
古い習慣から改めようとしない、または思い切りが悪いという意味の言葉が似ていますね。
- 保守的・・・古い習慣などを守っていこうとすること。または、正常な状態を守ること。
- 右顧左眄・・・まわりを気にして、なかなか決断しないこと。
- 躊躇・・・迷ってためらうこと。
「因循」の対義語
「因循」は古い習慣から変わらない・思い切りが悪いことなのに対して、こちらは古い考えを改めることになります。
- 革新・・・古い制度や習慣を改めること。
「因循」の熟語・ことわざ・慣用句
- 因循姑息・・・しきたりにとらわれて改めようとせず、その場しのぎをすること。
循環してはくれないんだね・・・!
そうだね、元となるものから離れることができないんだ。
まとめ
「因循」は古い習慣に従って変えようとしないこと、思い切りが悪いということなんですね。
元々あった物事・風習にしたがい続け、そこからよりいい方向に改めていこうとしないイメージで覚えましょう!
「因」は、四角の中に大の字で寝ている人が原因だと覚えてみましょう!
「循」は「ぎょうにんべん」に「盾」となっていますが、ここでは「馴」と同じ意味を持ち、したがうといった意味から、したがって行く「循」が成り立ったと言われているとのこと。🧐
他の覚え方だと、「盾」は顔や目をおおって守ることもあり、そのままだと目の前が良く見えません。そのため、他の人の足元を見てしたがってついて行くイメージで覚えてみるのも面白そうです!
古い習慣を大事にするのはとても大事ですが、時代に合わせてより良くしていこう!とする意識も大切です。😁
とどまらずに、進んでいきたいですね!
こちらはいかがでしょうか?
全ての古い習慣がダメというわけではありませんが、自分でも「変えた方が良いのかな・・・?🤔」と考えていることがあるのであれば、こちらの「人間の行動に変化を起こす方法」の書物を読んでみるのも1つの手です。
やめたい習慣を止める方法も書かれています、ただちょっと分厚いので読みにくいかも知れませんね・・・、こういったものは電子書籍の方がオススメです!
変われるものなら変わりたいよね・・・。